『消える密室の殺人―猫探偵正太郎上京』感想

消える密室の殺人―猫探偵正太郎上京 (角川文庫)
消える密室の殺人―猫探偵正太郎上京 (角川文庫)

 

 

※ネタバレ注意

 

 

柴田よしきさんの『消える密室の殺人―猫探偵正太郎上京 (角川文庫)』を読了したので感想をば。

 

 

☆猫探偵


この作品は猫が事件を解決するシリーズで、三毛猫ホームズ的な作品…って僕は三毛猫ホームズは読んだことないんですけどね。
実際の猫がどうなのかは定かではありませんけど、猫の習性や性格をしっかりと描写しているところが印象的です。
当然のことながら猫が推理し事件を解決させるには、最終的に人間にすべてを委ねるしかないわけで、そこで主人公の猫の正太郎たちが工夫する様がなんとも微笑ましい。やってることは殺人事件の推理なんですけどね(笑)
この作品はシリーズ第2弾なんですけど、第1弾を読まずとも普通に楽しめます。というのも、僕はこのシリーズ、かなりバラバラに読んでますけど楽しく読ませてもらってます。

 

※以下はトリックのネタバレになってますので要注意。今後読むかもしれない方は先に進まないでください。

 

 

 

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☆そのトリックは…


この密室トリックはいったいどんな仕掛けなのだろうとワクワクしていたら、まさかの双子トリックで落胆してしまいました。
双子だというだけで否定はしませんけど、どうにも密室を双子で解決させてしまうのはちょっと…。双子の関係性や背景はとても面白かったですけど。
たぶん、僕もそうですけど、たくさんの作品に触れてしまい、ちょっとやそっとのトリックでは驚かなくなっているのかもしれませんね。これまで読んだミステリー作品の中にも双子を用いた作品はいくつかありましたし。使えない手ではありませんけど、よほど工夫しない限りは厳しい手段かと思います。
正太郎たちの活躍はとても可愛かっただけに惜しいですね。でもトリックは微妙でしたけど、正太郎たちの会話や動きの描写だけでも十分に楽しめる作品でした。



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