※ネタバレ注意
どうもお疲れ様、カカオ(@kudoshin06s)です。
『ストライク・ザ・ブラッド15』を読了したので感想をば。
あらすじ
バレンタインデー直前、雪菜たちの買い物につき合わされていた古城は、藍羽浅葱が”戦王領域”の吸血鬼、トビアス・ジャガンと一緒にいる場面を目撃してしまう。
まさかの浅葱の心変わりに、古城たちは動揺を隠せない。
しかし彼女の真意を確かめる暇もなく、古城は龍族の娘グレンダを賭けて、”戦王領域”の吸血鬼ヴェレシュ・アラダールと決闘する羽目になる。
膨大な戦闘経験を誇るアラダールに圧倒され、絶体絶命の危機を迎える古城。
そのころ、三人の真祖たちを擁する超国家組織、聖域条約機構は、禁呪”聖殲”の祭壇である絃神島の破壊を決定していた。一方、”聖殲”の叡智を手に入れたディミトリエ・ヴァトラーは、グレンダを利用して咎神カインの”遺産”を召喚。真祖たちとの全面戦争を引き起こそうと画策する。聖域条約機構軍の多国籍艦隊によって、包囲されていく絃神島。攻撃開始までの猶予はわずか十二時間。果たして第四真祖・暁古城は、世界を二分する巨大な戦争から絃神島を救うことができるのか――?
「ストライク・ザ・ブラッド (15) 真祖大戦」読了。今まで出てきた味方も敵もわんさか登場バトルバトルバトルまたバトル!!って感じで最高でした。https://t.co/RkTYKo9gTn
— カカオ (@kudoshin06s) 2016年5月11日
聖殲編の最終章ということで、かなりボリュームのある内容でした。
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところを、エピソードごとにピックアップしていきます。
めまぐるしく変わる戦況
戦況がどんどん変わっていったのが印象的でしたね。
敵だったアラダールとも共闘することになったり、雪菜と浅葱がガチバトルをおっ始め戦いながら古城をめぐって罵りあったり(笑)と読みどころ満載。
とりわけ雪菜VS浅葱は要注目かと。
二人とも古城のためを思って動いているんですけど、方向性がまるで違ったがゆえに衝突してしまった。この二つの方向性を作り出してるところにアッパレですね。
最終的には女同士の口喧嘩になってましたがw
日頃のお互いの古城に対する接し方について熱い議論に…。
ちなみに浅葱は生身じゃなくてロボの中に乗ってますから。
生身じゃ雪菜にかないませんw
そしてやはりというべきか、ヴァトラーがラスボスでしたねぇ。
あくまでも「聖殲編の」という意味でですけど。
この展開はなんとなく予想できていましたけど、ヴァトラーをラスボスのポジションに据えるまでの道のりは険しかったと思いますねぇ。
15巻のアラダールと古城の戦闘もヴァトラーの掌の上で踊らされた格好でしたし。
ヴァトラーと古城&雪菜の戦闘はラストバトルにふさわしい迫力でした。
これ、映像化しないかなぁ…。ここまで来るのがまずムリか…。
大切なことはラ・フォリアが教えてくれたw
ストブラの古城も誰かを選ぼうとする姿勢はなさそうで、あぁオマエもそういうヤツかと思ってました。
が、
ラ・フォリアがこの巻で古城にはハーレムが必要だと言ってのけた。
一夫多妻制への障害はないとも断言。
それは古城が真祖で、この巻でドミニオンの王になることを宣言したから。
やましい理由はない。
また、真祖のハーレムは戦力であり兵力でもあるので、ただ単に可愛いからってだけではハーレムにはなれないのでしょう。
…と、まぁこんな具合に、この作品はハーレムを正当化することに成功したワケですw
ストブラが聖殲編で示したかったのは、この「ハーレムの正当化」だったのではないかと思わなくもないです。
まとめ
聖殲編、第1部終了とのことでキリのいい具合に終わってました。
あとがきを読む限りでは、ストブラは色々な企画が進行中とのことですけど、小説のほうは未定なんだとか。
ううん、第2部の動向が気になる。
そして思った。キャラがかなり多くなって組織やそれぞれの事情も絡み合ってたんで、僕はストーリーをちゃんと把握できてないなぁと。
この作品は一気に読むことをオススメします。第1部が終了した今がチャンスかと。
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