※ネタバレ注意
カカオ
どうもお疲れ様、レム推しのカカオです。
今回は…
『Re:ゼロから始める異世界生活32』を読了したので感想をば。
『Re:ゼロから始める異世界生活32』感想
あらすじ
飛ばされてしまったスバルとレムを探すべく、エミリア達はヴォラキア帝国に入国する。
だが帝国は戦火が広がり、肝心のスバルとレムとは会えないまま、帝都ルプガナでは偽皇帝と皇帝による決戦の火蓋が切って落とされる。
そこにいると思われる二人を見つけるため、エミリア達も戦いに身を投じた…。
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了直後の僕のツイートです。
エミリア陣営でお馴染みのキャラ達がガッツリとバトルに参加し、帝国の猛者達と激闘を繰り広げていて満足度めっちゃ高い読了感でした!
とはいえバトル以外にも驚きの展開が序盤に用意されています。思わぬキャラ二人の関係性が明らかになり、色々と謎だったそのキャラの特性が分かったりと情報量も多い印象でした。
というか今回は意外なキャラ同士の組み合わせが見せ場を作っていた気がします。
エミリア陣営と帝国編から登場したキャラが本格的に絡んだ影響もありますね。とにかく登場キャラが多かったのも32巻の特徴ですな。
めっちゃ面白かったんでまだ読んでない方はぜひ!
32巻と同時発売した短編集8巻も合わせて読むのもオススメです!
エミリア達がどうやってヴォラキア帝国に入国したのかが描かれてい面白いですよ~。
▼感想記事もあります
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
リゼロ32巻の面白かったところ
リゼロ32巻で僕が特に面白いと思ったのは以下の3つです(読みどころ満載で絞るのが大変でしたw)
- スバルをほぼ登場させないスタイル再び
- 戦場を支配するオットーとペトラ
- 魔晶砲を防いだルイとベアトリス
1つずつ解説していきます!
スバルをほぼ登場させないスタイル再び
あとがきで作者さんも「とんでもない事態」と書いていたのですが、30巻でもあったスバル不在展開が32巻でも発生w
まぁ終盤の凄く良いところに登場したので「ほぼ」不在って感じですが。
とはいえ32巻はかなりの量で、それなのにスバルがほとんど出てこないのは人によっては評価が低いかもしれません。
でも僕はスバルの不在のおかげで32巻は面白くなったと思いました。
理由は他のキャラ達の心情や活躍を深掘りすることができたから。
32巻はエミリア陣営も本格的に加わったことで、登場人物の総数がえらい数にのぼっているんですよね。
これまで絡んでこなかったキャラ同士が会話をしたり戦ったりすれば、それだけ反応や思うことも増えてきます。
それらをしっかりと描ききれていたのは、スバル視点がなかったからです。
カカオ
もしスバルを出していれば、彼の活躍にページを割かれてほかの場面が薄くなっていたと思われ。
戦場を支配するオットーとペトラ
今回の戦いの陰の立役者はオットー、それにペトラかなーと。
帝都ルプガナを舞台にした戦場の情報をオットーが『言霊の加護』で収集し報告、加護の使用で疲弊したオットーをペトラが陽魔法で癒す。
この二人の連携が素敵でした。ペトラがとにかく聡い。
オットーがガーフィールに対して抱いている思いを見抜いて来ましたからねぇ。
とはいえ覚悟を決めて『言霊の加護』で声を聞くオットーもカッコ良かった。
最前線で戦うガーフィールに申し訳なさそうなオットーですけど、僕には十分にオットーも戦ってると思いましたよ。
あとペトラが魔法を使ったことにも驚きでした(まだ初歩の初歩らしい)
カカオ
ただそんな二人の存在に気付いて襲い掛かってきたトッドの恐ろしさよ…。小さくなったミディアムじゃ勝てそうにないけど果たして…。
魔晶砲を防いだルイとベアトリス
激闘を繰り広げたガーフィールやエミリア、プリシラとヨルナ親子も凄かったんですけど、個人的にはそれらの後に魔晶砲を防ぎに飛んできたルイとベアトリスが最高でしたね。
感動して涙出ましたわ…。
まずルイとベアトリスという組み合わせ。めっちゃ意外でした。
ベア子はルイに対して良い感情なんて欠片もなかったんですよね(序盤でそれが描かれています)
けれど物語が進むにつれてルイへの悪感情が薄れ(ているように僕には読めた)、そこからのルイの短距離転移での参戦です。驚かないほうがムリ。
また、ベア子はスバルと離れていたことで省エネ状態(ほとんど動かず眠る)だったんで、まさか戦うとは思いませんでした。
極めつけはベア子を動かした動機です。スバルとの関わりがベア子を変えたのがひしひしと伝わってきました。
以前のベア子なら戦場に向かうズィクル・オスマンを助けようなんて発想、絶対にあり得ません。全てはスバルと関わったからこそ。
カカオ
リゼロ屈指の名シーンになった!
