※ネタバレ注意
カカオ
どうもお疲れ様、短編集8巻を読んでペトラもいいなとか思ったカカオです。
今回は…
『Re:ゼロから始める異世界生活 短編集8』を読了したので感想をば。
『Re:ゼロから始める異世界生活 短編集8』感想
あらすじ
飛ばされたスバルとレムを探しにヴォラキア帝国へ密入国するエミリア一行の物語。
道中は、ワケあって故郷に帰れなかったオットー、歴史の闇に苦しむ種族、力を得ようと焦るあまり強引な結婚を目指す者などなど…
密入国前も後もエミリア達の旅路は波乱に満ちていた…
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了直後の僕のツイートです。
全6話の短編集ですが、そのうち4話は帝国へ密入国するエミリア達の話で、残り2話は独立した短編となっています。
仮にこの短編集8巻を読んでいなくても本編の理解に困るって程ではないと思われ。実際僕は32巻を先に読み終えましたが、疑問に思うほどの引っかかりは無かったですね。
でも短編集8巻を読んでみるとエミリア陣営の面々がガッツリ描かれていて面白いし、本編で活躍するキャラ達の深掘りにもなっていました。
特に32巻はエミリア陣営の活躍もかなりあるんで、そことの繋がりも意識できるのがポイント。
個人的には32巻読んだ後に短編集8巻を読むのがオススメ。
密入国とはいえ結構笑える展開もあるし、最後の2話はコメディ全開の話なんでめっちゃ面白かったですなー。
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
リゼロ短編集8巻の良かったところ
僕が短編集8巻で特に良かったところを3つ挙げていきます。
- 帝国編(エミリア陣営視点)みたいなところ
- ペトラとフレデリカの深掘り
- 意外な組み合わせで笑いを作るスタイル
1つずつ解説していきます。
帝国編(エミリア陣営視点)みたいなところ
帝国編でのスバルの裏側でエミリア達がどのように動いていたかがしっかり読めるようになっていたのがグッド!
グァラルに到着するまでの間を4つの話に分けているところも読みやすくていいですね。
密入国までの道のりというよりも、それぞれの短編に読み応えがあるのがポイント。
リゼロファンならきっと楽しめる内容かと!
ペトラとフレデリカの深掘り
この短編集って全体的に見るとペトラとフレデリカの活躍がかなり多めなんですよね。その分だけ深掘りできていて面白い。
例えば本編32巻でフレデリカは獣化して戦場を駆け巡っていましたけど、彼女がガーフよりも素早く動けることがこの短編集で分かったり。
ペトラは随分と成長したなーと思わせてくれるし、フレデリカはしっかりしてるようで「恐がり」というキャラも秘めているところが笑いを誘ってました。
意外な組み合わせで笑いを作るスタイル
エミリアとガーフィールのペアが活躍したところがめっちゃ意外ながらも面白かったです。
まるで違うキャラなようでいて「真っ直ぐな正確」という根っこの部分は変わらないせいか、意見が合うと凄い勢いで突き進んでいきましたw
32巻もそうだったんですけど、思わぬキャラとキャラでペアを作って物語が展開するのめっちゃ面白いですね。
カカオ
リゼロはキャラ数がかなりいるんで、今後も色々な組み合わせができそう。
微妙だったところ
微妙だと思った箇所は1つもないんですよねぇ。どの話も面白かったです!
まぁ無理やり挙げちゃうとすれば、スバルの活躍がほとんど無かったことですかね。32巻でもほとんど無かったんでせめて短編では…みたいな。
ちなみにスバルは一応『Very Very Rough Justice』の冒頭とラストでちょろっと登場してますw
各話の感想
リゼロ短編集8巻の各話の感想をサクッと書いていきます!
Stand by me Pleiades
クリンドが何者なのかめっちゃ気になる内容でしたねぇ。これまではスバルに鞭を教えた人という認識でしか無かったです。
彼の転移の権能のおかげでプレアデスの塔とかにいた面々が一瞬で集合できたワケですけど、要求される対価がヤバイ。
ロズワールは魔法4つを差し出すとか言ってましたけど、それってつまりロズッちはその4つの魔法が使えなくなるってことですから…。
Stand by me Pleiades 放蕩息子の帰還
密入国の手配をするための交渉が、オットーの両親相手からスタートするのが驚きました。
オットーの両親も濃いキャラしていて良き。
カカオ
あの親にしてこの子ありって感じが笑えたw
Stand by me Pleiades ペトラの男前交渉
32巻で妙にペトラが成長してるように思えたんですけど、この話を読んで納得できました。
土鼠人のムジカ達に人質に取られながらも、よくぞ交渉をまとめたと褒めたい。
とはいえ自己犠牲的なところは危険っすよねぇ。そりゃフレデリカも怒ります(苦笑)
Stand by me Pleiades フレデリカの血の花嫁
帝国に着いて最初の町で、早速やらかしたのがオットーだったのがグッド。エミリア陣営らしいスタートに思えますw
そこからの蝙蝠人のジャッカローゼが登場してからも、オットーが拉致されたというのにどこか笑える空気だったのも良かったです。
タイトルこそフレデリカの名前が付いてますけど、この話で1番の肝はガーフィールだったように思いますね。
まるで以前のガーフィールを現在のガーフィールが叱っているような、そんなふうにも読めました。
Poltergeist Story
フレデリカ、ラム、ペトラの3人がロズワールの別邸を掃除するお話。
最初から最後までコメディと言っても過言ではありませんw
このエピソードでフレデリカの「恐がり」キャラが爆発して大変なことになってます。対照的にペトラが全くビビッてなかったのも笑えましたねぇ。
カカオ
パニックになるフレデリカに冷静にツッコミを入れるラムも良い味出してたw
Very Very Rough Justice
エミリアとガーフィールが直感で事件を解決していくところが笑えました。そんな二人を見て頭を抱えるラムも面白いw
短い話でしたけど事件の真相もしっかり考えられていて良き。
前述のとおり意外なペアながらも相性バッチリのエミリアとガーフが描かれていて、エミリア陣営の底の深さを感じました。
リゼロ短編集8巻の感想|まとめ
この記事では『Re:ゼロから始める異世界生活 短編集8』の感想を書いてきました。
全体的にコメディ色が強めながら、エミリア達がどうやって帝国に入国したかが詳しく読める1冊に仕上がっていましたね。
一緒に発売された32巻と合わせて読むことをオススメします!