本レビュー 村上春樹『1Q84 BOOK1 ネタバレ注意

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1Q84 BOOK 1
1Q84 BOOK 1

※ネタバレ注意

今更ですが1Q84のBOOK1を読了したのでその感想をば
いや、実はこの作品を読むのはこれで2度目だったりします。
というのも、BOOK1と2が出た当時にはすぐに購入して読んだのですが、その後に出たBOOK3は買ったのに色々と忙しくて読めずじまい。
しかもかなり期間が空いて話の内容も忘れてしまったので、読むのが億劫になっていたというわけです(苦笑)
なんというか、村上春樹さんの作品の感想ってとても書くのが難しいなと……。
とりあえず印象に残ったところを感じたままに書いてみます。

 

☆有害な無力感


青豆と老婦人が話していたシーンで『人を損なう無力感』というような描写がとても心に残りました。
ここで登場する無力感はかなり有害な類で、暴力を受けた女性が苛まれている。青豆は老婦人の依頼と自分の意思で女性を無力感に貶めた男性を『あちら側へ移動』させる。
人を損なう無力感には頑として立ち向かう、という気概に僕は感銘を受けました。
生きていると無力感に打ちひしがれてしまうことはたびたびあります。それはいわばストレスなのですが、自分の好きなことや趣味に興じる気も起こさせない無力感などを感じると『俺は何をやってんだろ……』などと半ば虚脱状態になることも実はあります。
まあこういうときに無理に立ち上がって空元気を出す必要はもちろんなく、休養せよという身体と心からのサインだと受け取って休んだりしますけど、立ち向かうという選択肢も必要なのかなと感じないわけにはいきませんでしたね。

 

☆面白いとかつまらないとかいう枠を超えて


僕はこれまでに村上春樹さんの小説をおおよそのところは読んできました(全てではないと思います)。
中には何度も読み返した短編や長編もあります。ちなみに短編なら『ファミリー・アフェア』、長編なら『スプートニクの恋人』がとくに好きです。
さて。
これら多くの作品、そして今作を読んで改めて感じたことは、物語そのものというより読み心地が良くて読んでいるということです。
平易な文章ですが村上春樹さん独特の言葉のチョイスや比喩表現がとてもやわらく優しいというか(やはりこの作家さんの感想は難しいw)。
もちろんリトルピープルやふかえり、さきがけのことはとても気にはなるのですが、それ以上に単純に僕はこの人が書いた文章を読みたいと思っています。
エッセイなども読みましたが、物語同様とても読み心地の良い文章でした。
この『読み心地』を言葉で伝えるのはえらく難しい……。

 

以上、1Q84BOOK1のレビューでした。
続けてBOOK2を読むか、間にラノベでも挟むかで現在悩み中w

 

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