※ネタバレ注意
カカオ
どうもお疲れ様、リゼロ大好きカカオです。
今回は…
『Re:ゼロから始める異世界生活35』を読了したので感想をば。
同時発売したリゼロ短編集9巻の感想はこちら↓
『Re:ゼロから始める異世界生活35』感想
あらすじ
ゾンビ騒動によって帝都を放棄したヴォラキア帝国と、スバル達ルグニカ王国側が同盟を結ぶことになった。
そこへアナスタシア達も加わるものの、ゾンビ達の追撃がスバル達を追い詰めていく。
この災いを退ける術、それは星詠みによって2つの光が示された。
そのうちの1つは、スバルが帝国にやって来てからずっと抱えていた問題に、否応なしに向き合わせてきた…
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了直後の僕のXです。
リゼロ35巻を読了。帝国編になってからずっと燻っていたとある問題にケリがつき、さらにその先を見せるぜと言わんばかりの熱い展開でした!
— カカオ (@kudoshin06s) September 25, 2023
強者たちが見せてくれる熱いバトルもあちこちで勃発して良き。https://t.co/G6Vix3A484
「問題」というのはルイについてなんですが、まぁほら、色々と揉める種じゃないですかあの子。
そこんところの決着というか落としどころを探って見つけていくのが35巻、そして今後の展開の肝になってきそうだなと思いました。
そしてゾンビ騒動はさらに苛烈になっていて、ルグニカの猛者たちもバチバチに戦ってくれて胸熱でしたよ。
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
『リゼロ35巻』の良かったところ
『リゼロ35巻』で特に良かったと思ったのは以下の3つです。
- スピンクス VS ロズワールとベアトリス、ガーフィール、ミゼルダ
- ルイの処遇
- 星食のスピカ誕生
1つずつ解説していきます!
スピンクス VS ロズワールとベアトリス、ガーフィール、ミゼルダ
35巻もあちこちでバトルが勃発してどれも熱かったですね。
その中でも僕はロズワールを始めベアトリス、ガーフィール、そしてミゼルダの4人が一緒に戦った対スピンクス戦が1番面白い戦いだと思いました。
まずロズワールが柄にもなく驚き焦り、挙句に先走って戦いを始めちゃうところ。
ロズワールは亜人戦争の時にスピンクスと対峙し、あまつさえ倒しているので無理もないんですけど、キャラに似合わない焦りっぷりが良かったw
そんなロズワールと連携するベアトリスも新鮮でしたなぁ。この二人が組んで戦うなんて、もう二度と見られないかも?
そこへガーフィールの拳まで重なり、ミゼルダの刃がきらめく。怒涛の展開とはまさにこのことですな!
カカオ
ただバトルは良かったものの決着は着かず。スピンクスがなぜゾンビ化して復活したのかも分からなかった…。
ルイの処遇
「ルイをどう扱っていくのか」問題は、ルグニカ側で盛大に揉めましたね。
厄介なのは…
- 被害者のレムがルイを大切に思っている
- スバルもルイに対する悪感情がほぼ消えた
- でも他のキャラ達はルイを全く良く思っていない
- ルイは未だに記憶喪失
- そんな中で星詠みによってルイが重要人物だと示された
この5つです。
特に5つ目の、今回明らかになったこの騒動におけるルイの重要さが、余計に事態を混乱させてるんですよね…。
まぁ盛大に揉めた末に、どうにかアナスタシアが言う「落としどころ」を決めるまでが読み応えありました。
特にレムは「ルイが自分の記憶を奪った」という事実に向き合わなくちゃいけなくて、読んでて胸が苦しくなりましたねぇ。
もう涙、涙、とにかく涙ですよ…。
カカオ
ちなみに落としどころは新しい名前を与えて、とにかく人を救うこと。それがルイの償い…。
星食のスピカ誕生
襲い掛かる大勢のラミアは絶望的でしたけど、そこでルイ改めスピカの出番になったのが熱い!
まさかラミアの名前を食べさせるとは…。
というかルイを許すかどうかしか僕は頭に無かったんで、そんな彼女の暴食の権能をまさか利用する側になるとは思いませんでしたなぁ。
何せ名前を食べるあの力は、リゼロ読者の僕にしてみれば長らく忌み嫌う最悪のスキルだったワケで、それをスバルが使わせるなんて予想外過ぎてヤバイ。
なんなら作家さんは僕みたいな読者を生み出したくて、暴食にレムの名前を食わせたのでは…と思うまであります。
とにかくめっちゃ驚きましたなぁ。
ちなみに権能の名前は暴食改め「星食」となってました。
カカオ
キレイなようでいてスケールの大きさも感じさせるネーミング…。
微妙だったところ
前述のスピカがラミアの名前を食った描写がちょっと分かりにくかったです。僕の理解力が足りないかもですが(苦笑)
特に名前を食ったのに、なぜ誰もラミアを忘れていないのかが疑問だったんですよね。
一応、該当する部分を何度も読み返してどうにか自分なりに納得は出来ましたが(合ってるか自信ないですが)
次の巻で分かりやすい解説をスバルかベア子からお願いしたいですw
35巻の気になった2つのポイント
リゼロ35巻で僕が特に気になったのは以下の2つです。
- 星詠みが示したもう1つの光「グルービー・ガムレット」
- ゾンビ騒動の首謀者は誰なのか
1つずつ解説していきます!
星詠みが示したもう1つの光「グルービー・ガムレット」
見た目はモフモフで可愛いけど口の悪いグルービー・ガムレット。
このキャラは星詠みが示したもう1つの光なんですが(残り1つはルイ)、彼の重要さが35巻では分からなかったです。
かなり強いことは分かりましたが、ルイほどの特殊性は特に描かれていませんでした。
むしろグルービーが出会ったロウアンとハインケルのほうが重要そうに見えたほどです。
あるいはグルービーがアベルの元にこの二人(特にロウアン)を連れていくことがポイントということなんですかね。
ちなみにロウアンはセシルスの父親とのこと。驚いたw
まぁロウアンについても何が重要なのかは今のところ分かりません。セシルスの父親でかなり強いということだけは確かですが。
カカオ
いずれにせよ、スピカだけでなくグルービーの件も覚えておこっと。
ゾンビ騒動の首謀者は誰なのか
ゾンビ騒動の首謀者が誰なのかは今回も分からなかったですねぇ。
不死王の秘蹟を使えるスピンクスが1番怪しいんですけど、亜人戦争で倒されている上に現時点ではゾンビ化(つまり死人)なので、可能性としては薄い気がします。
それともスピンクスは亜人戦争の時、保険をかける意味で時間差で復活できるように仕組んだとか…?
まだまだ謎です。
でも「首謀者は誰なのか」という視点を忘れないようにして次の巻を読み進めてみると、結構面白いと思われ。
『リゼロ35巻』の感想|まとめ
この記事では『Re:ゼロから始める異世界生活35』の感想を書いてきました。
全体的にはゾンビが登場するパニック映画のような趣でしたね。
とにかく敵が大量に発生し、ボスクラスのキャラまで群れで登場するヤバさが面白かったです。
とはいえルイの件を話し合うシーンでは、各キャラの心情が重く描かれていて読み応えもあり。
この記事では扱いきれなかった名シーンもたくさんあるので、まだ読んでない方はぜひ!