『インベスターZ 4』感想。破壊しなきゃ想像できない。

 

※ネタバレ注意

 

インベスターZ(4) (モーニング KC)

 

『インベスターZ 4』を読了したので感想をば。

 

☆破壊しなきゃ想像できない

3巻のラストで投資部が保有している美術品を全て売却しちまおうと提案した財前。4巻はその続きから。
財前の狙いは美術品を売った金でベンチャー企業へ投資すること。
ベンチャーへの投資は難しそうだなぁと思いましたけど、美術品は展示して人の目に触れて価値が生まれる、という言については激しく同意ですね。
どんどん表に出していくべきですよ。
案の定、先輩たちからは反対される。投資部の結束、そして歴史を破壊するものだと。
これに対する財前の返しが見事でしたなぁ。

 

破壊しなきゃ想像できない

 

既得権益にすがる偉い人たちに言ってやりたいw
そういうスケールの大きな話だけでなく、身近でもいろいろと言えますけどね。
いつも同じ手法で小説を書いているのではなく、もっと別の方法やジャンルにチャレンジしてみるとか。

 

☆日本にも世界に誇れるOSがあったのか…

美術品の売却は藤田家の当主に財前が説明、説得することで決着が付けられることになった。
当主と財前の激論に引き込まれましたねぇ…。

特に日本が80年代に開発していたOS「トロン」の件は衝撃的でした。
今でこそPCのOSといったらマイクロソフトのWindowsかMacですけど、それ以前にトロンは開発されていて、優れたOSとして世界に普及しようとしていた。
が、それに待ったをかけたのがアメリカ。
当時巨額の貿易赤字を抱えていたアメリカにとって、トロンの普及は自国の企業が打撃を受けること間違いない。
というワケでいろいろと圧力をかけてきて、結果、トロンは終了。
…マジですか。

財前が再生医療の分野に投資していくと言っていたけれど、仮にその分野で日本が秀でたとして、その後はどうなるのだろうか。
またトロンのように圧力かけられたりしないのだろうか。
そんな疑問と恐れが頭から離れませんでしたねぇ。

日本はアメリカの傘下にあるようなもの。
その認識は僕にもありましたが、それが今回強くなりました。
ただ、軍事面でアメリカに守られているというのもまた事実。
周辺国が周辺国なんで守ってもらわにゃあやっていけん。
けれど圧力はなぁ…。

ムズカシイですのんな…。

財前のように突破口を開くなら、そういった圧力をも破壊して想像していくしかないのかもしれない。

 


 

※『インベスターZ』の関連記事はこちら↓
『インベスターZ 9』感想。リスクを取らないこともまたリスクだった。

『インベスターZ 8』感想。やったかやらないか、それだけなのにそれが大きな違いになる。

『インベスターZ 7』感想。言葉の力をナメたらアカンで?

『インベスターZ 6』感想。やるなら独り会議ですな。

『インベスターZ 5』感想。つまり古い人が死なないと新しいものは生まれないってことです。

『インベスターZ 4』感想。破壊しなきゃ想像できない。

『インベスターZ 3』感想。昔の日本人には投資が身近だった…っ!

『インベスターZ 2』感想。損切りって株だけじゃなくて色々な局面で使えるね。

『インベスターZ 1』感想。お金の真実が分かる漫画でした。

 

↓ランキングに参加中です。クリックして応援していただけると幸いです。
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

SPONSORED LINK