意外な方法で怪異事件を解決! 本レビュー 葉山 透『0能者ミナト』(ネタバレ注意)

SPONSORED LINK

0能者ミナト (メディアワークス文庫)
0能者ミナト (メディアワークス文庫)

 

※ネタバレ注意

 

読もう読もうと思ってずっと積んだままだった『0能者ミナト』をようやく読み終えたので早速レビューをば。
関係ないのですが、積み本が多くて本当にイカンです。この作品のように埋もれている本がまだまだあるんですよなぁ……。
さて。

 

☆あらすじ


九条湊は霊力を法力も何の能力も持たない一般人だが、彼は怪異事件の解決を生業としていた。彼は今日も現代科学を用いて怪異に立ち向かう。

 

 

 

☆意外な方法で怪異事件を解決する男


怪異という言葉が頻発しているので、化物語のような具合の怪異事件の解決を試みるのかと勝手に想像していたのですが、主人公の湊は全くもって意外すぎる方法で怪異に立ち向かっていました。
嫉が相手のときには嫉の特性を見抜き、光ファイバーの技術を用いて地球外へぶっ飛ばすという荒業をかまし、2話目の体が溶ける呪いに対しては、その特性が血にあることから骨髄バンクを利用して解決に導いていた。
その意外で且つ現代的な手法には舌を巻きました。
異能を用いた場合と違い、とても説得力がありましたね。
西尾維新の作品で『魔法少女りすか』という作品があるのですが、それに登場する主人公も魔法使い相手に魔法ではない方法で対抗していたのを、ふと思い出しました。
りすか、未だ完結してないんでしたっけ……。どういうオチになるのかずっと気になっているんですが。

 

 

☆湊、沙耶、ユウキのデコボコした具合がバランス取れてる


作者もあとがきで触れていましたが、ラノベとはいえメディアワークス文庫なので、キャラクターの年齢層がやや高めですね。主人公の湊を始め、彼に依頼をした理彩子、孝元など。
そんな中で十代の沙耶とユウキを主要キャラに置いたのは、料理で例えるならスパイスにも似た効果をもたらしていると感じました。
十代とはいえ沙耶は16歳の高校生ですが、ユウキはまだ10歳で、そこに湊を加えると何ともいえないデコボコ三人組の出来上がりw
そんな彼らの会話のやり取りは、湊のいい加減さも相まってくすりと笑ってしまいました。
湊のふざけた調子に、沙耶とユウキが苦言を呈している感じですが……w

 

 

☆まとめ


2話+短い終章という構成なので、1日目に1話、2日目に……という具合に読んで2日間で読み終えました。
1話あたりの程好いボリュームが読みやすく感じました。長編のミステリー小説なんかは、一気に読み終えないと気がすまないタイプなので、こういう構成はありがたいですw
キャラクターもそれぞれ魅力的で、読み進めていて飽きさせませんし、期待感が高まっていきました。
シリーズ化しているようなので、続刊もどんどん読んでいこうと思っております。
……なんか最近こんな具合に続刊を読もうと決めた作品が多いですなw
面白い作品に出会えるのは嬉しいけれど、本棚がそろそろ限界かも……。

 

↓ランキングに参加中です。クリックして応援していただけるとい幸いです。
にほんブログ村 小説ブログ 短編小説へ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA