※ネタバレ注意
カカオ
どうもお疲れ様、陽推しのカカオです。
今回は…
『千歳くんはラムネ瓶のなか5』の感想をば。
『千歳くんはラムネ瓶のなか5』感想
あらすじ
夏休みに入り、藤志高の勉強合宿に参加することにしたチーム千歳。
勉強合宿ではあるものの、行動は割と自由で海で遊ぶこともできるしバーベキューもあるとか。
合宿以外に花火大会の予定も入れて、各々が浮足立つ…。
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了直後の僕のツイートです。
4巻が激しいスポ根だったからなのかは分かりませんが、今回はえらく切ない雰囲気が滲み出ていました。
物語が急激に動いたのは終盤なんですけど、そこに至るまでの「青春は今しかなく、もう後戻りはできない」みたいなメッセージがビシビシ伝わってきましたねぇ。
夕湖を始め、千歳以外のキャラ視点も結構あって、それぞれの心情や千歳に対する思いが読めるのが凄く良かったです。
そして水着の描写は必読w
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
チラムネ5巻の良かったところ
僕がチラムネ5巻で特に良かったと思ったのは以下の3つです。
- 夕湖、七瀬、陽、明日姉の視点
- もう二度と来ない夏休み感
- 独りの千歳に駆けつけた優空
1つずつ解説していきまっす!
夕湖、七瀬、陽、明日姉の視点
5巻以前にも千歳以外のキャラ視点になることはあったんですけど、今回はそれぞれの今の気持ちを確認するような具合で各視点が描かれていたのが良かったと思いました。
さらに千歳が各々のキャラをどう捉えているのかも語られているのもポイント高いですねぇ。
ただそれが恋愛対象にまで発展するかどうかは判断つきませんでしたが。
ギリギリのところを狙っている感も良き。
そういえば優空の視点ってなかったような…。
よく考えてみると優空以外は5巻までの間に表紙に載って中心的なポジションにいたことがるキャラですね。
優空はこれからってことなんでしょうか。
もう二度と来ない夏休み感
5巻全体に漂う「もう高校2年の夏は二度と来ない」みたいな空気感が切なかったんですが良かったです。
それ言ったら高校1年だってもう2度と来ないやんけ。
と思われるかもしれませんが、1年はまだ不慣れな感じがあり、3年は受験で忙しいので、1番気楽な高校2年が思い出として残りやすいかなと。
あとチーム千歳の人間関係がかなり微妙なバランスで推移していることもあって、二度と来ない青春っぽさを演出してると思われ。
ちょっとでも誰かが動けば、今の関係が崩れてしまうという危うさが…。
独りの千歳に駆けつけた優空
夕湖の行動については後述するとして、個人的に凄くグッときたのは終盤の優空です。
告白され、ひと悶着あって独り帰路につく千歳を追ってきた優空のセリフですよ。
覚悟が決まってましたね…。
ほかの友達もみんな好きだけど、千歳が独りになるようなことがあれば誰よりも優先するというスタイル。
控えめなキャラ設定かと思いきや、肝のすわり具合はヒロイン候補たちの中ではまさかのナンバーワンでした。
まぁ実際に優空の心情がどのような感じなのかは分かりませんけど、彼女のセリフからは一片の迷いも無い気がしましたね。
微妙だったところ
ほかのキャラがメインだった時に比べ、夕湖の描写がちょっと物足りないかなと…。
5巻って序盤では明日姉と千歳がガッツリとデートを満喫してましたし、七瀬や陽のシーンも結構厚めでした。
特に陽は「え、それもうほとんど告白やんけ」と思われるシーンが後半にありましたしね。
それに比べると夕湖はちょっと薄いように思えます。
これまでに語られなかった夕湖の心情や母親の登場もあって、彼女が七瀬とは違った「特別」であったことが分かったのは読み応えありました。
ただ、なんかこうもうちょい欲しいかなと。
カカオ
もしかして僕が感じている物足りなさは作家さんの狙い通りなのかも?
印象に残ったシーン
やはり夕湖の告白シーンですねぇ。
まさか皆の前でやるとは思わなかった…。
千歳がめちゃくちゃ動揺(というより狼狽えていた?)していた感じも意外性があって良き。
夕湖としては合宿の終わったタイミングでキリが良かったのかもしれませんが、千歳はこれからじっくり考えていく感じでしたので、心の準備がまだ…といったところだと思われ。
個人的には以下の2点が気になりました。
- 千歳の好きな人は誰なのか
- なぜ夕湖は皆の前で告白したのか
千歳の好きな人については5巻時点では何とも言えないのでスルーしておきます(僕としては陽を選んで欲しいw)
夕湖がどうして皆の前で告白したのかが特に気になりますなぁ。
仮に告白が成功した場合、それはそれで優空、七瀬、陽、千歳の間に何とも言えない空気が流れそうですし。
カカオ
地味に気になるんで、6巻以降でその動機を明かして欲しいっす。
チラムネ5巻の感想|まとめ
この記事では 『千歳くんはラムネ瓶のなか5』 の感想を書いてきました。
全体的には思い出に残る夏休みって感じで、花火大会や海を満喫してる千歳たちを、少ししんみりした気分で読める1冊だったかと思います。
終盤で怒涛の展開があったので、6巻からのチーム千歳がどうなっているのか心配ですね。
そもそもチームとしてまとまっているのかどうか不安…。
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