【2024年9月27日に加筆】
※ネタバレ注意
どうもお疲れ様、リゼロ大好きカカオです。
今回は…
『Re:ゼロから始める異世界生活39』を読了したので感想をば。
※「39巻の重要ポイントと疑問点」のうち、疑問点の部分に加筆を加えました。再読したら新たに気になったことが増えたので…
『Re:ゼロから始める異世界生活39』感想
あらすじ
ヴォラキア帝国での『大災』との戦いで心に傷を負ったナツキ・スバルたち。
だが安らぐ間もなく、新たな使命が彼らを待っていた。失意の仲間を救うため、一行は再び砂漠の彼方へ旅立つ。目指すは神秘に満ちた塔、大図書館プレイアデス。
その中にある「タイゲタ」という場所には、「死者の書」が所蔵されているという。
喪失と再生、そして未知なる力が交錯する物語は新たな展開を迎える。
感想(ネタバレ極薄)
まず「帝国との戦いで心に傷を負ったスバルたち」というのは、帝国編において盛大なネタバレになるのでここでは割愛します。
全体的には帝国編が終わった後のまとめが45%くらい。残りが内容的に九章って感じでした。
悲しいこともあったけどめでたい話もあった帝国ヴォラキアでの戦い。それらをきっちり終わらせることに力を入れたのが伝わってきて良き。
何せ登場人物が多いですからねぇ。
アベル、ヨルナ、マデリン、タンザ、カチュア…パっと思いついただけでも結構な人数いて、それぞれに物語がありますから。
それら多くのストーリーをスッキリ終わらせていたのはポイント高い。
そして肝心の第九章の内容なんですが、帝国編とは違ったパンチの利き具合で最高でした!
これまで何かと謎だった「彼」にスポットが当たりワクワクが止まりません。
帝国編も凄まじいバトルが展開しましたが、九章も超展開になりそうです!
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
『リゼロ39巻』で良かったところ
『リゼロ39巻』で特に良かったと思ったのは以下の3つです。
- 帝国編の締めくくりをガッツリ描いてた
- アルの謎が明らかになる章になりそう
- アルによるスバル封じ
1つずつ解説していきます!
帝国編の締めくくりをガッツリ描いてた
38巻で帝国編が終わったとはいえ、その後の帝国がどうなったのか気になりますよね。それぞれにドラマがあり過ぎたw
そんな読者の気持ちに応えるかのように、大災後からスバルたちが帰るまでの間をしっかり描き切っているところが良かったです。
ヨルナとユーガルド・ヴォラキアとの別れから始まり、フロップはタリッタにプロポーズ、アベルとミディアムは結婚…情報量が多くて良き。
個人的に意外だったのが、スピカが帝国に残ることになった展開です。
スバル達の仲間(という名の監視下)へ移行するとばかり思ってましたよ。しかも自分で決断したというから驚きです。
でも確かに帝国内にまだいるゾンビを取り除くには、スピカの力が有用。
そんな決断をしたスピカに対しアベルが応えたというのが良かったですねぇ。過去の罪が消えるワケじゃありませんが、帝国で善行を積むことを許したというのが特に。
アルの謎が明らかになる章になりそう
アルについては随分前から意味深な描写が多くてモヤモヤしてたんですけど、ようやくその全容が明らかになりそうな気配です。
何せ新章ではアル中心に話が動き始めてますから。
旅の始まりもアルが動機だし、物語を大きく動かしたのもアル。
アルが400年前に存在していたらしい発言も飛び出し、かと思えば神龍ボルカニカを乗っ取り神龍アルデバランとしてガーフィールを撃退する荒業に…。
読者の僕としては情報が多くて処理しきれませんw
プリシラを失った彼が何を考えているのかまだ分かってませんが、叶えたい願いがあるからこその賭けに出たように思えました。
とはいえ用意周到でしたが…。
アルによるスバル封じ
39巻で1番良かったというか敵ながらアッパレだと思ったのは、アルがスバルとベア子を封じたことですね。
これまで様々な強敵と戦ってきたスバルにとっては盲点でした。
何せ死に戻りは死ななきゃ発動しないんで、そこを逆手に取ったアルによる奇襲。
アルもスバルの権能について全てを熟知してるワケではないんですけど、その性質が「死」によってもたらされることは見抜いているんですよね。
そんなワケで彼を生かしつつ無力化するには、封じるのがベストだったというワケです。
ただ動機が謎ですよねぇ。
どうもスバルを世界から除外するのが目的らしいのですが、なぜそうする必要があるのかは分かりません。
