※ネタバレ注意

今回は…

『戦闘員、派遣します!4』を読了したので感想をば。
『戦闘員、派遣します!4巻』感想
あらすじ
3巻のラストで完成したアジトが根こそぎ吹っ飛ばされてしまった六号とアリス。
けれど「1度は完成したし完成したことにしよう」みたいなノリでキサラギに報告し、幹部のリリスが現地に来ることになった。
やって来たリリスを盛大にいじり倒す六号。
アリスも自分の創造主だと言うのに謎の反抗期っぷりを見せる。
そんなリリスを加えて現地を案内したりアジト作りに着手するが…?
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了直後の僕のツイートです。
読了。リリスが本格参戦して新しい掛け合いが読めて面白かった。いつも以上にアリスのキャラが不遜だった気がするw
この世界の謎にも結構迫ってましたなぁ。まぁ妖精さんやら天使のほうが謎極まりないけどw戦闘員、派遣します!4https://t.co/NUahAK7BVo
— カカオ (@kudoshin06s) July 20, 2020
やはり新キャラが投入されるとキャラ同士の掛け合いの幅が広がって良いですね。
特に六号はこの世界に転移された際のリリスのいい加減なやり方をずっと根に持っていたので、何かと文句を言っていたのは想像通りw
アリスは相変わらずの恐いもの知らずっぷりで、六号やリリスすらもビビらせていました。
ストーリーは興味深い展開を見せていて、正直言って謎過ぎてちょっと先の展開が想像できません。
マジで面白いことになってます。
笑いだけに留まらない魅力が生まれつつあるなーと思いました!

僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
『戦闘員、派遣します!4』の良かったところ
4巻で特に面白いと思ったところを5つピックアップしていきます。
- リリスは全体的に「いじられ」「ツッコミ」
- アリスのキャラがどんどん不遜になってる感
- まさかの天使召喚→バスターの流れ
- 揺らぐ「地球の文明レベルのほうが上」
- 勢いで輸送機出して魔王城に向かうスタイル
1つずつ見ていきましょう。
リリスは全体的に「いじられ」「ツッコミ」
個人的にリリスは「六号とアリスを転移させた」って印象しかありませんでした。
何せリリスはずっとキサラギにいましたからね。なのでどんなキャラなのかが気になってました。
- 六号やアリスにツッコミ
- 六号やアリスにいじられる
基本こんな感じでした。六号はともかくアリスまでw
やたらと陰キャ呼ばわりされてるのも面白かったです。
まぁ読んだ限りでは陰キャ要素はそこまでありませんでしたが。
ただ戦闘力は幹部というだけあって凄まじいものがありました。六号やアリスよりも上。

アリスのキャラがどんどん不遜になってる感
気のせいかもしれませんけど、アリスがいつにも増して不遜な態度だった気がw
「おう」から始まるセリフも頻出してたと思います。
アリスの人格は六号をサンプルにして造られているとのことなんで、口の悪さや悪行に対する積極性は六号譲りな部分もある感じ。
自分を造ったリリスに対してはなぜか反抗期で笑いましたね。
まさかの天使召喚→バスターの流れ
もはやお馴染みになりつつあるアリスのオカルト全否定スタイルも良かったです。
グリムにやたら突っかかっていたアリスですけど、今回も盛大に絡んでましたねぇ。
間違って召喚された天使相手に、羽根を掃除機で吸い込むとはw

揺らぐ「地球の文明レベルのほうが上」
ストーリーは興味深い方向に向かっています。
森の地下の遺跡をリリスが調べた限りでは、地球より文明レベルが上っぽいとこのこと。
確かにアジトをフッ飛ばした敵も魔物ではなく、その謎文明によって造られたらしき兵器によるビームでしたし。

