『Re:ゼロから始める異世界生活 10』感想。エキドナの試練が意外に…。

3 min

※ネタバレ注意

カカオ

カカオ

どうもお疲れ様、レム推しのカカオ(@kudoshin06s)です。

Re:ゼロから始める異世界生活10』を読了したので感想をば。

最初に超サクッと感想を言っちゃうと

  • アニメ1期で分からなった謎が解けてスッキリ
  • スバルのキャラを深掘りして興味深かった
  • エキドナのキャラが意外と可愛い

こんな感じ。

『Re:ゼロから始める異世界生活 10』感想

あらすじ

一度ロズワール邸に戻ることにしたスバル一同。

アーラム村の村人たちと戻ってみると、聖域に避難したもう半分の村人たち、そしてラムが未だ戻っていなかった。

屋敷に戻ってみると、そこにはいたのはフレデリカ。

スバルとエミリアは聖域に向かうことになる…。

…と、まぁ序盤はこんな具合です。

感想(ネタバレ極薄)

9巻で壮絶な目にあったクルシュとレムについては、即時解決とはいかない模様です。

それよりも、聖域そのものが問題となってスバルたちの前に「試練」として立ちはだかってます。

ラストには驚愕しましたなぁ…。

カカオ

カカオ

以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!

僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。

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ペトラ、メイドになる

ペトラがロズワール邸のメイドに採用され、レムたちと同じメイド服着てましたw

挿し絵で描かれていましたけど、可愛かったですぜい。

アニメ2期が放送した暁には、動くメイドペトラが見られますな。

親書が白紙になった理由

アニメを見ていた人も、どうしてロズワール邸に届けさせた親書が白紙になったのか疑問でしたよね。

原作では明かされるのかと思って9巻まで読んでみても明らかになってなかったんで、僕もすっかり忘れていたんですがw

10巻で明らかになっとりました。

あの親書を書いたのはレムで、そのレムの記憶が世界から消えたため、世界の帳尻を合わせるためにあの親書は白紙になった

とのこと。
…納得。

時間軸的に、白鯨を倒して帰路に着くレムとクルシュたちが魔女教に襲われたのと、親書がロズワール邸に届いたのって本当にわずかな誤差だと思うんですよね…。

もしスバルがペテルギウス戦のときにレムたちの状況を知ることになっていたらと思うと、絶対に詰んでいたような気がする…。

片やペテルギウスが攻めてきて、片やレムたちが別の大罪司教二人に襲われる。

カカオ

カカオ

うん、無理ゲーw

フレデリカ

アニメ版のレムの回想シーンでちらっとだけ登場したフレデリカが、10巻でどどんと登場しました。

回想じゃないですよ?w

キャラとしては飛び抜けてオモシロイところはないんですけど、周囲と同調して面白味を底上げするような効果のある性格だなーというのが第一印象ですな。

あと牙がすっごい設定には驚いたw

けれど色々と疑惑も尽きないキャラでもありますね…。

10巻の時点では何一つ解決していない。

聖域で登場する新キャラ、ガーフィールとの関係性も気になるところですねぇ。

ちなみに、フレデリカよりもオットーのほうが面白味の底上げという点では効果があったように思いますな。

シリアスなシーンになりそうでいて明るさが保たれていたのは、オットーがいじられキャラと突っ込みキャラを兼ねていたからです。

魔女エキドナの試練

10巻の肝は魔女エキドナの試練でしたなー。

聖域に入ったはイイものの、「混じり」であるエミリアたちは一度入ってしまうと出られない。

出るためには魔女エキドナの墓所に入って行う「試練」を越えなければいけない。

レムとクルシュの問題を抱えているというのにまた別の問題かー、と若干イラッとしたのが正直な感想です(苦笑)

が、

読み進めてみればそんなイライラはすぐ消えました。

まずエキドナのキャラがよかったです。
魔女というだけあって迫力はあるように描かれていましたけど、スバルの反応や行動次第で驚いたり照れたりするところが可愛かった。うん。

魔女のイメージがちょっと変わったなー。

次に、与えられる試練の内容に感動しました。

エキドナは魂だけとなって挑戦者に試練を与えるんですけど、その1つ目が自分の過去と向き合うコト。

スバルの場合だと、日本にいた頃。

スバルのキャラの理由付けが完了

エキドナによってスバルは日本にいた頃に戻って、両親と向き合うことに。

不登校になった理由が明らかになり、涙ながらに父親に告げる独白が泣けました。

スバルのあの痛々しいまでのお調子者キャラは、人気者である父親の影響を強く受けていたんですなぁ。

そのくせいざ凹むとどこまでも沈んでいくあのダークな一面は、父親みたいになれなかった負い目が影響を受けていたのではないかと。

スバルというキャラの成り立ちが分かる、とても濃い内容でした。

あとキャラ付け以上に、

異世界転生や召還された主人公って、日本の家族のこと何も思ってないのかしらん?

という僕が異世界モノにずっと抱えていた違和感に応えてくれたなーとw

スバルが最後に母親に「行ってきます!!」と言ったシーンは最っ高に感動しました!

1巻以来の登場エルザさん

スバルは試練の1つ目をクリアしたものの、クリアせねばならない(とスバルが思っている)肝心のエミリアが試練1つ目をクリアできずに。

ひとまず聖域にいた村人たちだけはアーラム村に帰すことになり、スバルも同行する。

村人を送り届け、屋敷に戻ったスバルだったけれど……

いつの間にかお腹を切られてましたああぁぁ!!

んなコトやるキャラは一人しかいません。

1巻で登場して以来だったあの人、腸狩りことエルザです。

エルザの前には未だ眠っているレムの部屋が…。

屋敷にいたフレデリカは?

ペトラは??

で、10巻はここで終了。

うおぉー!!先が気になるぅ!!

…って、アニメの時も毎回こんな感じでしたなw

他の巻の感想
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