カカオ
どうもお疲れ様、リゼロ大好きカカオです。
今回は…
『Re:ゼロから始める異世界生活38』を読了したので感想をば。
『Re:ゼロから始める異世界生活38』感想
あらすじ
スバルはヴォラキア帝国の存続をかけ、破壊をもたらす「大災」との闘いに身を投じ続けていた。
自らの創造物の目的を達成した「魔女」は、予想外の姿で最後の対決に挑んでくる。だが魔女の手段はことごとくスバル達に潰され、選択肢が次々と消えていく。同時に破滅のカウントダウンが刻まれる。
このまま時が来れば、慈愛の炎が帝国全土を包み込んでしまう…。
長く続いた戦いの終結が近づき、夜が明けるとともに、朝焼けよりも鮮やかな空へと、一人でも多くの仲間とたどり着くため、戦う者たちの心が一つに。
感想(ネタバレ極薄)
38巻はリゼロの中でも特に印象的な展開が多く見られました。僕が注目したいのは以下の3つです。
壮大なスケールの戦い
これまでも大きなスケールの戦いはありましたが、今回はとりわけ多くのキャラクターが関わる総力戦が繰り広げられ、予想外の展開に…!!
敵味方の境界線が曖昧になる場面もあり、物語に深みを与えていましたねぇ。個人的にはマデリンが最高に良かった…泣けた。
キャラクターの意外な成長(変化)
意外なキャラクターが重要な役割を果たしました。てっきり37巻で完全に脱落したものとばかり思っていたのですが…。
そして別のキャラは、内面に変化が現れてきて物語に大きな影響を与えています。キャラが変わる感じしなかったんでこれもビックリ。
衝撃的な展開
物語終盤に驚きの展開があります(毎度のことかもしれませんがw)
ただ今回の驚きは僕的にはリゼロの中でも突出していて、レムが眠らされたとき以上のショックを受けました。主要キャラの運命が大きく動いたのは間違いないだろうし、今後の物語にも影響を与えそう。
全体として、本巻はリゼロらしい予想外の展開と、キャラクターの成長と変化、そして僕たち読者の感情を揺さぶる場面が満載でした。
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
リゼロ38巻の特に良かったところ
僕がリゼロ38巻で特に良かったと思ったのは以下の3つです。
- 全体的に総力戦
- スピンクスに芽生えた自我
- プリシラ退場
1つずつ見ていきましょう。
全体的に総力戦
リゼロ38巻で特に良かったのは、全体的に総力戦が描かれていた点です。
スピンクスが数十体にも分裂し、しかも強欲の魔女化しているため、それに対抗するにはスバル側も相応の戦力が必要でした。
とはいえ、まさか敵として登場した過去のヴォラキア皇帝やバルロイまでもが味方に付く展開になるとは驚きです。
味方に至る経緯は省きますが、個人的にはバルロイ周りが泣けましたね。特にマデリンの部分がグッときました。
スピンクスに芽生えた自我
38巻で意外だったのがスピンクスに芽生えた自我です。
色々あって、プリシラに対する憎悪がスピンクスの胸の内で形成され、それが膨らんだのが主な原因です。
加えて、プリシラが煽ったのも大きかったと思われます。
相手がプリシラだったのも要因かもしれません。プリシラはまるでスピンクスをただのエキドナの器ではなく、「スピンクス」という個人として自立させるかのように導いていたように思えました。「プリシラの敵スピンクス」として。
カカオ
その個性にスピンクス自身も満足していったように描かれていたのがまた凄かったな~。
プリシラの退場
物語終盤、問題はまだ山積しているものの、長かった帝国での戦いにケリがついて一件落着!
……かと思った矢先に起きたプリシラ消失。衝撃なんてもんじゃなかったです。
まさかプリシラが既に屍人だったとは…。
異空間で囚われていた彼女が脱出するには、その空間ごと陽剣で焼失させるしか術はなく、それはつまりプリシラも…と。
いつものスバルなら死に戻りでどうにかしようとするだろうし、実際にそうしようともしましたが、それを止めたのがプリシラなのも彼女らしかったです。
プリシラの選択とその意図
これは僕の勝手な想像ですが、プリシラは自身で選び取った選択を否定したくなかったのではないでしょうか。
選択の否定はプリシラにとって都合の悪いことであり、それは全てが彼女の都合の良いようにできている、というプリシラの生き様に反します。
故にプリシラはスバルに死に戻りをさせなかったのかなと思います。
今後の予想
38巻で八章が完結したので、改めて今後の予想をしてみたいと思います。
プリシラ退場の影響
プリシラの退場は大きな影響を与えると思われ。
スバルの心理面はもちろん、アルがいったいどういう行動に出るのか気になります。
そして彼女が担っていた役割の空白が物語に新たな展開をもたらす可能性もあると僕は予想してます。
世界情勢の変化
ヴォラキア帝国での戦いが終結し、世界の勢力図が変化するのは間違いなさそう。
少なくとも仲が悪かったルグニカ王国の関係性はマシになるはず。帝国とカララギも動揺に。
カカオ
ただこれにより新たな敵や同盟関係が生まれるかもしれませんな。
スピンクスの爪痕
スピンクスは退場しましたが、その存在や行動が残した影響は何らかの形で続くのでは。
大量にいた屍人は全てを倒し切れてないみたいですしね。
リゼロ38巻の感想まとめ
この記事では『Re:ゼロから始める異世界生活38』の感想を書いてきました。
個人的にはレムが眠らされた時以上の衝撃を受けましたね。レムはいずれ起きるだろうし、今は記憶がないけどいずれは……と希望が持てます。
しかしプリシラはおそらくどうにもなりません。
いやぁ凄い爪痕を残したなぁ38巻。