本レビュー 蒼井上鷹『ホームズのいない町』 ネタバレ注意

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ホームズのいない町 13のまだらな推理 (双葉文庫)
ホームズのいない町 13のまだらな推理 (双葉文庫)

 

※ネタバレ注意

 

蒼井上鷹さんの『ホームズのいない町』を読了したのでレビューしたいと思います。

 

☆登場人物たちがつながっていく面白さ


ある町を舞台に、群像劇的に物語が展開していきます。13篇の短編なのかと思いきやそうではなく、それぞれの章で起こる事件や出来事が、他の章のほかの登場人物と直接、あるいは間接的につながっているのがミソです。
ホームズの作品を知っていればもっと面白いらしいのですが、あいにく僕はホームズ作品はいくつか読んだ程度でしかもあまり記憶にありません。ですが、そんな僕でも楽しめたのでホームズ作品を読んでいない方にもオススメです。
個人的には母親が息子がいじめられているのかと思ってお守りに盗聴器を仕掛ける話が面白かったです。あと郡司が兄弟だったころに驚かされましたね。

 

☆惜しい……


最終的にそれぞれの事件なので登場した人物が覆面をかぶって集結し、郡司をこらしめてやろうというシーンは「おぉ、つながったー!」と思ったものの、読み終えたときに「んー」と思ってしまった。
たぶん最後に登場した消防士がアクロバティックに動いたからだと思いますね。
最後の章になってちょろっと登場したにしては活躍しすぎかなと。ここは六坂あたりが解決して終わらせたかったかなと思ったり。
それとも僕の勘違いで、消防士ってすでに前の章とかで登場してたのでしょうか……。
13篇もあって登場人物が入り乱れてるとやや混乱しますね(苦笑)
この混乱もまた『惜しい』という評価の要因のひとつ。もう少し章の数と登場人物を減らしてもよかったのでは。

 

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