※ネタバレ注意
カカオ
どうもお疲れ様、陽推しのカカオです。
今回は…
『千歳くんはラムネ瓶のなか7』を読了したので感想をば。
『千歳くんはラムネ瓶のなか7』感想
あらすじ
夏休みが終わり学校が始まると、千歳たちを待っていたのは藤志高祭だった。
学外祭、体育祭、文化祭が開催され、千歳たちは応援団となる。
三年生からは明日姉が、一年生からは紅葉が千歳たちに加わり、パフォーマンスの準備に取り掛かる。
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了した後の僕のツイートです。
やはり注目は表紙にもなっている新キャラの紅葉ですね。
今まで一年生キャラがいなかったせいか、紅葉の後輩ポジションから千歳たちに接してくるスタイルは新鮮でした。
けれどただの新キャラ投入とは趣が違ってましたね。想像以上の物凄い展開を見せてくれましたよ…。
でもこれまでのチラムネ同様に、楽しそうな青春を読ませてくれるところは変わっていません。
祭は準備のときが楽しいって感じの描写が多くて、読んでて学生時代を思い出しましたねぇ。
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
チラムネ7巻の良かったところ
僕がチラムネ7巻を読んで特に良かったと思ったのは以下の3つです。
- 夏休み後も合宿
- 紅葉の覚悟の決まり具合
- 覚醒した悠月
1つずつ見ていきましょう
夏休み後も合宿
合宿というか皆でお泊りイベントみたいな感じでしたけど、ダンスの練習のために夕湖の家に皆で泊まりになった展開が嬉しかったですねぇ。
もう夏休みも終わったし合宿的なイベントは無いと思ってましたよ。
勉強合宿とは違って今回は自由度が高いのもポイント。
自分たちで考えたテーマを元に必要な小道具や音楽を決め、振り付けを考えていく過程は読んでてワクワクしました。
風呂に入る順番を決めたり、一部のメンバーが抜け出してラーメンを食べに行ったりは合宿あるあるで良き。
そんな中で語り部となって胸の内を吐露するキャラが何人か描かれ切なくなったり。
そして後輩ポジションから怒涛の攻めを見せる紅葉も気になったりと、色々な意味で内容の詰まった合宿でした。
紅葉の覚悟の決まり具合
夕湖の家での合宿の終盤、千歳と紅葉の二人で公園に行ったシーンがあったんですけど、そこで見せた紅葉の覚悟が凄かったですねぇ。
千歳のためなら何でもするといわんばかりの圧を感じました…。
もちろん夕湖、悠月、陽、優空、明日姉の5人だって千歳のことを好きではいます。
でもこの5人は千歳以外も大切にしていて「自分と千歳だけの領域」「ほかの誰かと千歳だけの領域」を分けている感じなんですよね。
ところが紅葉はガンガン他人の領域へ攻めていきました。この攻めで陽と優空、明日姉までもが激怒するというトンデモ展開になったのは驚愕でしたな…。
このことで傷つくのは千歳も同様なんですけど、それすらも紅葉は覚悟しているという…。
これだけ書くと紅葉って最悪のキャラじゃないのかと思うかもしれませんけど、紅葉が投入されたからこそ、停滞しそうだった9月が動き出した感があって良かったと僕は思います。
特に七瀬ですねぇ。
覚醒した七瀬
紅葉の不穏さに気付いた七瀬が返り討ちにされただけでも驚いたんですけど、その後まさか封印を解いて真の力を発揮するかの如く覚醒したのには目が点になりそうでした。
どう読んでもバトル物っぽいw
東堂との1 on 1で圧倒する七瀬なんて誰が想像したでしょう。
でも七瀬がこれまでバランスを取るような言動を取っていたので、実は自分を抑えていたという理由付けは説得力ありました。
そしてキッカケを与えたのが新キャラで、しかも今までいなかった後輩ポジションからというのも良かったですね。
互いに優しくし合っているチーム千歳の中では、こんなパラダイムシフトは起こせなかったですよ。
カカオ
それにしてもこのシリーズ、バスケや野球の描写が入るとアクセル踏み込んだようなテンション爆上げ感あるw
微妙だったところ
藤志高祭が少しゴチャゴチャしてる気がしました。
日程が決まっているとはいえ、学校行事で考えられる祭系のイベントを一気にやり、千歳たちの応援団も縦割りで…
という辺りの説明が読んでて僕はちょっとテンション下がったり。
でも縦割りじゃないと明日姉と紅葉は参戦できなかったんで、ここは譲れないでしょうなぁ。
勝手な想像ですけど、モデルにしてる学校が実際にこんな感じなのかもしれませんね。
考察
今回は興味深い展開が目白押しだったので好き勝手に考察していきます。テーマは…
紅葉を不気味に感じてしまうたった1つの理由
です。
最初に結論を言うと…
明日姉に始まり陽、優空が普段からは考えられない激怒っぷりでしたよね。
そして理性的に物を見ていた七瀬すらも紅葉に言い負かされてしまう始末。
僕は陽が怒ったところで「ん?」となり、優空が怒ったところで「紅葉は何者や…」と不気味に思いました。
極めつけは七瀬と紅葉のシーンです。
どうにも紅葉はチーム千歳の内情をかなり知っているように思えてなりません。
七瀬の心情を見透かしたかのように、七瀬と千歳だけの居場所が無いと突いてくるところはゾッとしましたね。
陽と明日姉の居場所での振る舞いも、彼女たちがいかにその場所を大切にしているかを分かっていてやっていたのだからスゴイ…。
さすがに優空の椅子のシーンについては偶然かなとは思いますが…。
七瀬ですら知らなかったのに、まだ関係の浅い紅葉が知るはずがありません。
……知るはずは無いんですけど、紅葉の「お前たちの手の内は全てお見通しだ」と言わんばかりの態度を見ると、どうにも偶然に思えなくなります(苦笑)
カカオ
少なくとも紅葉は、千歳の家のキッチンが優空にとって大事な場所であることは分かっていたはず。
こんな風に不気味と書いておいてなんですが、別に僕は紅葉を嫌いなワケではありません。
むしろチーム千歳に嵐を巻き起こしてくれて感謝してるほどです。
面白くなってきましたよ!
チラムネ7巻の感想|まとめ
この記事では『千歳くんはラムネ瓶のなか7』の感想を書いてきました。
これまでのチラムネには無いタイプの荒れ具合に、僕はワクワクが止まりませんw
紅葉の件がどうなるのか、覚醒した七瀬が何をするのか。
続きとなる8巻が楽しみです!
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