『千歳くんはラムネ瓶のなか』感想まとめ

12 min

※ネタバレ注意

カカオ

カカオ

どうもお疲れ様、チラムネだと陽推しのカカオです。

この記事では『千歳くんはラムネ瓶のなか』の各巻の感想と重要ポイントをまとめてあります。

ネタバレしている部分もありますので、これから購入して読む方はスルーしてください。

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1巻

あらすじ

千歳朔はリア充の中でもトップ的な存在。

同じグループ内には可愛い女子が複数いて、千歳への気持ちを隠してない子もいたり。

ただリア充も楽ではない。

学校裏サイトで罵倒されたり、あからさまに不快な視線を向けられることもある。

そして担任の教師から、同じクラスで不登校の生徒を更生させることを頼まれることだってあるのだ。

重要ポイント

チラムネ1巻で特に重要なポイントは以下の3つです。

  • 自分の美学にこだわる千歳
  • 相互理解
  • 健太の更生

自分の美学にこだわる千歳

千歳はリア充で誰かを助けると決めたら最後まで助ける、それを自分の美学だと拘っているんですよね。

千歳のあり方として崩してはいけないと、半ば使命感にかられているかのような。

1巻では深く描かれることはなかったんですが、美学をモットーにする千歳は押さえておいたほうが良さそうです。

相互理解

相互理解については健太の更生にあたって、千歳が重要視してた部分です。

これは考えさせられましたねぇ。

  • 相手のことを知ろうとし
  • 自分のことを知ってもらう

相手も同じことをするから相互なんでしょうけど、これが上手くいかないから健太は引き籠ってしまったし、千歳とも終盤で衝突しました。

カカオ

カカオ

なんだったら1巻全体で重要になってる感ある…。

健太の更生

健太の更生は単純にストーリー的な意味合いで重要だと思いました。

健太は主人公じゃないですが、1巻のメインストーリーの中心にいましたね。

そして全てが終わった後も、健太が千歳たちと引き続き友達でいられたのは大きいと思うんですよね。

健太が今後どれぐらい物語に絡んでくるのかは分かりません。

でも千歳たちリア充グループにはいなかった「愛されるタイプのお馬鹿」です。

活躍できる場面はありそうだと思います。

感想

内容以前に文章がちょっと独特でした。

あとがきによると、一般や純文をたくさん読んできた作家さんとのことなので、色々影響を受けているのかもしれません。

個人的には読み心地が良くてめっちゃ好みです。

▼1巻の詳しい感想

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2巻

あらすじ

七瀬悠月に付き合ってくださいと言われた千歳朔。

互いに自分たちは似ていると感じていた二人の急接近の理由とは。

始まった偽の恋に忍び寄る何かの存在が?

『千歳くんはラムネ瓶のなか2』感想から抜粋

重要ポイント

2巻のストーリーで僕が特に重要だと思ったポイントは以下の3つです。

  • 千歳と七瀬が恋人のフリをする(ストーカー対策)
  • 七瀬のトラウマ(中学時代に受けた暴力)
  • 健太には慣れなかった智也

1つずつ見てきましょう!

千歳と七瀬が恋人のフリをする(ストーカー対策)

ストーリー的にはやっぱりコレ。

七瀬が誰かに付きまとわれている感覚があることから始まった、千歳と七瀬の偽の恋人関係です。

ギャグ方面で見るとチーム千歳の女子たちのリアクションがとにかく笑えましたね。まさに一触即発w

シリアスな面で見るとストーカーを刺激してしまい、七瀬への嫌がらせやヤン高の柳瀬(不良)を引き寄せる結果に…。

七瀬のトラウマ(中学時代に受けた暴力)

