※ネタバレ注意

どうもお疲れ様、リゼロ大好きカカオです
今回は…

『Re:ゼロから始める異世界生活43』を読了したので感想をば。
『Re:ゼロから始める異世界生活43』感想
あらすじ
アルデバラン達と『アルデバスターズ』の全面衝突はなお激化していく。
互いに譲れぬ目的のため、愛と信条を真正面からぶつけ合う両陣営。
だが追い詰められ、アルデバランの力が制御を失った瞬間、憂鬱の魔女となった村娘は、果てることなき地獄を目にする。
ナツキ・スバルを巡る戦いも最終局面へ。
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了直後の僕のポストです。
リゼロ43巻を読了。今までで1番衝撃的な章の終わり方だったかもしれない…。
— カカオ (@kudoshin06s) December 25, 2025
映画とかと違ってリゼロはまだ続くから、よくブチかましたなと思わずにはいられない。
僕は凄く好きな展開だけど、失ったモノを考えると賛否は分かれそうな気がする。#adhttps://t.co/pDQ6RifxDa
ネタバレになるので詳しくは語れませんが、過去イチ評価の難しい巻だと僕は思いました。
壮絶なバトル展開とリゼロ序盤から続いていた謎について触れる流れは変わらず良かったです。
ただ、読み終えた読者はきっと、この九章で得たモノと失ったモノを天秤にかけ、
「果たしてこれで良かったのだろうか」
と頭を悩ますのでは。僕は悩みましたねぇ。
個人的に好きな終わり方ではあったんですけど、何せ失ったモノがデカ過ぎなんで評価は分かれると僕は予想してます。
ちなみにあとがきによると、リゼロはいよいよ後半に突入していくとのこと。
…え、待って。43巻でようやく真ん中辺りなの?(遠い目)

以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
『リゼロ43巻』の良かったところ
『リゼロ43巻』で特に良かったと思ったのは以下の3つです。
- レムが鬼族本来の力に覚醒
- アルの権能封じに適任だった彼女…ではなく彼
- 今までありそうで無かった「終わり方」
1つずつ解説していきます!
レムが鬼族本来の力に覚醒
スバルへの想いはもちろんなんですけど、プリシラと過ごした日々も影響してレムが覚醒したのが泣けましたねぇ。
ヤエとバチバチに戦えるとは正直思ってませんでしたよ。
でもヤエはヤエでプリシラに仕えてたメイド(監視と暗殺目的だったけど)なので、奇妙な縁を感じずにはいられません。
この世を去ってなお、プリシラの存在感は大きい。
アルの権能封じに適任だった彼女…ではなく彼
アルだけでなくスバルもだけど、「死」をトリガーにして権能を発動させるので、逆に死なせなければ彼らは時間を戻せない。
そして少なくともアルについてはその権能の内容は把握されていたので、今回対策されましたねぇ。
猫っぽい喋り方でお馴染みのフェリスです。
死のうとするアルを癒やし続けて権能を発動させない作戦。ちなみにこの作戦を考えたのはペトラです。冴えすぎだろw
この一手はアルにとって致命的でした。
やり直しを前提にずっと戦ってきた彼にとって、戻れない状態で何かを決めるのって恐ろし過ぎるから。
今までありそうで無かった「終わり方」
なんやかんやあってラインハルトが復活し、スバルとベア子を封じた黒い玉をアルから奪って斬ったときはもう

