『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか14』感想。ベル君を巡るヒロイン戦線にあの人が急浮上っ!

4 min

※ネタバレ注意

カカオ

カカオ

どうもお疲れ様、リュー推しのカカオ(@kudoshin06s)です。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか14』を読了したので感想をば。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか14巻
ダンまち14巻の表紙。ヴェルフが真ん中で振るっている剣に注目です。

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか14』感想

以下は読了した直後の僕のツイート。

ネタバレを防ぐため「彼女」としてますけど、13巻まで読んだ方ならすぐに分かっちゃいますねw

またヘスティアちゃんの悩みの種が増えた感あるw

ただ「彼女」がヒロイン戦線に参戦する仮定がとにかく過酷だった。

目の前には絶望的な冒険、

過去には仲間が無惨にやられたトラウマ。

それを乗り越える姿が、ヒロインと同時に主人公的でもあって感動した。なんならメインヒロインになってくれても…と思うまである。

カカオ

カカオ

以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!

僕が面白いと思ったところや気に入ったところを、エピソードごとにピックアップしていきます。

スポンサーリンク

ダンまち14巻の良かったところ

  • ベル君不在のヘスティアファミリアが階層主を撃破!
  • ヴェルフによる「ヴェルフの魔剣」が仕上がるまでが熱かった
  • 深層の絶望感を戦うベルとリューが真に迫ってた
  • リューが過去のトラウマを乗り越えてくれた…(感動
  • 恋するリューが可愛くてヤバい

ベル君不在のヘスティア・ファミリアが階層主を撃破!

双頭の竜「アンフィス・バエナ」と戦うヘスティア・ファミリアの戦いぶり、凄かったですなぁ。

(正確に言うとアイシャ達ヘスティア・ファミリア外の面々の活躍がないと勝てない勝負だったけど)

食らったが最後、灰になること請け合いの灼熱のブレスに、魔法の効果を減退させる霧。

この攻撃と防御を双頭のそれぞれが担当するという絶望感。

それらと対峙しボロボロになりながらも奮闘する姿は、ベル君のそれと重なりましたねぇ。

春姫とアイシャ、命と桜花のそれぞれのペアが絆を見せてくれた。この2組のペアの活躍がデカかったなぁ。うん。

ヴェルフによる「ヴェルフの魔剣」が仕上がるまでが熱かった

アンフィス・バエナを倒した一行になおもモンスターたちが襲いかかって追いつめてくる。

そんな中でヴェルフが道中で手に入れた材料などを元に、その場で魔剣を作り上げた姿が熱かったですなぁ。

炉の描写や鎚を振るう姿からして熱いし、自分の限界が見えてそれを越えていくヴェルフの姿はもっと熱かった。

仕上がった壊れない「ヴェルフの魔剣」が、ヴェルフが一皮剥けたことを示していた感じでしたね。うん。

深層の絶望感を戦うベルとリューが真に迫ってた

第9章「ハロー深層」の絵がアイズだったんで

カカオ

カカオ

あ、もしかしてアイズがここぞって所で助けに来るパターン?

などと思った僕だったんですけど、そんな都合の良い展開にはしませんでしたねぇ。ここがまず良かった。

もしアイズが助けちゃったら、段階すっ飛ばして37階層の攻略をする羽目になったベル君の絶望感が伝わってきませんからね。

一緒にいるリューは負傷してロクに動けないし、自身も傷だらけ。

そして深層のモンスターはただ強いだけでなく駆け引きもできる猛者ばかり。エンカウントする頻度も上層とは比べものにならない。

ボロボロの体に鞭打って戦い、あまつさえ骸の遺品も漁って生き延びようとするベルとリュー。

ヘビーな展開の連続は読んでてキツかったけど、ここでアイズが颯爽登場したら水を差す形になっちゃうんでコレで良かったと思います。

カカオ

カカオ

英雄は絶望を乗り越えてなんぼ!

リューがアストレア・ファミリアにいた頃が明らかに

過去にリューが多くの仲間を失ったというのは序盤で分かっていましたけど、その詳しい過去描写がされましたねぇ。

アストレア・ファミリアにいた頃の「正義」についての議論や、詳しいキャラの名前などなど。

ジャガーノートに無惨にやられていく悲惨なものもありましたね…。進撃の巨人ばりにヤバかった……。

でもトラウマも含め、リューの過去が洗いざらい明らかになってくれて良かった。

でなければ、この後にリューが見せてくれる壮絶な戦いに勢いがつかなくなりますからね。うん。

リューが過去のトラウマを乗り越えてくれた…(感動

トラウマが明らかになって、心の内で仲間たちに背中を押されて、ジャガーノートと戦うベルの元へ突入するリューがめっちゃ良かった…。

もうあの時点で彼女はトラウマを克服した感ありましたね。

そこからの怒濤の快進撃と戦い方に感動した…。

お得意の平行詠唱によるルミノス・ウィンドを、手元に昔の仲間の数だけ光玉を残す。

そして彼女たちの名前を呼びながらジャガーノートに放つ……泣ける。

14巻の主人公はリューだと言っても過言ではないレベルでした。

恋するリューが可愛くてヤバい

絶望的な状況を共有し、ベルに肯定され、さらには互いの肌で暖め合ったりもしたせいでしょう。

リューもベル君の巡るヒロイン戦線に参上しましたねw

その恋するリューの姿が、これまでのクールな感じとは違っていて可愛い。

まだ自分の気持ちが「恋」だと認識していない辺りがまた良い!

カカオ

カカオ

今後、リューがベル君にどう絡むのか。ヘスティアを始めとした他のヒロインズ達の対応が気になるところw

ダンまち14巻の微妙だったところ

あえて挙げるなら、椿や豊穣の女主人の面々の活躍をもっと見たかったかなーと。

特に豊穣の女主人の面々が冒険するところなんてなかったですからね。

リューが主人公の外伝で戦ったところが描かれていたぐらい?

ただそんな描写を入れてしまうと、凄いボリュームの14巻がさらにとんでもないことになってしまうから、控えめにしたんじゃないのかなと僕は勝手に予想してます。

カカオ

カカオ

14巻のボリュームは過去最高だそうですw

【まとめ】14巻はベル君に影響されたキャラのお話だった

14巻が始まってからしばらくベル君が登場せずにヴェルフたちの活躍を描いたり、ジャガーノートをリューに倒させたりする感じが良かった。

ベル君のこれまでの奮闘ぶりが、ファミリアや周囲のキャラにも伝わって力になっているんだなーって。

いつか映像化してくれると嬉しいなぁ…。

チェックAudibleで『このすば』などのラノベを声優の朗読で聴ける!

関連記事