プリシラがこの世を去ったことが引き金になっているように見えますが、果たしてアルの目的は…。
微妙だったところ
個人的には無いです。
ただ新章は始まるのに、帝国での別れに39巻の半分近くを費やしたのは賛否が分かれるかもしれません。
僕としては登場人物が多い中で、一人一人に向き合っているところが丁寧で良かったですが。
39巻の重要ポイントと疑問点
なんか39巻ってやたら情報多かったんで、自分の頭の中を整理する意味でポイントを書き出していきます。
まぁ全部アルについてなんですが。
重要ポイント
- プリシラを失ったアルがプリシラの「死者の書」を読ませてとスバルに頼む
- そこから始まるプレイアデス行き
- しかしアルの目的はスバルとベア子を封じることだった
- 目的はほかにもありそう
- アルはクリンドのことを以前から知ってそう…
こんな感じ。
とにかくアルにとってはスバルを封じることが目標に到達するための第一歩らしい。
あとクリンドについてはちょっとした描写なんですけど、個人的に忘れたくないポイントなので入れておきました。
何巻か忘れましたけど、アルはレムを見た時に「ラム」と間違えてるんですよね。
しかもラムが生きていることを知りかなり動揺し、不穏な空気を醸し出してました。
僕はこれがずっと引っかかっていたんですが、今回クリンドと会ったときのアルのシーンも同様の空気感が…。
というワケで些細かもしれませんが重要ポイント入りです。
以下は重要ポイントを踏まえた疑問点です。
疑問点
- なぜプレイアデスに行く必要があったのか?
- なぜスバルを封じる必要があったのか?
- 「那由多の先の星明り」とは?
- そもそも今回の行動の引き金はプリシラ?
- アルにとってプリシラはどのような存在だったのか
この5つのうち、1つ目の疑問はたぶん「スバル陣営の分断」が目的かなと思うんですよね。
全員でプレイアデスに行くワケには行きませんから、役割分担は必然。
まぁフルメンバーが集まった時のスバル陣営を、アル一人では無理だという判断かなと。
その証拠に、アルがロズワールを始め各キャラに接触したらしき描写がありました。
スバルを封じる理由は見当も尽きませんね…。でも「以前から狙っていたのか」「プリシラを失ったことがキッカケなのか」が個人的には気になるところ。
そして「那由多の先の星明り」を目指しているらしいアルなのですが、それが何なのかはサッパリです。
ちなみにwikiによると「那由多」とは、サンスクリット語で「極めて大きな数量」だとか(他にも色々意味があるっぽいが)
また、そもそも論として今回のアルの行動は
- いずれやろうとしていた事なのか
- プリシラ消滅が引き金となったのか
どっちなんですかね。
もしプリシラがきっかけだとしたら、アルには彼女を生き返らせる(あるいは何らかの形で会う)手段に心当たりがあっての行動とも思えます。
そしてアルにそこまでさせるプリシラは、彼にとってどのような存在だったのか。なぜあそこまで大事にしていたのかも気になるところ。
よく考えるとアルとプリシラがどのように出会ったのか、これまで描かれていなかったと思われ(たぶん)
『リゼロ39巻』の感想|まとめ
この記事では『Re:ゼロから始める異世界生活39』の感想を書いてきました。
アルにスポットが当たる章というだけで面白いのに、ボルカニカは乗っ取られるしラストでラインハルトが立ちはだかるしで、帝国編に負けず劣らずの超展開!
いやぁ気になる終わり方なのに満足感が半端ないです!
そしてリゼロといえば、この記事を書いてる時点ではもうすぐアニメ3期が放送されますね!
◪最悪の災厄に、何度でも立ち向かえ◪
— 『Re:ゼロから始める異世界生活』公式 (@Rezero_official) August 10, 2024
TVアニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」
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彼らを待ち受ける脅威とは――。https://t.co/tCYPlBfaHU#リゼロ #rezero pic.twitter.com/wDpjNDNo2Q
水門都市プリステラ編も凄いバトル展開多かったですよなぁ。今から楽しみ!
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