『珈琲店タレーランの事件簿5』感想。合理的になれない男女の仲のモヤモヤ感。

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※ネタバレ注意

珈琲店タレーランの事件簿 5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

どうも、カカオです。
『珈琲店タレーランの事件簿5』を読了したので感想をば。

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あらすじ

アオヤマがコーヒーの道を生きるキッカケが明らかになる興味深いエピソードが収録されている一冊。

中学時代のアオヤマが眞子という女性と出会い、惹かれていく。
それから11年後、彼は眞子と再会し物語は展開します。

いやぁ人生の悲喜こもごもを感じないワケにはいきませんでしたなぁ。
不倫というワードがやたら登場するんですけど、
男女の仲というのはどうしてこうこんらがっちまうのか。
運命の悪戯で片づけるには、
あまりにも残酷だなーと。

 

カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!読んだ人は僕の好き勝手な考察にお付き合いしていただけると幸いですw

 

 

 

 

少女のショートカットはなぜ魅力的だったのか。

章ごとに感想をば。

中学時代のアオヤマの傘が盗られた理由、
その裏事情を美星さんが明らかにする。

真実とタイトルのリンクっぷりが
絶妙な塩梅ですよなぁ。
真実ギリギリ一歩手前でスゴい。

ほっこりしたエピソードでした。

 

猿が辻にて濡れる袖

いよいよきな臭くなってきますw

水風船を使って自分で自分を濡らす方法は、やはり事前にお店でトイレを借りたのが不自然だったので「もしや」と思ったのであまり驚きはなかったです。

が、

後々になって眞子が実は結婚していなかった云々という話の手かがりがすでにここからチラついていたのには驚き。
言葉をうまーく選んでますな。うん。

 

ワールド・コーヒー・ツアーズ・エンド

眞子の紹介でアオヤマと美星さんがイーグルコーヒーというお店に行くお話。

よもやこの章に登場する店主のオッサンが
スーパー重要人物だったとは。

眞子が意味もなくイーグルコーヒーを
薦めるはずはないと思っていたんですがねぇ…。
やられたw

ちなみに店主のエピソードは、
なかなかどうしてムツカシイ。

「自分だけを見ていてほしい」という願いから、
婚約者を元婚約者に会わせる。

これを失策だと言うのは簡単だけど、
人のキモチはそんな合理的には動かない。

このモヤモヤ感が僕は好きですなぁ。うん。

 

コーヒードール・レゾンデートル

これぞミステリー!
って感じの不思議事件でワクワクしました。
人形がコーヒーを飲むワケがない。
ではなぜコーヒーは減っているのか。

この話、
導入はスゴいよかったと思うんですけど、
結局のところ真実は闇の中のような、
どこかハッキリしない終わり方だったのはちと残念だったかなと。

あとこの話でも「不倫」がキーワードでしたな。
真実を教えるべきか否かは迷うところですねぇ…。

 

大長編は幕切れの地へ

ほかのエピソードとは違い、
次の章「嵐の夜に浮かぶ船」の下準備といったところでした。

歴史に疎い僕には、
どうにも読みにくい場面がちらほらありましたけど、
フィーリングでフワッと理解できるので問題ありませんでした。

ただ源氏物語を絡めすぎな感はありましたねぇ。
ここらへん好みは分かれそう。

 

嵐の夜に浮かぶ舟

さあ物語はクライマックス!
これまでのエピソードで実はちりばめていた伏線も総回収していくぜ!
と、いわんばかりに勢いがありました。

今にも川に身を投げそうな眞子。
それを止めるアオヤマ。
そのとき美星さんは…!

美星バリスタのとっさの行動というより、
爺ちゃんが人形をもらってくれいていたおかげで眞子は一命を取り留めたなーと思いましたw

アオヤマが川に投げ飛ばされたにも関わらず、
イーグルコーヒーのオーナーに眞子を助けてくれたお礼を言ったシーンは感動しましたなぁ。

 

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