※ネタバレ注意
カカオ
どうもお疲れ様、カカオ(@kudoshin06s)です。
今回は…
『戦闘員、派遣します!5』を読了したので感想をば。
他の巻が気になる方は全巻の解説記事をどうぞっ!
『戦闘員、派遣します!5巻』感想
あらすじ
4巻でリリスが存分に力を振るったり爆撃したりしてから一週間が経過。
グレイス王国に魔王軍の使者がやってきた。
魔王が停戦や賠償について話し合いたいとのこと。六号達は魔王城へ行くことに…。
スノウが入手した事前情報だと、魔王はおっさんで強欲極まりないとのことだった。
だが実際の魔王は美少女だった。
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了直後の僕のツイートです。
何巻のあとがきか忘れましたけど、暁なつめ先生が「魔王を倒すのがこの作品のゴールじゃない」みたいなこと書いてたんですよね。
その意味が5巻を読んで分かりました。
確かにゴールじゃないです。
ある意味では肩透かしだったんですけど、それもまたこの作品らしくて笑えました。
ずっとギャグ満載だったのに終盤で感動展開持ってこられて、読んでるこっちはギャップにやられましたねぇ。
終わり方もこれまでにない「え!?」って感じの衝撃具合で続きが気になります。
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
『戦闘員、派遣します!5巻』の面白かったところ
僕が5巻で特に面白いと思ったのは以下の4つです。
- 先代の魔王がリリスの爆撃で死んでいた件
- バイパーとハイネがアジトで働くことになった
- 砂の王VS秘密結社キサラギ
- バイパー処刑を阻止する六号
1つずつ解説していきまっす!
先代の魔王がリリスの爆撃で死んでいた件
4巻で魔王城の結界を維持する塔をリリスが爆撃した件で、まさか魔王が巻き込まれて死んでしまっていたとは…w
カカオ
魔王ってどんなキャラなんだろ
とか思ってたんですけど、こんな呆気なく散ってしまうとは笑いました。
ただ厄介なのは、ロゼの出生について何か知ってそうな魔王がいなくなったこと。
娘のバイパーが魔王になったけど、どうも出生については何も知らないみたいです。
どうするんだろ…。
バイパーとハイネがアジトで働くことになった
どうも魔族はかなりジリ貧だったらしく、先代魔王が爆撃でやられたことでいよいよお手上げ。
現在の魔王のバイパーが降伏宣言し、ひとまずキサラギのアジト領域内に留まることに。なぜかハイネも一緒にw
バイパーは父親とは違って控え目な性格で、書類仕事もできるのでアリスに事務仕事を任されていた。
ハイネはというと、火を扱えるんで火力発電としてこき使われているw
元々面白かったハイネの扱いなんですけど、アジトにいつもいるもんだから他の巻よりボリュームが多いかったですねw
カカオ
ハイネを使って商売を始めたスノウは鬼畜の極みだと思うw
砂の王VS秘密結社キサラギ
何かと苦戦していた砂の王に、戦闘員たちが立ち向かっていったのがカッコ良…いや普通に吹きましたわw
リミッターを解除して戦いクールダウンに入った六号を担いで逃げる2人の戦闘員が特に良かった。
六号を見捨てるか見捨てないかの瀬戸際。
結局「最悪の場合は見捨てる」って感じが実に悪の戦闘員でしたw
ただ砂の王の「遠距離攻撃に対しての異常な強度」については謎のままでしたね…。
同じ攻撃でも近距離だと有効っていう…。
カカオ
魔法の類ではないかと思うんですけど、オカルトバスターのアリスは頑なに否定してましたなw
バイパー処刑を阻止する六号
面白いというより感動しました。
六号のキャラって「単純」とか「馬鹿」みたいな感じです。
そういうキャラは得てして真っ直ぐなので、おかしいと感じたら斬り込んでいく。
今回の場合だと表向きは
バイパーが処刑されることで、魔族の移住に否定的だったグレイス王国の民を納得させることはできる。そしてバイパーはそれを了承している。
でも六号的には
バイパーが処刑を了承してるワケがない。自分から死にたいと思ってるやつなんているワケがない。
と思ってバイパー救出のためグレイス城に向かったんですよね。
結局は裏でアリスとティリスが画策して、バイパーは処刑された風に見せかけるだけだったんですけど。
それでも六号がくれた感動は色褪せないっすねぇ。めっちゃ良かったです。
微妙だったところ
デストロイヤーがどんなふうに戦ったのかは気になりましたねぇ。
暁なつめ先生の作品ってちょいちょい戦闘の描写を端折ることあるんです。
ただ端折ることでテンポがよくなってるのも事実。
難しいところですね…。
笑った小ネタ
笑った箇所はそれこそ山ほどあるんですけど、特に吹いた部分を挙げていきまっす。
- 小学生に戻りたいトラ男さん
- 火力発電要員にされたハイネ
- デストロイヤーさんに懐くハイネ
- ティリスの家具になることにした十号
読んだ人なら分かるはずw
個人的には十号の挿絵はラノベ史に残る衝撃的なクオリティだったかと…!
考察
気になったのはロゼがバイパーの側にいると落ち着くと言っている点ですねぇ。
落ち着くというか寝てたりしてましたし。
同じキメラのラッセルも同じ感じです。
ロゼの出生に魔王の血筋が関わっている可能性は高いかなと。
先代の魔王が死んだのは結界維持の塔の「しーるどめんてなんす」というのも地味に重要だと僕は思います。
先代の魔王は過去の高度な文明にある程度詳しかったのでは?
カカオ
どっかの幹部が爆撃して魔王を倒しちゃったんで知ることはできないけどね(苦笑
『戦闘員、派遣します!5巻』の感想|まとめ
この記事では『戦闘員、派遣します!5』の感想を書いてきました。
個人的にはハイネとトラ男さんがツボでしたね。
ストーリーでは、魔王が仲間になった今、いったい何者が敵になったのか気になるところです。