柳瀬が絡んできたことで、七瀬が中学時代に彼から受けた暴力が明らかに…。

普段は飄々としてる印象が強かった七瀬だけに、抱えていたトラウマとどんどん疲弊していく様子がショッキングでしたね。

そんな七瀬を立ち直らせた千歳のやり方がまた凄かった。

1巻で健太の部屋に突入したときを彷彿とさせる予想外な方法。「え、そんなんやっちゃうの!?」と思いましたなぁ。

健太には慣れなかった智也

智也が健太と比較されていたことのほうが印象的でした。

千歳は智也の恋愛相談の裏側を察していながらも相手をしました。

それは健太のように変われるようになることを狙って(あるいは期待)いたからです。

智也が七瀬を普通に振り向かせるよう努力してくれれば……と。

しかし結果は…。

カカオ

カカオ

1巻のバッドエンドを読んでいるかのような気分だったなぁ。

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感想

1巻と違ってチーム千歳のメンバーがピンチに陥ってる所が印象的でした。

千歳って内面では色々悩みつつも基本は無双なので、2巻もそんな感じかなーと思ったら良い意味で裏切られましたね。

あと健太が千歳たちに割と馴染んで面白くなっていたのもポイント高いですw

▼詳しい感想はこちら

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3巻

あらすじ

進路相談の季節になり、明日姉は地元に残るか上京するかで悩んでいたが、気持ちは東京の大学に傾いていた。

小説の編集者になるために。

だが父親に反対され諦めて地元の大学を選ぼうとしていたが、そこで千歳が動いた…

『千歳くんはラムネ瓶のなか3』感想から抜粋

重要ポイント

3巻で僕が特に重要だと思ったポイントは以下の2つです。

  • 明日姉が進路で父と揉める
  • 千歳が明日姉を東京に連れ出す

1つずつ見ていきましょう。

明日姉が進路で父と揉める

3巻のメインが明日姉の進路問題でした。

東京の大学に進学し、将来は小説の編集者になるために出版社への就職を目指したい明日姉。

それに反対したのが明日姉の父親。

明日姉の父親は元教師で、夢を追って敗れた生徒たちを数多く見ているため、娘には地元の大学を薦めている。

父親の言うことはどこまでも正しく、明日姉は上京を諦めかけた。

カカオ

カカオ

ちなみに蔵センも生徒だったというから驚きw

千歳が明日姉を東京に連れ出す

上京を諦めかけていた明日姉を、千歳がこっそり東京に連れ出しました。

明日姉に東京を見せることで、編集者を目指す決断を促そうというワケです。

進学したい大学に行ってみたり、買い物をしたりしてる中で、編集者と小説家のやり取りを目にする。

編集者は小説家の話を聞き、まだ世に出ていない物語を見つけ出すかのように語りかける。

その光景を見ていた明日姉は決意を固める…。

感想

以下は3巻を読了した後の僕のツイートです。

全体的に「いずれ先に卒業してしまう明日姉」を感じさせるせいか、今この瞬間を全力で頑張っている感じが伝わってきました。

現実を見て堅実に生きろと諭そうとする父親の正しさに挫けそうになる明日姉や、家族間の問題に関係のない自分が入る余地は……と悩む千歳などなど。

いつになく青春してて良き。

いざってなると圧倒的な強さを見せる千歳も、元教師で明日姉の父親(しかも蔵センも元生徒)相手には大苦戦してて新鮮でした。

人生の岐路に立って迷う明日姉からは、これまでに見せなかったキャラも窺えて面白かったです。

▼3巻の詳しい感想

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4巻

あらすじ

バスケ部の新キャプテンになった陽は、部員たちとの練習で檄を飛ばす。

低い身長ながらも誰よりも熱く頑張る姿に、千歳の気持ちはザワつく。

そんなある日、野球部の部員が千歳の元へと来て頼んだ。

戻ってきてくれ、と。

『千歳くんはラムネ瓶のなか4』感想より抜粋

重要ポイント

チラムネ4巻で特に重要なポイントは以下の2つです。

  • 千歳が野球部にカムバック
  • バスケ部の新キャプテン陽の苦難

1つずつ見ていきましょう。

千歳が野球部にカムバック

野球部のエースが怪我をして、部員たちが千歳に戻ってきてほしいと頼む展開に…。

千歳と野球部との間に何があったのかを陽に打ち明け、陽から叱咤された後に戻ることにした千歳。

※ただ完全に戻るワケではなく、その試合のみ(今後は分かりませんが)

調整を追えて試合当日となり、千歳は久しぶりにバッターボックスに立つ…。

バスケ部の新キャプテン陽の苦難

新キャプテンとなった陽は部員たちをしごぐが、彼女の指導についていけない女子たちから不満の声が上がる。

副キャプテンの七瀬が間に入るも、ついには部活が一時休止に…。

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感想

3巻と違い話の内容自体はシンプルで

目の前の壁をブチ破り、熱いプレイで部員たちを魅了して焚き付けろ!

