為末大さんの『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』を読了したので感想をば。
戦うフィールドを考えてます?
スーパー凄い本でした。
名言の嵐です。印象に残った部分を拾っていきます。
多くの人は、手段を諦めることが諦めだと思っている。だが、目的さえ諦めなければ、手段は変えてもいいのではないだろうか。
自分の憧れる存在が本当に自分の延長線上にいるかどうかということを、しっかりと見極めるのは非常に大事なことになってくる。自分とはまったく接点のない人に憧れて、自分の短所を埋めているつもりが長所ごと削り取っている人はかなりの数に上ると思う。僕はこれを「憧れの罠」と呼んでいる。
人間には変えられないことのほうが多い。だからこそ、変えられないままでも戦えるフィールドを探すことが重要なのだ。
極端なことをいえば、勝ちたいから努力をするよりも、さしたる努力をすることなく勝ってしまうフィールドを探すほうが、間違いなく勝率は上がる。
自分が戦っているフィールドについて考えている人ってそんなにいないんじゃないかと思います。
分かりやすい例だと「小説家になろう」で純文をアップしてる作家さんですね。
「もっといろんな作品を読んでみてはどうだろうか」なんて言ってる人もいますけど、それ思考停止してますよ?
「小説家になろう」というフィールドがどういうフィールドなのかを考えていれば、あそこに純文をアップはしませんから。
『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』は、自分の戦うべきフィールドを今一度考えるキッカケになる良書ですね。
このブログのテーマそのものじゃないか…!
僕が『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』で一番共感した部分がこちら。
最後には死んでチャラになるのだから、人生を全うしたらいい。そしてそこに成功も失敗もないと思う。たかが人生、されど人生である。
人生は暇つぶしだと思ってから、急に自分が軽くなって、新しいことをどんどん始められるようになった。たかが人生、踊らにゃそんそん、である。
踊らにゃそんそん、ですよ!
まさにこのブログ「人生、心躍ってなんぼですよ」のテーマそのものっ!
読んでいてちょっとビックリしちゃいましたw
まとめると、努力してるのに行き詰っていて、なんだか楽しくない。
そんな思いを胸に抱えている方は是非読んでください。
何かしら得るものがありますよ。名言の嵐ですから。
オススメです。