※ネタバレ注意
カカオ
どうもお疲れ様、チラムネ大好きカカオです。
今回は…
『千歳くんはラムネ瓶のなか8』を読了したので感想をば。
『千歳くんはラムネ瓶のなか8』感想
あらすじ
千歳たちは藤志高祭に向けて準備を進めている。クラスの出し物は演劇で、脚本がついに完成。タイトルは…
『白雪姫と暗雲姫と優柔不断な王子さま』
ノンフィクションかどうか確認したくなる題名だった。
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了直後の僕のツイートです。
『千歳くんはラムネ瓶のなか8』を読了。七瀬って器用だと思ってたけど、もしかして1番不器用なのでは…と思いましたなぁ。一周回った感があるというか。僕としては彼女の美学はとても好きだし、不器用さも味があって今まで以上に推せるキャラになりました。良き!
— カカオ (@kudoshin06s) June 21, 2023
8巻は表紙にもなってる七瀬がメインなんですけど、真の力?を発揮しつつあった七瀬が秘めたる力を爆発させて凄かったですね。
バスケでも美貌でもリミッターを外したかのようなパワーを見せつけて、千歳も反応に困るレベル。
かと思いきや…その勢いが思わぬ答に行き着いて面白かったです。
あと今回はかなりディープな描写が…w
ただ七瀬メインとはいえ、それ以外のキャラも場面は少ないながら印象の強いシーンを残してました。
個人的には七瀬の勢いに圧倒されていた陽の描写が気になりますねぇ。
また個人的になんですけど、僕は大学時代に演劇サークルに入っていたんで千歳たちがやる劇の内容というかスタイルのヤバさに驚きました。
役者を始めスタッフ全員が気を抜けないぞアレは…。
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
チラムネ8巻の良かったところ
- 演劇のラストがアドリブ
- ナナ→ウミへの着火の流れ
- 千歳が惚れたのはナナではなかった件
演劇のラストがアドリブ
演劇経験者の僕に言わせると、ラストをアドリブ指定なんてヤバすぎてドン引きです(褒めてますw)
でも『白雪姫と暗雲姫と優柔不断な王子さま』が千歳たちのリアルを反映させてるようなものなので、クライマックスは本人たちのアドリブでというのは最高に熱い。
とはいえ実際に誰が好きかで決めるのではなく主演女優賞を決める感じで選ぶ、というのがルールにはなってます。
まぁ千歳の選択がリアルの恋愛事情に影響があり、その逆もまた然りな感じがして仕方ありませんが…w
ナナ→ウミへの着火の流れ
七瀬の覚醒バージョン?のナナの勢いが凄かったんですが、そのおかげで(という良い方もアレですが)陽が落ち込んだのが個人的にポイント高い。
落ち込んだ陽を美咲ちゃんが一杯に誘い、そこから美咲が陽と七瀬の二人を通して全国制覇を意識してることが知れたワケです。これめっちゃ面白い展開でしたね。
そして陽もしっかり着火され、これから激熱の予感が伝わってきました。
これからナナとウミの熱いバスケシーンも読めるかもと期待しちゃいますね。
あと地味に気になったのは美咲ちゃんの高校時代ですなぁ。蔵センも実は一緒の高校だったりするのかなと思ったり…。
カカオ
外伝として美咲ちゃん達の高校時代も書いて欲しいかも。
千歳が惚れたのはナナではなかった件
怒涛の勢いを見せるナナがまさか千歳を押し倒し、あんなディープな姿を見せつけてくるとは思いませんでしたなー。
かなり際どい描写でビックリした…。
でもそこで千歳が好きなのは「七瀬悠月で在り続けようとする七瀬悠月」であることが発覚。
確かに七瀬が今まで表に出さなかったナナの勢いや魅力も良かったものの、美学を重んじる七瀬悠月スタイルも魅力的。
どちらほうのが上というより、どちらのほうが好みという話なのかもしれません。
千歳にとっては「ナナ」ではなく「七瀬悠月」に惚れたワケですな。
これの何が良かったって、読者の僕的にはナナの姿は良かったもののバーサーカーにも似た状態に映ったんですよね。
カカオ
バーサーカーは常態化するのではく、いつか戻らなくてはいけない。でもナナはどうやったら七瀬に戻るんだ?
って思いながら読んでたので「こういう戻し方で来たか!」と膝を叩きたくなりましたねぇ。作家さんにアッパレ!
微妙だったところ
ザッと読み返したんですけど特に見当たらないんですよねぇ。七瀬以外のヒロイン候補たちも少ない場面なのにしっかり活躍してましたし。
ちょっと気になったのは男性陣の活躍の少なさぐらい。特に和希。
8巻は七瀬がメインなので、彼女のことが好きな和希がもうちょっと出てもいいような気もします。
ただあとがきによると8巻と9巻の上下巻構成とのこと。劇の内容を考えると引き続き七瀬はガッツリ登場すると思われ。
なので和希があまり登場しないと言ってしまうのは早計かもしれませんね。
チラムネ8巻の感想|まとめ
この記事では『千歳くんはラムネ瓶のなか8』の感想を書いてきました。
前述の通り8巻と9巻は上下巻構成なので、8巻はいわば上巻。七瀬がえらく遠回りして千歳の答をゲットしたように僕には思えました。
その不器用さが良い意味で七瀬らしくなくて良かったですねぇ。ナナについてはちょっとお腹いっぱいかもw
今後気になるのはやはり演劇のラストシーンを千歳がどうするのか、ですね。
演技で評価するということにはなってますが果たして…。
そして紅葉の動向も見逃せません。何やらステージで「昔のテレビで人気だった企画」をやるらしいんですよね。
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