って感じなのが印象的でした。

とにかく熱くてスポ根と言っても過言ではないレベル。

これまで謎だった千歳と野球部の事情が、陽によって開示されたのも良かったですね。

スポーツをする者同士で、しかもどちらもエース級。

また、二人とも「才能」という言葉で努力を否定されたこともあって、とにかく話が通じ合うんですよね。

陽以外にもヒロインはいますけど、千歳の野球エピソードを語る上では陽しかいないと思わせてくれました。

▼4巻の詳しい感想

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5巻

あらすじ

夏休みに入り、藤志高の勉強合宿に参加することにしたチーム千歳。

勉強合宿ではあるものの、行動は割と自由で海で遊ぶこともできるしバーベキューもあるとか。

合宿以外に花火大会の予定も入れて、各々が浮足立つ…。

『千歳くんはラムネ瓶のなか5』感想から抜粋

重要ポイント

チラムネ5巻で重要なのは以下の3つだと思いました。

  • 夕湖、陽、七瀬、明日姉の視点
  • 夕湖が千歳に告白
  • 千歳を追いかけてきた優空

1つずつ見ていきましょう。

夕湖、陽、七瀬、明日姉の視点

優空以外のヒロイン候補たちの視点で語られるシーンは要チェックです。

共通してるのは「千歳のことが好き」っていう気持ちなんですけど、それぞれ思いの在り方が違っていて面白い。

逆に千歳にとってそれぞれのキャラをどう捉えているのかも言葉にされていて興味深いです。

また、表紙にもなってるんで夕湖視点が多いと思いきや、明日姉の語りが結構なボリュームになっていたのが印象的。

夕湖が千歳に告白

常日頃から千歳のことを好きだという気持ちを全開にしてた夕湖ですけど、今回のは本気の告白でした。

人間関係あるあるですけど、告白して付き合うにせよ振られるにせよ、以前の空気には戻れないんですよね…。

千歳はそれを恐れていた感じもあって、かなり狼狽えた末にどうにかいつもの調子で答を伝えた感じに…。

カカオ

カカオ

ただ個人的に疑問なんですけど、なぜ夕湖は皆の前で告白したんですかね…。

千歳を追いかけてきた優空

夕湖の告白後に独りで帰っていた千歳を追いかけてきた優空の、メインヒロイン感が凄かったんで重要ポイントに入れておきます。

もし千歳が独りになるようなことがあったら、誰よりも優先して彼を選ぶという優空の姿は、可愛さというよりも頼もしさに溢れてました。

ほかのキャラに比べて覚悟が決まっていて、このシーンだけで見ると圧倒的に「強い」と思わずにはいられません。

たしかこの時点では優空の視点だけは描かれていなかったと思うので、そこもポイントになってきそうですね。

感想

重要ポイントだけ見ると激動のストーリーに思えそうなんですけど、実際は花火大会や勉強合宿を楽しむ千歳たちのシーンがほとんど。

読んでいてこっちまで楽しくなれます。

でも「もう二度と来ない夏」みたいなニュアンスを常に匂わせていて、楽しさと切なさが同居しているんですよねぇ。

この匙加減が凄い。

なんだったら僕としては5巻って夕湖や優空のシーンより、地の文や風景描写から感じられる空気感のほうが強く印象に残ったほどです。

ラノベでこういうタイプは珍しいですなぁ。

▼5巻の詳しい感想

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6巻

あらすじ

1年前、まだ千歳が優空を内田さんと呼んでいた頃、彼らに何があったのか。

そして全てが変わってしまった今、千歳を追いかけた優空は何を考え、何を思っているのか。

『千歳くんはラムネ瓶のなか6』感想から抜粋

重要ポイント

チラムネ6巻で特に重要なのは以下の3つだと思いました。

  • 優空の過去
  • 優空と夕湖の衝突
  • 千歳が誰も選ばない理由

1つずつ見ていきましょう。

優空の過去

これまで伏せられていた優空の過去が明かされます。

優空視点になるのも大きなポイントで、彼女が入学当初の千歳をどう思っていたのかが読めてとても面白い。

今と昔じゃ千歳に対する接し方が全然違うw

ただ優空の過去はかなり悲しいもので、ほかのキャラとは趣が違いました。

そんな優空を千歳がどう救って現在に至るのか、5巻終盤で追いかけてきた優空の覚悟とも繋がっているので要チェック!

