『クズが聖剣拾った結果』感想。

2 min

※ネタバレ注意

電撃文庫から発売された新刊、くさかべかさくさんの『クズが聖剣拾った結果』を読了したので早速レビューしたいと思います。

普段は新シリーズを購入するのはよほど好きな作家さんに限定しているのですが、今回はとにかくタイトルにインパクトがありまくったのとw

『はたらく魔王さま!』を執筆している和ヶ原さんオススメということもあって購入しました。

結論から言ってしまうと、購入してよかった!、ですね。

あらすじ

異世界の市役所で管理されていた聖剣を別の世界に転送しなければならなかったのだが、諸々のミスで送り先を間違えてしまった。

そして聖剣は現代日本の女子高生、来栖麻央が拾う。拾ってしまう。

そんな来栖に振り回される苅羽未知。

さらに二人のところに異世界から聖剣を取り戻すべくやってくる異世界の公務員たち。

来栖は聖剣は自分のものだと主張し……。

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クズは言いすぎかもw

コメディタッチで描かれていてギャグ満載、
文章も読みやすくてとても面白い作品だと思いました。
ニムエの適当感溢れる公務員っぷりがよかったですw
そしてタイトルにある『クズ』というのが
来栖を指しているわけですが、
かなり痛い子ではあるけど言うほどクズではなかったですw

キャラクターの背景がしっかり作られている

来栖が痛い子になった背景、

それに苅羽が来栖を受け入れる土台(陸上部を茶髪だからという理由で色々言われ辞めた云々。ちなみに茶髪は生まれつき)がしっかりと作られていて、物語に説得力がありました。

とくに来栖の中二病っぽい感じにしっかりと理由付けがされ、それが彼女の闇属性の原因となっているというような具合にストーリーの重要な部分に繋がっているところが上手く書けているなーと思いました。

次は果たして…

終わり方からして続刊があることは間違いなさそうなのですが、今後どのように展開するのか楽しみな作品です。

来栖と苅羽の掛け合いは噴き出してしまうほど面白いですし、来栖のおじいちゃんも僕は好きですのでぜひ2巻にも登場させて欲しいところです。

※オススメ記事
三年間一次選考落ちを続けてた僕が毎年電撃大賞で一次通過できるようになった裏話。この本を参考にしましたよ。

電撃大賞の拾い上げについて考えてみた

ネーミング辞典のあまりの便利さに脱帽……。

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