『弱キャラ友崎くん Lv.10(10巻)』感想。やはり日南葵の設定は重かった…

4 min

※ネタバレ注意

カカオ

カカオ

どうもお疲れ様、弱キャラ友崎くんだとみみみ推しなカカオです。

今回は…

弱キャラ友崎くん10巻

弱キャラ友崎くんLv.10』を読了したので感想をば。

『弱キャラ友崎くんLv.10』感想

あらすじ

泉の提案で日南葵の誕生日にサプライズを行うことになった。

いつものメンバーに菊池さんも加わり、3チームに分かれて「1番日南を喜ばせたら勝ち」という流れに。

友崎は菊池さんと水沢と組むことになり、日南のためにオリジナルのゲームを作ることになった。

日南との関係はあの日を境に表向きだけとなり、被服室に彼女は全く来なくなっていた…

感想(ネタバレ極薄)

以下は読了直後の僕のツイートです。

「新章開幕」とのことで、10巻からは日南葵の攻略に主眼が置かれている感じでした。

今回のサプライズ視点で見れば主要キャラ全員が日南を攻略して喜ばせようとしていましたし、とても個人的な理由で動く水沢の存在もそうです。

もちろん友崎も。

その過程で日南のかなりハードな設定が明らかになってかなりシリアスになったり。ラブコメの括りに入れるのは厳しいですなコレ…。

でも以前から日南は何か抱えていて、それが重そうな過去であるのは示唆されてきたので

「来るべき時が来たな…」

って感じでした。かなり重いですが。

カカオ

カカオ

以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!

僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。

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『弱キャラ友崎くん10巻』の良かったところ

僕が10巻で特に良かったと思ったのは以下の3つです。

  • 水沢に光が当たった感
  • 日南の妹の件が明らかに
  • パーティーがハートフルでした

1つずつ解説していきます!

水沢に光が当たった感

実は個人的に10巻で1番良かったのは水沢でした。

オリジナルゲームを作るにあたって、クリエイター相手に友崎のゲーマーとしての影響力を利用した交渉。

そのやり取りを見た足軽さんに名刺を渡された水沢のハッとした表情ですよ…。

これまで軽い性格で何事もこなして飄々としてた彼が、ここに来て「自分の道を見つけたかも…」みたいな感じで、良い意味で重く受け止めたと思われ。

余程のことが無い限り日南と付き合う展開は無さそうですけど、それでも水沢には明るい未来がありそうだなと思えてとても良かったです。

カカオ

カカオ

将来的には友崎のマネージャー的な存在としてもアリなのでは…

パーティーがハートフルでした

サプライズパーティー(旅行)っていうからワイワイやるのかと思ったら、そこはかとなく感動を誘う空気感があって意外でした。良かった。

絶叫マシンで強そうな中村が1番フラフラになったり、逆に菊池さんが強かったりと笑えるシーンもありました。

でも日南から仮面を剥がす勢いで感動させてる様子もたくさん見られましたね。

9巻で友崎に深く踏み込まれた影響なのか、ちょっと元気がなく隙が多くなっていた日南だからこそってのもありそうですが。

日南の妹の件が明らかに

USJで二人きりになり、ついに日南から妹の件が明かされたのは大きな前進ですね。

物語的にっていうのもありますけど、自分のことは全く話しそうになかった日南からその話題を引き出せた友崎の成長を感じました。

問題は妹の件が

  • イジメ
  • そこからの交通事故
  • 事故なのかそれとも…

っていう重い展開になっていることです。

これが日南の現在の考え方にどう影響したかはまだ分かりませんが、今まで友崎が立ち向かった課題の中で圧倒的に難易度が高そう。

カカオ

カカオ

リア充になるほうが遥かに簡単だと思われ…。

微妙だったところ

日南の妹のことはハードな設定だなとは思いましたが、意外性はそこまで感じませんでした。

意外であればいい、というものでもないんですけど、結構引っ張ってきたんでさらに何か欲しいと思う読者もいたかもなと思ったり。

まぁいざ日南の口からイジメと交通事故のことが語られたとき、もうその重さだけで僕はおなか一杯になりましたが…。

あとは友崎や水沢たちに託しましょう…。

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考察

今回は以下の2点について好き勝手に考察したいと思います。

  • ラブコメに「死」が入る是非
  • この先の展開予想

それぞれ見ていきましょう!

ラブコメに「死」が入る是非

最初に書いておきますが、僕はラブコメに「死」が入るのはアリだと思ってます。

とはいえ1巻を読み始めた当時は「日南の妹が交通事故で…」なんて展開は想像もしてませんでした。

陰キャからリア充へステップアップする、まるで自己啓発本をラノベにしたような本だなと関心したのを今でも覚えています。

でも読んだ感じでは、ジャンル分けするならラブコメが近いかなと思いました。笑えるシーンも多いですしね。

そんなラブコメに過去とはいえ「死」が入ってくると、かなり話を先に進めるのが難しくなりそう。

例えば『鬼滅の刃』だと、ここぞというときに死んだ家族が現れたりする現象が見られますけど、ゴリゴリに現代やってる友崎くんにそれは出来ません。

どうあっても日南の真ん中の妹はもう存在していないんです。

まだ「日南が妹の死を乗り越える」なんて話になるのかどうかは分かりませんが、その重さに物語全体が引っ張られそうな気もして心配してます。

でも逆に上手く利用して盛り上げて、感動させる余地も出来たと思うんです。

僕は「終わり良ければ総て良し」と考えてる派なので、たとえ話が大きく暗くなろうとも、最後に丸く収まればオーケー。

完結するときに感動させてくれることに期待してます。

この先の展開予想

この先の展開をザックリと予想していきたいと思います。

まず今回明らかになった日南の妹の件ですね。ここでは「日南問題」としておきます。

日南問題に友崎は悩みながらも向き合うとは思うんですけど、そこで発生するのが菊池さんの嫉妬かと思われ。

天使なんであからさまに表には出しませんけど、色々ありましたからねぇ…。

菊池さんとの仲がギクシャクするも、それでも友崎は日南を選ぶのでは。

その行動で水沢が日南に強引にでも踏み込んでいくと僕は予想します。

水沢にとって友崎が菊池さんと付き合ってる状態はチャンスですけど、それが崩れるとなったらすぐに日南へ気持ちを伝えにいくと思うんですよね。

10巻で水沢もかなり事情を把握してるので、日南の内側に入ろうとはできるはずですし。

拒絶されそうですが…。

こんな具合に友崎、日南、菊池、水沢…この4人がポイントですね。

カカオ

カカオ

あ、僕はたまちゃんと竹井はくっ付くと予想してますw

弱キャラ友崎くんの感想|まとめ

この記事では弱キャラ友崎くん10巻の感想を書いてきました。

最後に重要なところだけ内容をおさらいしておきます。

  • 日南の誕生日にみんなでサプライズ旅行に行くことにした
  • 3チームに分かれてサプライズを仕掛けることに
  • 友崎は菊池さんと水沢と組んでオリジナルのゲームをプレゼントすることに
  • 旅行先で日南が妹が交通事故で亡くなったことを明かす

こんな感じ。

実際はもっと色々あって濃い話なので、まだ読んでない方はぜひ!

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