優空と夕湖の衝突

終盤で優空と夕湖が激しく感情を爆発させてぶつかるところは外せません。

これまで仲が良かった二人だし、温和だった優空と誰に対しても明るい夕湖ということもあって、内容よりも衝突する様が凄かったですw

いや内容ももちろん重要ですが…。

特に5巻でなぜ夕湖が皆の前で告白したのかが語られたのは個人的にポイント高い!

カカオ

カカオ

優空の気持ちも全開になって、一緒にいる千歳にはもうどうにもならないw

千歳が誰も選ばない理由

優空と夕湖の衝突の場で、千歳がどうしてヒロイン候補たちとの関係を前に進めないのかが明らかになりました。

例えば4巻の陽との出来事なんて、もうあそこまで行けばくっ付くだろうと思うんですけど、あれ以上の進展はありません。

千歳がそれ以上進むのを避けている、と…。

なぜ割けるのか、なぜ進めないのか、なぜ誰も選ばないのか。

それは、自分が抱いている気持ちが「恋」なのかどうかが分からないから、とのこと…。

これは千歳自身の問題と捉えるべきなのか、ヒロイン候補たちが「恋」だと認識させるだけの圧をかけることができるかどうかが大事なのか、どっちなんですかね。

両方な気もしますが、これ以降の千歳の心情においてとても重要なポイントなので覚えておくと良いかと。

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感想

チーム千歳内の人間関係がバチバチと衝突して、これまで気持ちを表に出してなかったキャラ達が一気に本音を噴出させていたのが読み応えありました。

オブラートに包んだりギャグで誤魔化すことなく、本音と本音がぶつかる様はバトルかよってレベルで凄かったですねぇ…。

それでいて空中分解することなく、ひとまず友人関係に落ち着いたところは安心しました。

とはいえ、海人や和希までもが気持ちを表に出したことで、以前とはまた違った空気のチーム千歳になりそうで気になります。

現状、和希の気持ちを知ってるのはたぶん千歳と健太のみなので影響は小さそうですが果たして…。

▼6巻の詳しい感想

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6.5巻

あらすじ

夏休み中の彼女たちの物語。

千歳を想う彼女たちはどう過ごし、何をして、何を考えているのか。

各々がぶつかる壁や葛藤が、高校2年の夏を過ぎ去る…

『千歳くんはラムネ瓶のなか6.5』感想より抜粋

重要ポイント

6.5巻は全4章からなる短編集なので、各章の重要なポイントを解説します。

1章

夕湖と七瀬、ナズナの3人でショッピングに行くお話。

ポイントとなるのは千歳に振られた夕湖が、これから先のことをどう考え、千歳とどう関わっていくかを決めるところだと思いました。

また、この買い物を通じて3人に友情が芽生えていくのも見所です。

2章

明日姉が地元雑誌の出版社へ見学に行くお話。

千歳も一緒に行くことになるのですが、今考えるとこれが運命の分かれ道だったかなと…w

この章のポイントは明日姉が見学先で挫折感を味合うことになるシーンです。

まだ東京にすら出ていない、大学も決まっていない段階で編集者への道が…という苦しい場面で明日姉に手を差し伸べる人が…?

