ダンまち『オラリオ・ストーリーズ』感想。ただの短編集かと思いきや超展開アリ!!

3 min

※ネタバレ注意

カカオ

カカオ

どうもお疲れ様、ダンまち大好きカカオです。

今回は…

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかオラリオ・ストーリーズ

ダンまちの『オラリオ・ストーリーズ』を読了したので感想をば。

ダンまち『オラリオ・ストーリーズ』感想

あらすじ

イシュタル・ファミリアとの抗争後に団員となった春姫だが、ベルにお礼がしたいのに空回りしてしまう。

そんな春姫にベルは赤面し、ヘスティアとリリは怒り心頭し…?

感想(ネタバレ極薄)

以下は読了直後の僕のツイートです。

短編集とありますが、1話と2話が中編、3話目が短編って感じでしたね。

特に1話目のボリュームがかなりあって、オラリオ・ストーリーズの半分以上を占めています。

ちなみにこの記事のあらすじは第1話のものです。めっちゃ笑える話でしたねぇ。ヘスティアやリリ、その他大勢の女性陣がキレッキレッですよw

残りの2話は結構ディープな内容。ダンまちの根幹にも触れそうで、これを短編集にしたのは間違いだったのではと思うレベル(苦笑)

でも久々にゼノスの面々がガッツリと登場して微笑ましかったですなぁ。そんなゼノスと関わったベル以外のキャラ達の姿が描かれていて面白かった。

特に3話の終盤はかなり驚きの展開でしたなぁ。

ちなみに1話と2話が円盤特典、3話目が書き下ろしの短編とのこと。

カカオ

カカオ

以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!

僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。

オラリオ・ストーリーズの各話感想

今回は各エピソードごとに感想を書いていきます。

英雄と娼婦

イシュタル・ファミリアとの抗争後の春姫が描かれています。

ベルに恋焦がれるがあまり妄想が爆発し、春姫はベル役を演じ相手は自分というアクロバティックな夢まで見る始末w

そんな彼女の相談に乗ったアイシャからのアドバイス、それにイシュタルファミリア時代の教えを頼りに、春姫がさらなる暴走をかましているのが笑えましたねぇ。

かなりはっちゃけている話の割に、この短編集で最も長かったのがまた凄い。

延々と乳繰り合ったりベル君ハーレムのキャラ達と追いかけっこしてるような話に仕上がっているというw

シルがベルの逃走先をバッチリ先読みしてるのも良き。今となっては「そんぐらい出来るわなw」と思えるw

いかにもラブコメって感じの話を読みたい人には特にオススメです!

異端児からの手紙

ウィーネが字を覚えてベルと手紙のやり取りをする話。

手紙で語られるエピソードを当事者視点でより詳しく描かれているところが良き。過去の話の補完的な意味で。

「あー、あの時そんなことがあったのか!」みたいな喜び方が好きな人はツボだと思われ。

また、終盤で登場した「母」の存在と、最淵(カシオス)という場所は興味深いですね。ダンジョンの根幹を成す存在と場所なのでは…と思うまであります。

詳しいことはリド達にも分からない割に、人は入れない空間というのだから悩ましい。この場所の謎はどう明かされるのでしょうか…。

カカオ

カカオ

ウィーネが書いた丸っこい字が可愛かったなー。

世界が見つめる先で示すもの

『異端児からの手紙』の続きのような具合に描かれています。時系列的には18巻より後。

ベルとリューが深層に落ちたときにゼノス達に助けてもらったから、そのお礼を言いに会いに来た!

…ってだけじゃなかったですねぇ。短い割に怒涛の展開が待っていました。

  • 37層のコロシアムの存在理由
  • 前世がジャガーノートのゼノス登場

コロシアムの存在理由とゼノスが密接に関係していて、今回はその結果がジャガーノート転生に至っているところがヤバいです。

とはいえ前世のことであって現在のゼノス化したジャガーノートはまだ何もしてません(凄まじい強さみたいですが…)

今後の転生ジャガーノート君がどうなるのか、めっちゃ気になります…!!

微妙だった点

内容それ自体は最高でした。笑えたし驚いたし、文句なしの仕上がり!

逆にこれだけ物凄い内容を含ませたのに、なぜ短編集として展開したのかが疑問であり微妙です。

本編のナンバリング以外は買わない読者もいると思うんですよね。かくいう僕もアストレアレコードを未だ読んでないしw

そういう読者の存在は書く側も分かってると思われ。そうなると今回の内容は読んでなくてもオーケーな内容?

…そうは思えないんですよねぇ。

最淵(カシオス)、母、転生したジャガーノート…ド級の重要ポイントなのですがw

あとがきによると円盤の特典は加筆修正されたとのことですが、どれぐらいの修正が入ったのかが気になります。

何せ最淵(カシオス)と母が登場したのは、円盤特典とされる2話目なので…。

もしこの記事をここまで読んで未だオラリオ・ストーリーズを読んでいないのなら、ぜひ読んでみてほしいです。

カカオ

カカオ

僕もいい加減アストレアレコード読まねば…

オラリオ・ストーリーズの感想|まとめ

この記事ではダンまちの『オラリオ・ストーリーズ』の感想を書いてきました。

短編集だからと軽い気持ちで読んでみたら超展開が待っていて驚きましたねぇ。

これだからラノベの短編集や外伝は読んでおかないとアカンのです(←まだアストレアレコード読んでない人)

現時点ではこの短編集の重要ポイントがどれだけ本編に盛り込まれるのか分かりません。スルーということはないと思いますが「分かっていたらもっと楽しめる」程度のこともあり得ます。

でもダンまちをずっと追ってる読者なら味わえる面白さがありました!

気になってる方はぜひ!

他の巻の感想
関連記事