※ネタバレ注意
カカオ
どうもお疲れ様、ダンまち大好きカカオです。
今回は…
『アルゴノゥト前章 道化行進 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 英雄譚』を読了したので感想をば。
『アルゴノゥト前章 道化行進』の感想
あらすじ
古代初期、神の恩恵が存在しなかった頃の物語。
語り継がれている『アルゴノォト』という男の英雄譚だが、歴代の英雄の中でも非力で弱々しいとされている。
それでも彼を始まりの英雄と呼ぶ者も…。
アルゴノォトとはどういう人物だったのか。
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了直後の僕のツイートです。
「アルゴノォト前章」を読了。ダンまちの原点となる物語ですな。めっちゃ面白い!想像してたアルゴノォトとはかけ離れたキャラ設定なの笑えた。それとも次の章で覚醒するのかしらん。
— カカオ (@kudoshin06s) July 13, 2023
今のダンまちを意識させる登場人物たちも良かったなー。
ダンまち本編でティオナがベル君のことを「アルゴノォト君!」と呼んでるし、ベルのスキルに「アルゴノォト」があるぐらいなので、それはめっちゃ強そうなの想像してたのですが…。
死ぬほど弱かったw
妹のフィーナと一緒に行動してるんですけど、フィーナはかなりの魔法の使い手に対し兄のアルゴノォトは…w
ただアルゴノォトってベル君のスキルだと「英雄願望」とも表記されてるので、そういう意味では納得のキャラでした。
英雄を夢見るアルゴノォトが、王都で英雄を募集しているのを知り旅立ちますからね。面白おかしい冒険で笑えましたが。
主要な登場人物が現在のダンまちを彷彿とさせるキャラ達なのも面白いし、考察したくなる要素も多くて楽しめました。
終盤はハードな展開を見せたのもダンまちらしくて良き。かなり気になるところで終わったので続きが楽しみです。
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
『アルゴノゥト前章』の良かったところ
僕がこの作品で特に良いと思ったのは以下の3つです。
- ダンまち本編を彷彿とさせるキャラクター達
- アルゴノォトが目指す『英雄』
- 大将軍『雷公』の正体
1つずつ解説していきます!
ダンまち本編を彷彿とさせるキャラクター達
表紙にもあるようにアルゴノォトはベル君っぽさがありますし、アリアは見た目はアイズ感あります(キャラはまるで違いますがw)
フィーナに至っては
「ほぼレフィーヤなのでは…」
と思う見た目と言動で笑えました。アリアにベタ惚れになったところもまさにレフィーヤw
来世になってもアルゴノォトを追いまわしてやる!
みたいなこと言ってたのは面白かったんですけど、それって実際にレフィーヤがベルにやってることなので色々想像が捗りますねぇ。
他にも外見だけながらガレスやベートのようなキャラも関わってきて、アルゴノォトの冒険を心躍るものにしていたのが良き。
カカオ
個人的にはクロッゾの登場が1番驚いたなー。
アルゴノォトが目指す『英雄』
四章『切り捨てるべき一、救うべき百』でのアリアを連れて逃げる最中の、アルゴノォトの言葉が印象的でした。
要するに「何かを犠牲にして得るのではない」ということですな。
夢見がちな志ではありますけど、アルゴノォトが言うとビシッと決まって良かったです。
人を笑顔にすることを信条にした行動スタイルもめっちゃ好感持てましたね。
そういえばフィーナは過去にそういうアルゴノォトに助けられた感じが伝わってきましたなぁ。
どういう経緯で二人が知り合って兄妹を名乗るようになったのか、詳しいことは語られてませんでしたが。
大将軍『雷公』の正体
大将軍の正体がミノタウロスだったのは運命を感じさせましたねぇ。ベル君の原点はここから来てるのでは思わずにはいられない展開です。
しかも今作のミノタウロス、飼われているからなのかガッツリと武装までしてるのがヤバイ。
ベルがレベル1の時に倒したミノタウロスよりは明らかに強そうですね…。
もしアルゴノォトがこのミノタウロスを倒せれば、アリアは生贄にならずに済みまさに英雄なのですが、彼は弱いし神の恩恵もないしでどうすれば…。
ラストに出てきたクロッゾが鍵…?
カカオ
ただアルゴノォトがどうにかしないと英雄にはなれないよね…
微妙だったところ
ほとんど無いですね。
まだ神が降臨する前の時代だから派手なスキルによる戦いが無いところが少し気になるかもしれません。
でもそれを補うだけの迫力と疾走感がありました。
カカオ
フィーナは恩恵無しで魔法めっちゃ使ってたしね。
気になった3つのポイント
後章を読むにあたって特に抑えておいたほうが良さそうなポイントを3つ挙げてみました。
この3点は特に気になるんですよね。
- 「アリア」という名前
- 『天授物』を与えたのは誰なの?神なの?
- クロッゾ
「アリア」という名前
アリアについてはソード・オラトリアでアイズがそう呼ばれることがあったので気になりました。
ただ時代が違い過ぎるので関係ないような気もするんですよね(あとがきによるとダンまち本編から数千年前)
ソード・オラトリアのほうはたしか妖精アリアだったような気がしますし。
とはいえ同じ名前でポジション的にはアイズみたいなものなので、無視はできません。
『天授物』を与えたのは誰なの?神なの?
空から降って湧いたみたいにモンスターをテイムする鎖を寄こすなんて、どう考えても神の所業でしか無いと思うんですよね…。
ただそうなると「どの神がそんなことをしたの?」って疑問も出てきます。
何せ『天授物』の仕様がエグい。生贄を必要とし過ぎ(加えてミノタウロスの食欲)
カカオ
こんな残酷なアイテムを下界の者に送るなんて、かなり捻くれた神なんじゃないかなぁ。
クロッゾ
クロッゾは『クロッゾの魔剣』のクロッゾと同一人物なのか気になるところ。あの戦い方であの見た目なら十中八九そうだとは思いますがw
あと単純にラストに出てきた重要人物でもあるため、覚えておいて損なし!
後章で重要な役割を果たすことは間違いないと思われ。
『アルゴノゥト前章』の感想|まとめ
この記事では『アルゴノゥト前章 道化行進』の感想を書いてきました。
何かと話題にのぼるアルゴノォト本人が描かれるとあって、ファンなら1度は目を通して欲しい内容でしたね。
ダンまちらしいコメディとピンチが描かれているし、登場キャラたちもダンまちキャラの前世を思わせる感じなので面白いですよ~。
ぜひ読んでみてください。