3章

優空が千歳とデートに誘うもいつもの買い物っぽくなったお話。

とても優空らしいほっこりした雰囲気で僕は良いと思いましたがw

この章は優空が千歳の家のキッチンについて思うところがポイントです。

「千歳家のキッチンに1番似合うキャラクターは?」

と訊かれたら、チラムネ読者ならばたぶん「優空」と答えるのではないでしょうか。「陽」とは答えないはずw

でも千歳が優空以外のキャラと付き合うことになったら、いくら1番似合っていようと千歳の家のキッチンにしょっちゅう優空が立つのは不自然ですよね。

優空はそのことについて悩んでいます。

4章

陽がOGとバスケの練習をするお話。

6.5巻の中では1番バチバチにやりあってたのが陽ですね。バトル物かよと思うレベルw

ポイントとなるのは陽の燃え尽き症候群です。

4巻で千歳と相棒なんて呼ぶ合うぐらいに盛り上がった陽なんですけど、そこで全てを出し切ったかのように燃え尽きているんですよね。

ハートに火を付けようにもなかなか付かない感じ。

恋をして自分は弱くなったのでは…と。

そんな陽をOG達がビシバシと鍛えていくのですが、その描写がめっちゃ直球にハードですw

感想

6.5巻というナンバリングからも想像ついてましたが短編集ではありました。

ただ時間軸が6巻後であるのと、6巻の出来事を踏まえて夕湖や七瀬、優空を描いています。

普通にメインストーリーと捉えていいですね。「短編だからスルーでいいや」などと思わず読んでおいたほうがいいなと思いましたw

明日姉と陽は6巻の出来事というより、彼女たちが中心に描かれた巻(明日姉は3巻、陽は4巻)を振り返っておくとより楽しめるかと。

この二人は千歳のことと同じくらい自分のことで悩んでましたね。夕湖と比べると趣が少し違いました。

ちなみに個人的には陽のエピソードが1番好みでしたね。OG達と激しくバスケをするシーンはマジで熱いです!

▼6.5巻の詳しい感想

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7巻

あらすじ

夏休みが終わり学校が始まると、千歳たちを待っていたのは藤志高祭だった。

学外祭、体育祭、文化祭が開催され、千歳たちは応援団となる。

三年生からは明日姉が、一年生からは紅葉が千歳たちに加わり、パフォーマンスの準備に取り掛かる。

『千歳くんはラムネ瓶のなか7』感想から抜粋

重要ポイント

7巻で特に重要だと思ったのは以下の3つです。

  • 6.5巻の内容
  • 紅葉によるチーム千歳への破壊工作
  • 紅葉が七瀬を覚醒させた

1つずつ解説していきます。

6.5巻の内容

ラノベ読者の中には短編集や外伝は買わない人もいるかもしれません。

が!

チラムネ7巻は6.5巻の内容が関わってくるため、短編だからと読まないでいると結構響きます。

しかも重要なシーンで関わってくることもあるんですよね…。

ラノベあるあるなんですけど、短編集や外伝の内容がメインストーリーに大きく関わってくる作品って割と多いんですよ(苦笑)

