カカオ
どうもお疲れ様、黒羽推しのカカオです。
今回は…
『幼なじみが絶対に負けないラブコメ10』を読了したので感想をば。
『幼なじみが絶対に負けないラブコメ10』の感想
あらすじ
白草から告白された末晴だったが、答を保留にしたまま4月になり新入生が入学してきた。
黒羽の妹の碧と、末晴を兄のように慕う陸もいる。
そして群青同盟には入部希望者が殺到しその数200人以上!
全員を入部させるのは到底無理なため、入部を希望する者には試練を与えることにしたのだが…。
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了直後の僕のツイートです。
『幼なじみが絶対に負けないラブコメ10』を読了。黒羽と碧が表紙ではあったんですけど、メインは末晴とモモだったような気が…いやめっちゃ面白かったんで全然オーケーですw
— カカオ (@kudoshin06s) March 7, 2023
ただ碧が入ったからこその新たな展開はちょっと無さそうな気配も感じましたなぁ。どうなるかまだ分かりませんけど。
いつも通りキャッキャとラブコメしてる割に、読後感はよく練られた物語を読みえ終えた気分でした。
新入部員を選定する試験や合宿があったりしたんですけど
- それらは一体何のために?
- 誰のために行われているの?
って考えると、僕たち読者はまだ表層に触れている段階なのでは…と思わずにはいられません。深みを感じますねぇ。
分かりやすいところでは末晴が黒羽と白草のことで迷っているんですけど、もっと根っこの部分では末晴たちを巻き込んで誰かの思惑通りに物事が動かされている模様…。
先がめっちゃ気になります。
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
『おさまけ10巻』の良かったところ
『おさまけ10巻』で僕が特に良いなと思ったのは以下の3つです。
- 告白後の白草が大胆になった件
- 末晴の進路に「役者」を入れさせた展開
- 真理愛が選んだポジション
1つずつ解説していきます。
告白後の白草が大胆になった件
告白してからの白草が末晴に対して大胆にぶつかっていくようになったのが印象的でした。
教室で哲彦に告白の件をバラされても、みんなの前で堂々と追い告白までかましてくる姿にアッパレですねぇ。
しかも教室の件は10巻の序盤ですからね。勢いが凄過ぎるw
カカオ
念入りに策を展開させる黒羽とは真逆なのも面白い。
末晴の進路に「役者」を入れさせた展開
末晴とヒナちゃんを演劇で勝負させて末晴に敗北させ、そして覚醒してドラマ出演を即オーケーにする展開が凄かったですなぁ…。
全ては哲彦の思惑通りで、末晴の「叩かれたほうが伸びるタイプ」というキャラを考えての作戦だったのがお見事。
さらに末晴に進路先(役者)を意識させているのもヤバイ。
なんだったら哲彦にとって新入生の選定はオマケで、メインは末晴をより高みへ上らせることにあるかもしれません。
真理愛が選んだポジション
10巻の終盤、真理愛のセリフがグッときましたねぇ。
末晴が進路を大学進学ではなく役者を選んだら、自分は学校を退学して末晴についていくとのこと。どこまでも…。
覚悟決まってますなぁ。
黒羽と白草とは性質の違うポジションであることもポイント高い。
黒羽たちの場合は恋愛要素しかない告白ですけど、真理愛の場合は自分の役者人生も賭けた言葉で仕事であるところが肝。
ほかの二人には取れないポジションを、真理愛が示したワケです。すんごい。
微妙だったところ
哲彦にしてみれば末晴の覚醒がメインみたいに見えたせいか、新入生の選定が手段のように思えてしまったのが個人的にはマイナスでした。
ボリューム的には新入生の選定にかなり割いているんですけど、いつもの種明かしのシーンを読んだ後だと印象は変わります。
カカオ
あれ、新入生の存在感が薄くなったような…
と、思ってしまいました。碧や陸も含めてです。
ただこのシリーズはもう10巻で、末晴たちも3年生になりましたからね。
ここまで来て碧が本格参戦するのはなかなか厳しそうだし、読んでるこっちとしても「そろそろ3人の中から選んでくれよ末晴」ってなる頃合いw
とはいえ表紙に碧を載せた割にはあまり活躍が無かったかなーと…。
『おさまけ10巻』の注目ポイント
個人的に10巻で特に押さえておきたいポイントを3つ挙げてみました。
- 末晴の進路
- 哲彦の真の目的
- 最後の真理愛のセリフはほぼ告白なのでは…
この3つは特に重要だと思います。
1つずつ解説していきます。
末晴の進路
末晴が「役者」「大学進学」のどちらかで進路を迷う展開は超重要ですね。3人との恋も絡んできそうですし。
前述の通り真理愛は末晴が「役者」になることを望んでいます(哲彦も)
一方、大学進学は黒羽が支持していると思われ。黒羽としては末晴が役者になれば遠い存在になるのは間違いないですからね。
現状では、哲彦が裏で糸を引いた状態がずっと続いているので、役者まっしぐらな気配ですが果たして。
哲彦の真の目的
今回の演劇勝負で哲彦が役者を買って出たのは驚きでしたが、真の目的に大きく関わっているようでさらにびっくり…。
劇の内容も意味深で、たぶん父親の実話じゃないかなと僕は予想してます。
ただそれを父親への復讐としてどう活用するのか、役者としての末晴をどう利用するつもりなのかはまだイマイチ分かりません。
とはいえ劇の内容や哲彦自身が演技したことは覚えておいたほうが、これからの巻を面白く読めそうな気がしますね。
最後の真理愛のセリフはほぼ告白なのでは…
末晴に置いて行かれるので…と理由付けして退学すると言った真理愛ですけど、これってほとんど告白ですよね…。
何せ「どこまでもついていく」ですから。
ちなみに言われた末晴は真理愛の覚悟を感じているようでしたけど、告白とは受け取っていないように読めます。
でも僕としてはもう3人から告白されたも同然かなーと思えてなりません。
なので末晴の選択肢としては
- 黒羽(大学進学)
- 真理愛(役者)
- 白草(進学でも役者でもいける)
進路も恋愛も込みで考えるとこんな感じかなと。
ただ黒羽が末晴に対して大学進学を強く迫ったシーンって無かったような気もするんで、黒羽を選んで役者になるパターンもあるのでは。
逆に真理愛の場合はあれだけ覚悟見せちゃってるので、末晴が大学進学を選んだ時点で望みは消えそう…。
話が脱線してしまいましたが、10巻終盤の真理愛のセリフは告白と捉えて覚えておいていいかなと思いました。
『おさまけ10巻』の感想|まとめ
この記事では『幼なじみが絶対に負けないラブコメ10』の感想を書いてきました。
新入生が入ってきてキャッキャはしゃいでいるようでいて、めっちゃ重要な内容の巻でしたね。
末晴は進路選びとヒロイン選びを同時にしなきゃいけないので大変そう(苦笑)
その裏側では哲彦が着々と目的遂行のために動いている不気味さも…。
11巻がどうなるのか楽しみですな!
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おさまけは興味あるけど時間ないしなぁ…
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カカオ
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