どうもお疲れさま、SAO大好きカカオです。
今回は…
『ソードアート・オンライン プログレッシブ2』を読了したので感想をば。
ちなみに再読。読むのはこれで2度目です。
まだこのブログを開設してなかった頃に読んだので、感想記事が無かったんですw
『ソードアート・オンライン プログレッシブ2』感想
あらすじ
第三層に到達したキリトとアスナは、大型キャンペーン・クエストに挑む。
二種族のエルフが争う中で、どちらかに加勢し進行していくクエストだ。二人は黒エルフ陣営を選んだ。
その最初の画面でβでは命を落としたキズメルを、アスナの奮闘でなぜか助けることができてしまった。
一方で、三層ボス攻略にあたってリンドとキバオウの両陣営が、キリトとアスナにとある要求をするのだが…
って感じでした。
2巻は大型キャンペーン・クエストにかなり振ってきてますね。
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了直後の僕の感想です。
再読なのに初見のように楽しめましたw
ポイントとなったのは以下の4つだと僕は思いました。
- キズメルの登場
- そこから始まる大型キャンペン・クエスト
- リンドとキバオウの裏で暗躍する「彼」
- キリトとアスナの気持ちの変化
キズメルの登場から始まる一連のクエストを通して、キリトの中でSAOに対する思いの変化があったのが重要ですね。
これがあったからこそ、現在のキリトの価値観が出来上がったと言っても過言ではないレベル。
アスナはアスナで1巻よりさらに前向きにSAOに馴染んでる感が出ていましたね。読んでてほっこりしました。
一方でSAOといえばPK大好きな「彼ら」の動きが活発になったのも印象的。
1巻では影に徹していた彼らですが、2巻では表立って行動し、キリトと遭遇して冷や汗モノの展開に…。いやぁ手に汗握りました。
あと第3層の主街区ズムフトの、超巨大な木をくり抜いた構造は映像で見たいですねぇ。幻想的で良き。
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
SAOプログレッシブ2巻で描かれる範囲
1巻と感想記事と同じく今回も描かれた範囲をザックリと挙げていきます。
ちなみに2巻は2013年12月発売とのこと。時の流れ早っ…。
- 第3層到達から始まり
- 黒エルフと森エルフの争いを描いた大型クエスト開始
- 森エルフのキズメルを助け親交が深まる
- モルテによるリンドとキバオウ両陣営を混乱に陥れる策略
- 3層ボス突破
こんな感じでした。
ただ2巻はキズメルを中心に話が展開されていて、第3層のボス戦などは終盤で駆け足でザッと解説された程度でしたね。
SAOプログレッシブ2巻の良かったところ
僕が2巻で特に良かったと思った点は以下の3つです。
- イレギュラー?なキズメルの存在
- キリトの内面の変化
- モルテを相手にしたキリトの初デュエル
1つずつ見ていきましょう!
イレギュラー?なキズメルの存在
キズメルがNPCの枠を超えた動きを見せることで、色々と考察が捗るのが面白かったです。
ちなみにキリトは
- キズメルは高度なAIを備えている
- キズメルの中見はプレイヤー
という2つの考えを示してましたけど、プレイヤー説はすぐ否定してましたね。
なぜならキズメルの中身がプレイヤーだった場合、幽閉された一般人ではなく茅場晶彦サイドの人間ということになりますから…。
そもそもキズメルがイレギュラーな存在なのかも分かりませんよね。
事の発端はアスナが謎に頑張ってキズメルを助けたのがキッカケで、キリト的には「本来」キズメルは命を落とすはずでした。
※よくゲームのプレイ動画で「〇〇できるか試してみた」なんて趣のやつがありますけど、アスナは無意識のうちに「キズメルを助けられるか試してみた!」をやったワケです
そう考えると、キズメルの存在はイレギュラーに思えてくるんですよね。
でもその後のキズメルはボス攻略会議の場に姿を透明にしてキリト達の近くにいたことや、柔軟な会話を展開しています。
まるでキズメルの意思であるかのように…。
高度なAI説が濃厚かなーと個人的には思いますね。
キリトの内面の変化
1巻ではアスナの内面の変化がかなり表に出てましたけど、2巻ではキリトにもそれが現れてました。
※キズメルと行動を共にし、彼女の亡くなった妹の話を聞いたことで、キリトの中で「NPC」を始めアインクラッド自体がゲームを超えた世界になった感じ
要約すると、ただのデータに命が吹きこまれたかのような…。
その変化の結果、キリトはキャンペーンクエストの中でも汚れ仕事みたいなシーンを1人でこなそうと夜な夜な単独で行動するワケです。
死なないことが最優先のSAOの現状を考えると、アスナとキズメルと一緒にこなしたほうが安全にも関わらず。
クラインを置いていった時とは随分と変わりましたよねぇ。
モルテを相手にしたキリトの初デュエル
ビーターっていうと「他のプレイヤーよりも知識と経験が豊富」というイメージですよね。
でもそれを覆したのが今回の「キリト VS モルテ」のデュエルだったと僕は思います。
※ポイントはキリトにとってこれが初デュエル
デュエル自体はキリトもβ時代にやっていて、開始前の60秒の待ち時間は、β時代なら退屈な時間でしかなく雑談などもやっていたという。
けれどデスゲームと化したSAOのデュエルをやるのはキリトも初めて。
そこで初めて60秒の待ち時間は相手を観察し作戦を練る時間だということに気付いた、っていうところが冷や冷やしましたね。
敵のモルテはデュエル経験者の様子でしたし。
戦闘描写も読んでて冷やっとするシーンが多くて、読んでいてワクワクしました。
1巻の武器強化詐欺で出てきたスキル「クイックチェンジ」を使ったモルテのメイン武装の持ち替え、それによる戦い方の変化はキリトを大いに苦しめてたところも印象的。
微妙だったところ
仕方ないのかもしれませんが、終盤があまりにも駆け足過ぎましたね。
キリトの語りで展開してるとはいえ、なんかもう解説のような様相に(苦笑
大型クエストの残りを考えると仕方ないのかもしれませんが、第3層のボス戦にはもうちょい割いて欲しかったかなぁと。
地味だけど気になったポイント
SAOプログレッシブ2巻を読んでいて「地味だけど大事かも」と思ったポイントをまとめておきます。
- 大型クエストの流れ・ストーリー
- アインクラッド創生の設定
- ALSのジョー
大型クエストとアインクラッド創生の話は、デスゲームSAOをクリアする上では重要ではないはずです(本筋1巻を読んだ限りでは)。
でもその割に2巻では大型クエストから登場したキズメルを通じ、アインクラッド創生にまつわる話が結構出てきたんですよね。
意味もなくあんな分量を割くとは思えないんですよなぁ…。
※あと大型クエストは9層まで続くらしいので、話の流れを覚えておいて損はありません
ALSのジョーはさりげなく描写されてますけど、めっちゃ重要だと思われ。
事あるごとに奇声をあげてキリトを陥れようとするムーブが、どうにもモルテ一味と仲間な感じが…
SAOプログレッシブ2巻の感想|まとめ
この記事では『ソードアート・オンライン プログレッシブ2』の感想を書いてきました。
劇場版の公開で原作が気になったので再読してみたら、想像以上に内容を覚えていない自分に驚きっぱなしです(苦笑
物語の本筋以外にも、アインクラッドの風景描写やアスナが楽しみにしてるお風呂などなど、面白い要素満載!
気になった方は是非読んでみてください。
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