『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。8』感想

2 min

※ネタバレ注意

どうもお疲れ様、カカオ(@kudoshin06s)です。

俺ガイルを読了。今回は8巻です。

面白すぎて立て続けに読んではレビューを続けている僕です。

しかし予想はしていましたが、7.5巻の軽いノリとは打って変わり(というか時間軸が戻ったというべきか)、重苦しい雰囲気ですね。

ちなみに修学旅行後の話です。

ではではレビューいってみましょう。

あらすじ

修学旅行が終わり、生徒会選挙の時期となった。

戸部の告白依頼の解決法で重い空気が漂う奉仕部に新たな依頼が持ち込まれる。

サッカー部の一年のマネージャー、一色いろはを生徒会選挙で当選させないでくれというのがその依頼内容だった。

一色は勝手に立候補させられてしまったのである。

奉仕部は解決のために動くが、三人がバラバラの状態で動いてしまい、ついには雪ノ下と由比ヶ浜が生徒会長に立候補することに。

どちらが当選しても今の奉仕部は壊れてしまう。奉仕部を守るために八幡は水面下で動き、どうにかふたりが選挙に当選することを阻止し、事の発端の一色を説得して生徒会長をやってもらうことに成功した。

しかし、雪ノ下は生徒会立候補に思うところがあったのか、立候補しないとなった途端、何かが失われたような……。

結果、奉仕部は上辺だけで成り立っているグループに成り果ててしまった。

いつになく暗い八幡の青春

1~8巻までの中で、たぶん1番暗い巻でした。9巻はどうなっちゃうんだろ……。

特に印象的だったのが、八幡が中学時代に告白した女子折本の登場ですね。

よく八幡は中学時代のボッチ体験を面白おかしく語っていますが、いざその当時に関わった人間が登場すると、ボッチ時代がいかに暗く辛いものだったのかがまざまざと示されてしまいます。

作り笑いをする八幡がとくに心に残りました。

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思いのほか味方の多い八幡

雪ノ下と由比ヶ浜を当選させないためにどうするかを考えるにあたって、まず材木座を、そして小町が、小町が川崎とその弟、さらには戸塚まで連れてきてファミレスで会議をしたのがなんだか微笑ましかったです。

八幡、ボッチじゃないですw

材木座を引き入れるまでは『俺はひとりで選択肢がない』みたいなことを語っていたけれど、最終的には結構な人数が八幡の周りには集結してたのを見て、普通に羨ましく思ってしまった。

たとえば僕が何かに悩んでその解決に友人を集めようとした際に、ここまでの人数が集まるだろうか……。

悲しくなってきたのでこれ以上考えるのは止そうw

葉山グループに起こったことがそのまま奉仕部に……

雪ノ下を理解したつもりでいたと気付いた八幡だったけれど、時既に遅し……か?

9巻を読んでみないことにはなんとも言えませんが。

修学旅行後に葉山グループが選んだ選択『現状維持』を結果的に選んでしまった八幡だったわけですが、まさかこういう結末になるとは思いも寄らなかったんでしょうな。

こうなってしまったのはやはり八幡も言及しているとおり、理解したつもりでいた、ということに尽きるわけですが、これってなかなか難しいですよなぁ。

人間関係って半分近くは思い込み成分で成り立っているような気がします。

自分がAだと思って接していても、実は相手はBだと思っていたり、別の人間はCだと思っていたり……

なんて解釈の違いがあっても不思議ではありません。

そういった問題が表層に出なければ問題ないのですが、こうして表面化してしまった際にはどうすればいいのか。

八幡達の奉仕部はどうなってしまうのか。

【まとめ】

というわけで俺ガイル8巻のレビューでした。

いつになく重い雰囲気でしたが、とても読み応えがありました。


9巻も引き続き読んでいきます。本日はこのへんで。

>>>俺ガイルの感想記事の一覧はこちら

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