『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。12』感想と考察。プロムに立ちはだかる雪ノ下の母が手強すぎる件。

3 min

※ネタバレ注意

どうもお疲れ様、由比ヶ浜推しのカカオ(@kudoshin06s)です。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。12』を読了したので感想をば。

この記事は俺ガイル3期の内容にも該当する可能性があります。

アニメで楽しみたい方はこれより先は読まないことを推奨します。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。12』感想と考察

あらすじ

たとえ、その選択を悔いるとしても

バレンタインデーのイベント、水族館での雪の日を経て、自分たちが踏み出すべき一歩を定める八幡たち。
そんな奉仕部に、ある大きな依頼が持ち込まれる。
その依頼に対して、今までとは違ったやり方で取り組むのは、三人にとっては自然な流れのはずだった。
それが、自分たちの求めていることなら――。
たとえ、その選択を悔いるとしても。
時間の流れがいつか自分たちを大人にするのかもしれない、出会いと別れを繰り返して人は成長するのかもしれない。でも、いつだって目の前には「今」しかなくて――。
雪乃、結衣、八幡。それぞれの想いを胸に抱えながら、各々が選択する「答え」とは。

簡単な感想

2年以上待ってようやく12巻発売しましたよ奥さん。

久々に読む卑屈で小ネタ満載の八幡の語りは最高に笑えましたし、雪乃と由比ヶ浜を始め、各キャラが登場するだけで幸せ感じちゃいました僕。

唯一残念なのはあとがきがなかったコトですかね。

事前にTwitterで渡先生がツイートしてたんで知ってはいましたけど、あの面白いあとがきがないのは寂しいですねぇ。

以下はネタバレ盛りだくさんな内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!

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雪乃、由比ヶ浜のどちらかを選択するという流れにはならなかった。

11巻のラスト、あるいはアニメ2期のラストの、文字通り続きだったコトにまず驚きましたね。

僕「おぉ…いきなり雪乃か由比ヶ浜かのどちらかを選ぶ…の?」

序盤でこれは無さそうだなと思ったら、案の定というべきか無かった。

話が雪乃の家族間の問題と、やりたいことにシフトしたのが意外でしたね。

確かに雪乃は自分のコトを話してない割に家族間の問題を抱えているコトは明らかだったんですけどね。

でもこの状況下この場面でその話にいくのか…と僕は感じました。

ただ、12巻を読み終わった今では、これでよかったなぁと思います。

もしここで八幡が二人のうちのどちらかを選んでいたら、プロムどころかじゃなかったかもしれませんし。

プロム

いろはす提案で始まったプロム計画。

僕「またこの娘やっかいな仕事持ってきたわー(苦笑)」

と読んでいて思ったんですけど、過去にいろはすが持ってきた諸々の仕事に比べると、準備過程全てが楽しそうで読んでいるこっちも楽しかったです。

動画撮影のときのドレスを着た由比ヶ浜やいろはす、是非とも映像で観たいですねぇ。

実現した暁には、戸部がウェイウェイ言ってるシーンも観るにやぶさかではありませんw

小町、受験合格

地味に気にかかっていたのは小町の受験です。

八幡が抱えている事情の中では、独立しているというか何かあった場合に八幡にどう影響が出るのかサッパリだったんですけど、無事に八幡と同じ高校に合格して何より。

小町が三つ指立ててお世話になりましたと言ったときは、八幡じゃないけど何事かと思いましたが…。

プロム開催に立ちはだかる雪ノ下(母)

ラスボス、ついに動き出す……って感じですな(汗)

いやラスボスかどうかは知りませんけど。

プロム開催で雪ノ下(母)が学校に襲来し苦言を呈したのを読んだときは、上手い展開だなぁと思いましたね。

この流れを作るために、インスタやらラインやらのSNS事情に触れて、登場キャラたちに動画撮影時の写真をアップさせた感ありますもん。

そして昨今の「周囲の配慮」やら「SNSにおける炎上」などの事情もあるのがポイント。

雪ノ下(母)の意見のリアリティも出せますもんね。

雪ノ下(母)の襲来を経て、雪乃はプロムを中止する方向にしたっていうのは、言い出しっぺのいろはすがどう納得したのか気になりますねぇ。

この内容は13巻かな…。

雪乃との約束を守りに行く八幡

雪乃のピンチは由々しき事態ですけど、これはいつぞやの雪乃を守るという約束を守るチャンス到来です。

いつ来るかいつ来るかと待っていた展開ですよ。

待たせただけあって、えらいヘビーな展開ですよね…。

こういう問題は実社会でも解決するのが難しい。

このプロム問題みたいなコトって、リアルの社会でもどう対処するのか、誰もが納得する答って見つかっていないと僕は思うんですよ。

僕個人の意見は「言わせておけ」っていうスルー全開の姿勢なんです。

納得させるエネルギーを節約するんですw

八幡がどういう答を示し、雪乃を助けるのか。

これまでの人間関係問題など可愛く思えるほどに難題なので、とても気になります。八幡、スゲェ難題背負ったなぁ…。

13巻が楽しみでもあり、少し怖くもありますね…。

そして由比ヶ浜は…

プロム問題とは別のところで涙を流していたのが由比ヶ浜っすねぇ。

八幡が雪乃を守りに行く、という選択をしたのを、自分は選ばれなかったと思い込んでいるところが切ない。

どうにも雪乃と八幡に二人の世界があると思いこんでいて、自分は入れないと思っている節がありますよなぁ。今に始まったコトではないけど。

ただ、そうやって思い込むコトを由比ヶ浜自身が自覚し、選んでいる感もあるから深い。

その選択をできるのは雪乃の存在あってこそで、依存している、と。

由比ヶ浜のこれからも気になるところですなぁ。このままでは悲しいっす。。。

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