微妙だったところ
人によっては主人公のスバルがロクに登場しなかったのを微妙と思うかもしれません。
31巻のラストでスバルがギヌンハイブのキャラ達を率いたシーンを読めば、次の巻でスバルと彼らがどういう活躍をするのか期待すると思うんですよね。
かくいう僕も31巻を読み終えた頃には、ギヌンハイブの面々やタンザに愛着が湧いていました。
ただ、前述のとおりスバルを出さなかったからこそ各キャラの心情や戦いをガッツリ描けたと思うんですよね~。
まぁ何事もメリット・デメリットあるってことで…。
リゼロ32巻の注目ポイント3選
なんかもう「注目ポイントしかなくね?」って感じの32巻なんですが、特に僕が押さえておきたいと思った箇所を3つ挙げてみました。
- オットーの存在に気付いたトッド
- 星詠みのウビルクが言う「あなたの掌の上」
- レムが見つけた隠し扉の先にいた大男
この3つに絞りました(他にもたくさんあるけど!)
オットーの存在に気付いたトッド
トッドの動きは要チェック!
帝国編に入ってからというもの、ここぞというピンチを作りだしているのってトッドが多いですからね…。
オットーに気付いた閃きといい、戦場の裏側にまで想像を広げる彼の頭脳は脅威かと思われ。
戦闘力はアラキアのように飛び抜けてはいないものの、生存本能が強すぎるからか事態を打開していく力に長けてるのも厄介。
ギヌンハイブで逃げに転じた判断力も生存本能ゆえ。33巻でも厄介な立ち回りをしてきそうです。
カカオ
スバルとは宿命なのかってぐらいに縁のある男w
星詠みのウビルクが言う「あなたの掌の上」
そもそも帝国編に入って1番胡散臭いのが星詠みのウビルクだと思うんですよね。個人的にはロズワールと良い勝負w
この戦乱の大元を辿るとウビルクに行き着くんじゃないかって思うぐらいに臭います。。。
そんな彼が偽皇帝に言った「あなたの掌の上」とは、いったい誰のことを指しているんですかね。
目の前にいる偽皇帝なのか、それとも本物のほうを指しているのか。
この発言以降の展開やアベルの描写を見るに、どちらかというと本物に向いているような気がしました。
ただそのアベルですらベア子の介入は予想外過ぎたことなので、微妙な気もしますなぁ。
いずれにせよ、星詠みのウビルクは要チェックです。
レムが見つけた隠し扉の先にいた大男
今回のラストで描かれたシーンですね。
囚われのレムが実は足を怪我したフリをしていて、それを利用して脱出を試みているところ。
なぜレムが隠し扉を発見できたのかも気になりますが、その先の地下室での場面も興味深いですね。
主な疑問点は以下の3つ。
- 地下室にいた大男は誰?
- なぜ大男は鎖に繋がれて閉じ込められている?
- 大男の言う「ヴィンセント・ヴォラキア」は本物?偽物?どっちを指す??
レムに危険が及ばなければいいのですが…。
リゼロ32巻の感想|まとめ
この記事では『Re:ゼロから始める異世界生活32』の感想を書いてきました。
終盤でついにスバルと合流できたベア子、そんなベア子を必死に転移して連れて行ったルイはマジで泣けましたねぇ。
挙げませんでしたが、『悪辣翁』オルバルト・ダンクルケンに押されているガーフィールもどうなるか気になって仕方ありません。
あと同時発売した短編集8巻も読みましたが、スバルが帝国で頑張ってる裏で何をやっていたのかが分かって面白かったですよ。
カカオ
32巻を読んだら短編集8巻も読んでみると理解が深まって、リゼロがより楽しくなるよ!