勝ったな
と僕は確信しました。でもそこで裏切ってくるのがリゼロですねぇ。
まさか復活したスバルがすぐさまレムに自分自身を死に戻りさせるとは…(レムにやられるの通算何回目です?w)
どこまで戻るのかと思ったら、プレアデス監視塔にアルと一緒に来て、プリシラの死者の書を探してるところまでですよ。
読んでるときは回想シーンに入ったと思ったんで驚愕したのは言うまでもない。
そしてアルがやらかす前に彼を封印…と。
つまり、九章での出来事はほぼ全て無かったことになりましたマジか。
こういう終わり方って別に珍しくはないんですよ。全てのキッカケまで時間を遡って無かったことにする映画とかありましたし。
ただ映画と違ってリゼロってこれからも続くんで、かなり驚きました。
でも時間遡行が可能なら、一度ぐらいあってもいい展開だと僕は思います。
微妙だったところ
良かったところに挙げといてなんですけど、今回の終わり方を微妙だと思う自分も少しあるんですよね。
何せ9章でレムは復活した上に鬼本来の力を発揮できるぐらいに強くなりました。ここに至るまで10年以上はリゼロを追ってきましたよ僕は。
それをまた真っ白にされたんで、さすがにしんどいなという思いはあります。
ただ、レムの記憶が戻った時、少し物足りなかったんですよね。なぜならスバル不在だったからです。
やはりレムの復活にはスバルも立ち会って欲しいところ。
なのでもし43巻を読んで「せっかくレムが復活したのに…」と思った読者は
「いやいや、スバルがレムの復活を見届ける最高の瞬間を拝める(かもしれない)」
と視点を変えることをオススメします。
そうすれば、43巻の終わり方も割と肯定できますぜ。
考察
ここからは43巻の内容で気になったポイントを挙げいきます。まぁ気になるとこだらけなんですが厳選します。
- アルにとってはレムが存在してること自体あり得ない件
- アルデバランの真名
- アルの目的
一つずつ見ていきましょう。
アルにとってはレムが存在してること自体あり得ない件
前にもこれは書いたと思うんですけど、43巻ではアル視点で完全に言い切っていたので挙げときます。
ただ結局詳しいことは分からずじまい…。
回想シーンでアルが鬼族の里にでも行った描写でもあればよかったんですけど、ギヌンハイブやエキドナのお茶会やるとこのシーンだけでした。
とりまこのことは忘れないでおこう。
アルデバランの真名
動画か記事か忘れたんですが「アル=スバル説」というのをちょいちょい見かけたことあるんですよね。
アルの権能を考えると、確かにそれはあり得るなと思った時期が僕にもありました。
ところが今回アルの真名が「ナツキ・リゲル」だと判明(アルがロイに自分の名を食わせるために叫んだことで明らかに)
名字が同じ…!
だけど名前が違う…!
これはいったい何を示しているんですかね。
ただ、スバルと同じく星を意味する名前なのがポイント。何かしら関連があると思われ。
また、ペトラが触れていたけど、異世界召喚されるのはナツキ姓の人間なのだろうか…。
リゼロの世界には過去に、スバルとアル以外にも異世界(というか日本)から来た者がいるのは既に分かっています。
彼らの名前(真名)が気になってきましたねぇ。
アルの目的
アルの目的が「世界終わらせる魔女を産まない」ということが示されました。
だとすると、スバルを放っておくと世界を終わらせる魔女が生まれるってことになりますよね。
いやまぁ聖域編、そしてこの九章でも嫉妬の魔女が出てきたのは、スバルの存在あってこそではあるので否定できませんが(苦笑)
また、アルがその目的に突き進む理由はイマイチ分からなかったです。
プリシラの件がトリガーになったのも謎。それともトリガーになったわけではなく、プリシラがいなくなったことで以前の目的が再び浮上しただけとか?
過去に世界を終わらせた場面を目にしたならともかく。それともアルは、世界の終わりを目撃した経験が?
アルについては、おそらくスバルがこれから解き明かしていくとは思います。いつか対話するためにアルを封印したようですし(今回スバルの決意が描かれていましたしね)
『リゼロ43巻』の感想|まとめ
この記事では『Re:ゼロから始める異世界生活43』の感想を書いてきました。
個人的にはなかなか渋い読後感で好みなんですけど、皆さんはどうでしたか?
僕は、これからスバルが自分の手でレム復活を成し遂げてくれる展開を期待してます!
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