『エロマンガ先生2 妹と世界で一番面白い小説』感想 

2 min

※ネタバレ注意

どうもお疲れ様、カカオ(@kudoshin06s)です。

伏見つかさ先生の『エロマンガ先生2』を読了したのでその感想をば。

あらすじ

1巻でラブレターまがいの小説を妹に読ませなんやかんやの末、紗霧と共通の夢を持つことになったマサムネの続きの話。

ラブレターまがい小説を出版してもらうにあたって企画書を書くことにしたマサムネ。

紗霧にイラストを描いてそれを企画書に載せることにはなったのだが、肝心の企画書の中身が書けないマサムネ。

エルフに教えを請うたり(まるで役に立たなかったがw)、紗霧のイラストに参考になるモデルを探したり。

それでもどうにか企画は通ったが、出版は一年後となってしまう。

その裏には、人気作家の影がちらついて……。

というような具合でした。

1巻からのノリをそのまま引継ぎ爆進!

基本、1巻からの読みやすくギャグ満載のノリをそのまんま維持して物語は進んでいきました。

1巻とは少しだけ趣向を変えてみた、というあとがきでしたが、僕にはあまり変化は感じられませんでした。

いや、良い意味でです。

変に変わったところも無く、相変わらず小説執筆のことに心血を注ぐマサムネは、読んでいて『あぁ、俺も書かねば……!』と思わされましたw

小説書き的感想ですいません。

紗霧がパジャマではなく私服姿になったり、1巻ではイラストがなかった本屋の看板娘、高砂智恵のビジュアルが明らかになったりと、充実した内容でした。

あ、僕は智恵ちゃん推しw

出版業界というかラノベ業界

マサムネが出版に向けて企画書を書いたり出版枠のことを気にしたりする様子は、出版業界では日常茶飯事なんでしょうかね。とても気になります。

デフォルメされている部分もあるでしょうが、概ね真実ではないかと僕は勝手に推測していますが。

また、作家を評価するにあたって『作品を完結したことがある』という項目があるあたり、ラノベ業界特有の空気も感じられましたね。

小説を書いて新人賞に送っている僕としては、『エロマンガ先生』はそのぶっ飛んだタイトルと面白おかしい内容とは裏腹に、身が引き締まる思いを抱かせる作品でもあります。

全国のワナビにはぜひ読んで欲しい作品ですね。

僕はとにかくたくさん書いてたくさん読んで、

色々な経験をして、

自分の引き出しの中身を増やす努力をしていこうと思う所存です(←こんな決意をさせるぐらいの威力がありますw)。

以上、伏見つかさ先生の『エロマンガ先生』の2巻のレビューでした。

関連記事