『秋期限定栗きんとん事件』上下巻感想

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※ネタバレ注意

米澤穂信さんの『秋期限定栗きんとん事件』の上下巻を読了したので感想をば。

上巻

『夏限定トロピカルパフェ事件』のラストで、行動を共にするのはやめることになった小鳩くんと小佐内さん。彼らのその後が描かれています。

まず小鳩くんに彼女ができたことが驚き。断る理由がないから付き合うことにした小鳩くん。実に彼らしいですw

小佐内さんは小佐内さんで、新聞部の瓜野くんと付き合うことに。
おいおい、恋愛のバーゲンセールですかい?

その瓜野くんが新聞部で連続放火事件を追うべく奮闘するが、その陰では小佐内さんが暗躍しているようで…。小佐内さんは底が知れなくて恐いですな。

小鳩くんはというと、連続放火事件に偶然行き合い、燃やされた車が以前、小佐内さんの拉致に使われた車と同じだったことから連続放火事件に興味を持つ。

瓜野くんは学内の新聞で連続放火の次の現場を予測してみせ見事的中し話題となる。

上巻では小鳩くんをデートさせたりと、一見本筋から関係ないように見える部分も入れて下地を作ってましたな。

実は小鳩くんの恋愛?が、彼を自分自身と向かわせる布石になっていたわけですけど、そんなこととは思わずに、僕は小鳩くんが告白されたのは小佐内さんが絡んでいるかと疑って読んでましたけどw

いやだって、何度も言うようですけど小佐内さんは底が知れませんからね(苦笑)

下巻

下巻は解決編です。
小鳩くんが本領発揮。
彼女に振られ、自分のことを見つめ直し、自己分析をした結果をしっかり受け入れる小鳩くんが印象的でした。自分は小市民ではない、ということをようやっと理解した、のかな?

連続放火魔を情報操作で絞り込んだ手際は見事だし、小佐内さんの暗躍も不気味で良かったです。

ただ、結局小佐内さんの拉致に使われた車が放火されたのは偶然だったのがちと残念だったかなぁ。

小鳩くんがこの事件に興味を持ったきっかけでもあったので、何かしら裏事情があるに違いないと思って読み進めたんですけどね。

瓜野くんは…うん、付き合う相手を間違えたね(苦笑)

女子にキスをするときは、決して無理矢理しようとなんてしちゃあいけませんぜ。

でないと小佐内さんみたいな女子の場合は、二度と立ち直れないほどの精神的ダメージを食らわせんと罠を張ってくるので…。こわっ。

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