紅葉によるチーム千歳への破壊工作

新キャラで一年生の紅葉が千歳にグイグイ接近し、あまつさえ明日姉、陽、優空を激怒させるシーンがありました。

これまでも感情を露わにする場面はありましたけど、純粋に「怒」な感じなのは初です。

紅葉は藤志高祭で応援団をやる千歳たちの中に入ることになり(明日姉も)、一緒にダンスの練習などをすることになりました。

動機は千歳に近づくこと。

紅葉は自分がチーム千歳の女子よりも出遅れていることを理解した上で、後輩ポジションの強みを活かすムーブで千歳に接近。

各人の大切な場所や物を利用してメンタルにダメージを与えるスタイルを取ったワケですね。

事前にかなりリサーチしていないと取れない行動なんですけど…。

カカオ

カカオ

恐ろしや紅葉たん…。

紅葉が七瀬を覚醒させた

続々とキレてしまった友人たちをキッカケに紅葉に対し不信感を抱いた七瀬だったんですけど、いざ紅葉と対峙し問い詰めてみたら返り討ちにされてしまったのが意外でした。

紅葉のメンタルが鋼過ぎる…。

さらに言えば紅葉は七瀬のこともよく分かっていて、彼女の弱み(千歳と共有している大事な場所が無いことなど)をピンポイントで突いたのも七瀬にとっては痛かったですね。

逆に七瀬は新参者の紅葉のことをまだよく知りません。

そして紅葉がやったことは特別悪いことではなく、あくまでもそれぞれの大切な場所で千歳と一緒に過ごしたというだけ。

客観的に見れば何も問題はないんです。完全に七瀬の詰みでした。

けれどこれをキッカケに七瀬が覚醒、これまで自分を抑えていた部分を解放しました。

丁度、東堂が来ていたのでバスケで1 on 1を柄にもなく仕掛け、しかも圧倒するという…。

これを見ていた陽は当然ショックを受けるワケなんですけど(最初に東堂を倒すのは自分だと思ってたので)、それすらも七瀬は分かっていてやってましたね。

もう誰に遠慮することなく、自分の思った通りにしようと決めたような具合でした。

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感想

内容的には紅葉に敵意が向かうような感じになってますが、僕としては紅葉が嵐を巻き起こしてくれて良かったと思いました。

夕湖が千歳に告白した件を乗り越えたのはいいんですけど、9月になってから「今だけは休みたい…」みたいな気持ちが各キャラに働いて停滞しそうだったんですよね。

それでは話が盛り上がりません。

そんな時に紅葉が現れ盛大に暴れてくれました。

おかげで七瀬が凄いことになり、この先どうなるのか楽しみで仕方ないですね。

▼7巻の詳しい感想

8巻

あらすじ

千歳たちは藤志高祭に向けて準備を進めている。クラスの出し物は演劇で、脚本がついに完成。タイトルは…

『白雪姫と暗雲姫と優柔不断な王子さま』

ノンフィクションかどうか確認したくなる題名だった。

『千歳くんはラムネ瓶のなか8』感想より抜粋

重要ポイント

僕が8巻の内容で重要だと思ったポイントは以下の3つです。

  • 『白雪姫と暗雲姫と優柔不断な王子さま』
  • 七瀬悠月→ナナ
  • 千歳が好きなのはナナではなかった

1つずつ解説していきます。

『白雪姫と暗雲姫と優柔不断な王子さま』

千歳のクラスでやる演劇の内容が決定。それが白雪姫をナヅナが脚色した『白雪姫と暗雲姫と優柔不断な王子さま』というタイトル。

役者は…

  • 白雪姫→柊夕湖
  • 暗雲姫→七瀬悠月
  • 優柔不断な王子さま→千歳朔

内容は千歳たちのリアルに寄せた関係性とキャラ設定が施され、しかもラストは王子さまがどちらかをヒロインに選ぶというアドリブ指示。

余談ですが僕は大学時代に演劇サークルにいたんですけど、ラストをアドリブ指示なんてされたら役者降りますねw

ヒロインの選び方は千歳の気持ちではなく演技力などで女優賞を決めるようなノリとのこと。

カカオ

カカオ

…いやぁリアルにも響いてくるんじゃないかなぁ。

七瀬悠月→ナナ

7巻で藤堂相手に覚醒した七瀬ですけど、8巻では千歳に接近するために自分を覚醒させていました。

それを「七瀬悠月」から「ナナ」へ変化したと彼女は表していたのが印象的。「ナナ」はコートネームなんですけど、7巻での藤堂に勝ったのが影響していると思われ。

ナナの千歳に対してグイグイ行く様は、もはやキャラが変わったレベル。

千歳と七瀬の会話って明日姉ほどではないけど文学的な情緒を感じられたんですけど、ナナは何もかもが直接的でしたね。

千歳が好きなのはナナではなかった

向かうところ敵なしのように思えたナナだったんですけど、千歳が好きなのは「ナナ」ではなく「七瀬悠月」であることが発覚。

「七瀬悠月」には自分の美学を重んじるスタイルがあったんですよね。そこに千歳は惚れていたと。

ナナに魅力がないワケじゃないんですけど、単純に「七瀬悠月とナナのどちらが好きか?」という話ではないかと思われ。

カカオ

カカオ

ナナはバスケも強いし直接的な魅力は増すけど、七瀬悠月には七瀬悠月の魅力もあるんだよなー。

感想

グイグイいく七瀬が凄かったし新鮮でしたねぇ。そういうキャラじゃなかったんで、戻ってくれるのか心配になったほど。

重要ポイントでは挙げませんでしたが、七瀬がナナになった影響が陽に結構出ていたのも気になります。

8巻での試合では陽は活躍をほとんど七瀬に奪われ、あまつさえ存在自体をフェイクとして使われたほど。

そんな陽ですけど、色々あって持ち直したようなので今後が楽しみ。

劇については8巻の段階では未知数でしたなぁ。アドリブのところ以外は仕上がっているようなんですけど、ラストをどうするかは見当もつきません。

劇のルール上、8巻の七瀬の行動が影響しないことにはなってるんですけど果たして…。

▼8巻の詳しい感想

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まとめ

この記事では『千歳くんはラムネ瓶のなか』全巻の感想と解説をまとめてきました。

1巻ではかなり強気で青春版の俺tueeeeみたいに思えた千歳も、巻数が進むごとに悩んだり苦しんだりすることが多くなったのが印象的です。

文体にちょっと癖があるので好みは分かれるかもしれませんが、青春ど真ん中なストーリーが好みな方にはオススメだと思います!

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