勢いで輸送機出して魔王城に向かうスタイル
遺跡でロゼが色々思い出して、急遽魔王の城へ行くことになった流れが良かった。
結局は城には到達できませんでしたけど、輸送機で本当に敵陣まで突撃した急展開はお見事。
その気になればラスボスまで一直線!ってスタイルが窺えますね。
ただあとがきにありましたけど、この作品は魔王を倒すことがゴールではないとのこと。
なので今のところラスボスが何なのかは不明。
この惑星で過去に反映した文明が大きく関わってそうですけど。
微妙だったところ

って思ったぐらいですね。大したことじゃないっすw
アリスがリリスに反抗期だったのが良かったんで、引き続き掛け合いを読みたかったんですが。
でもリリスが来たということは、今後アスタロトやベリアルが参戦することも有り得るのでは?
そう思うとテンション上がります!
考察
ストーリーがかなり興味深い展開を見せたので僕なりに考察してみました。
僕の考え・予想は以下の2点です。
- 魔王軍との共闘も有り得る?
- 過去には謎文明と別の文明が戦ったのでは?
1つずつ解説していきます。
魔王軍との共闘も有り得る?
繰り返しになりますけど、この作品は「魔王を倒す」が最終目標ではないようです。
目下のところアジトを作り次は町作りらしいので、惑星開拓がメインに据えられているっぽい。
とはいえバトル要素も結構あるのでやはり最後は何らかのラスボスを倒して締めるとは思います。
そしてそれが魔王ではないとなると、魔王軍も人類も傘下にしてキサラギが動く……?
という体で皆で強力する流れなのかなぁと思ったり。
過去には謎文明と別の文明が戦ったのでは?
リリスが触れてましたけど、なぜ戦車は外に放置されて劣化しているのに地下遺跡は未だ照明が点いて維持されているのか。
これ、戦車と地下遺跡はそれぞれ別の陣営というか文明だったのでは?
- 謎文明はロゼを造った何者か達
- 戦車を使っていた別の文明はスノウ達の祖先
この二つの陣営が戦ったのでは?
そして文明で劣っていたスノウ達の祖先は、戦車を放置するしかなく錆びる一方だった……。
ただここで謎なのは、文明で劣っているはずのスノウの祖先はなぜ勝利できたのか。そもそも勝利だったのか。
その争いでは人類と魔族が共闘していて、結果、謎文明に勝利したのかもしれません。
何せ魔王城は遺跡の場所にありますからね。
『戦闘員、派遣します!4巻』の内容まとめ(という名の自分用メモ)
次の巻を読むための自分のためにメモ書きを残していくいつものスタイルです。
ザックリとまとめておきます。
- リリスが転移してきた
- アジトをフッ飛ばした謎の敵を撃退
- 謎の敵は魔物ではなくメカだった
- 森の地下には遺跡がありそこはロゼが眠っていた場所だった
- ロゼの記憶が蘇ったことで他の過去文明の遺跡の場所が明らかに
- そのうちの1か所は魔王城だった
- 魔王になぜ遺跡を占拠したのか訊くため輸送機で現地へ
- けれどパイロットの十号がゲームで鍛えた腕で操縦していたため急遽飛び降り
- 降りた先でハイネ率いる魔王軍と衝突。勝利。
- 魔王城の防衛機能を担う塔を全て爆撃
こんな感じ。
所々ブッ飛んだ内容があるのが気がかりです。
いやだって、5巻を読む前にこれに目を通して果たして僕はちゃんと思い出せるのか心配ですよw
『戦闘員、派遣します!4巻』の感想まとめ
この記事では『戦闘員、派遣します!4』の感想を書いてきました。
リリスが登場したことで新たな人間模様が展開して笑うとこが盛りだくさんでした。
この記事では触れませんでしたけど「空の王」「泥の王」なんて強敵とも戦ってます。
スノウやグリムがまた笑えるんですよねぇ。
ちなみに『戦闘員、派遣します!』はアニメ化企画も進んでいる模様。
個人的にはアリスが人気キャラになるんじゃないかなーと予想してます。

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アリス推しのカカオ(@kudoshin06s)です。