『弱キャラ友崎くん Lv.1(1巻)』感想。自己啓発系ラノベで新鮮でしたっ。

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※ネタバレ注意

 

どうも、カカオ(@kudoshin06s)です。
『弱キャラ友崎くん Lv.1(1巻)』を読了したので感想をば。

あらすじ

人生はクソゲー。このありふれたフレーズは、残念ながら真実だ。

だって、人生には美しくシンプルなルールがない。あるのは理不尽と不平等だけ。自由度が高いなんてのは強者の言い分で、弱者には圧倒的に不利な仕様でしかない。

だから、クソゲー。
あまたのゲームに触れ、それらを極めてきた日本屈指のゲーマーである俺が言うんだから間違いない。

――だけどそいつは、俺と同じくらいゲームを極めてなお、「人生は神ゲー」と言いきった。

生まれついての強キャラ、学園のパーフェクトヒロインこと日南葵。
しかも、「この人生(ゲーム)のルールを教えてあげる」だって?

……普通は、そんなの信じない。
だけど日南葵は、普通なんて枠にはまったく嵌まらないやつだったんだ!

あらすじにある「日南葵」というキャラが、主人公の友崎くんをボッチからリア充にクラスチェンジに協力、友崎くんが成長していく物語です。

ココが読みどころ!

日南葵のセリフが自己啓発本の帯にでも書いてありそうな具合で、しかも説得力があって分かりやすいんですよ。

例えばよく「空気読めてないなー」とか言うじゃないですか。

その「空気」とはいったい何かを、日南は分かりやすく言語化しているんです。

いや言語化したのは作者さんか。すっごい。

また、友崎くんも日南もガチなゲーマーなので、例えがゲームなのも特徴。ただゲームをあまりやらない人にはピンとこない恐れも…。

主人公でぼっちの友崎くんの価値観に、別の価値観が生まれてくる感じもいいですな。

 

カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!僕が面白いと思ったところや気に入ったところを、エピソードごとにピックアップしていきます。

 

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人生はクソゲーか、神ゲーか

人生はクソゲーだと言い切る友崎くんと、人生は神ゲーだと言い切る日南。

この二人の言い分は、どっちが正しいっていうのはないと思うんですよね。

やはり世の中は初期パラメーターがやけに高い人もいるわけで、キャラメイキングの段階ですでに差があるというのも事実です。

北朝鮮と日本、どっちに生まれるかでまるで状況が違うでしょ?極端な例ですけど(苦笑)

ただ、友崎くんと日南を比べると、話は変わってきます。

友崎くんはリア充になるための策を練ってもいなければ実行もしていない。また、リア充がどんなモノなのか体験してもいないのに馬鹿にしている。

日南はというと、リア充になることはもちろん、あらゆる努力をして、ゲームの腕もスゴい。

努力をすればどうにかなる、ということを示している。

まぁちょっと根性論みたいで丸っと肯定はできませんけどね。

でも体験もしていない、向上する努力を一切していないのに馬鹿にするのはアカンよなぁと思いました。

物語の後半で、友崎くんが「人生は良ゲー」と評価を変えたのは、努力に効果があったゆえ。

何事もやってみないと分からないってことですな。うん。

「空気」という名のルールを読むときと破るとき、そして作るとき

この物語の肝は「空気」にあると思いました。

空気について、この作品では「その場だけで通用するルール」のような具合に説明されていました。

空気が読めない人というのは、

 

  • このルールを察することができない人
  • 分かるけど無視して破る人

 

この2種類。さらに、

 

  • 新たにルールを作ろうとする人

 

も加わってくるなぁと感じましたね。

終盤の、ゲームに負けた中村をかばう友崎くんは分かるけど無視した。

中村を肯定した泉は、新たな空気を作ろうとした。

……と、僕は思うんですよね。

新たに空気を作ろうとした結果、返り討ちにあって泣きそうになって、それでも一途に中村のためにがんばる泉さんがマジで健気でしたなぁ。

【まとめ】

Amazonのレビューに「対人指南書のような小説」と評価している人がいて、まさにそんな感じだなぁと僕も思いましたね。

人生という大きな枠でも思考されているので、対人だけでなくもっと深く考えるいい機会になると思いますよ。

あとキャラ絵が可愛い(←ここ大事)

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