※ネタバレ注意
どうもお疲れ様、レム推しのカカオ(@kudoshin06s)です。
今回は…
『Re:ゼロから始める異世界生活26』の感想をば。
『Re:ゼロから始める異世界生活26』感想
あらすじ
見知らぬ土地で目覚めたスバルは少女との待ちに待った再会を果たすも、それが途端に試練に変わってしまい苦悩する。
彼女は記憶を失い自分が誰かも分からないのだ。
その上スバルから放たれる魔女の瘴気が、少女に警戒感を抱かせてしまう。
少女はスバルから逃げ森へ、それを追うスバルも森の中へ…
ってな感じです。
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了直後の僕のツイートです。
スバルが記憶を失った時もゼロから感じしましたが、今回はまた別の形でゼロからになった感じでしたねぇ。
正直言って
「まどろっこしいなぁ」
と思いました。読み始めた時は。
でも読み進めていくうちに、コツコツと彼女との関係性を築いている感じを楽しんでいる自分がいましたね。
また、彼女のキャラが記憶を失ってる関係で若干変わっているところも新鮮でした。
※ネタバレ回避のために「彼女」とか書いてますけど、まぁ、うん、察してくれると信じてますw
物語それ自体は、もはや王選を大きく離れてまるで違う舞台に立ったようなレベルで急展開を迎えています。
表紙の男が大きく関係しているのですが、この男、なかなか良いキャラしてました。
彼が色々大変な矢先、スバルが現れたって感じですね。
ちなみに新章の始まりの割に終わり方は結構スッキリしてました。リゼロにしては意外ですw
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
リゼロ26巻の良かったところ
26巻で個人的に特に面白かったのは以下の3つ。
- レムのキャラに新しさを感じた
- 死に戻り後にトッドの態度が豹変
- エルギーナ VS スバルとアベル
1つずつ見ていきましょう!
レムのキャラに新しさを感じた
25巻のラストで記憶を失った状態でレムが目覚めたのは分かってましたけど、いざ喋ったり動いたりすると「レムであってレムじゃない」みたいな感じが良かったです。
なんかこう、新しいレムというかw
クルシュが記憶を失って大きくキャラを変えましたよね。
レムの場合、あそこまで大きくは変わってないんです。
スバルがロズワール邸に来たばかりの頃のレムに近い。スバルを警戒しながら当たり強め、みたいな。
ただ今回は自分が誰かも分からないぐらい記憶を失っていることもあって、初期のレムとはまた少しズラしてるのが特徴。
具体的に言うと、刺々しさが増してる。
以下の3つを忘れているのが大きいと思われ。
- スバル
- 自分が鬼族であること
- ラム
レムの中でこの3つは大きいと思うんですよね。
初期のレムは自分が鬼族であること、そしてラムのことがあって「守るため」に行動してました。
でも今回は守る対象が分かりません。そりゃ全方位にツンツンしますよ(苦笑
エルギーナ VS スバルとアベル
血命の儀でエルギーナ(大蛇)と戦うスバルとアベルのシーンが26巻の見所ですねぇ。
※アベルとは表紙の男です
戦いの激しさもさることながら、よくぞ1回で終わらせたなと思わずにはいられませんでしたw
基本的に初見でやられるのがスバルのパターンなので、驚きもありましたね。
アベルが透明になる以外は並みの力しかないので、そこをスバルがカバーするところに新鮮さがありました。
異常なまでに強い仲間たちに囲まれたスバルだったけど、ようやく活躍の場がw
ヴォラキア帝国では治癒魔法は珍しい件
トッドとの会話を読んで、妙に治癒魔法に触れるなぁ、とは思ったんです。
それがまさかラストに繋がってくるとは思いもしませんでした。
- ヴォラキア帝国では治癒魔法は珍しい
- レムが治癒魔法を使えることは隠さなくてはいけない
- それ以前に今のレムは魔法の使い方すら忘れてる
この3つを踏まえて終盤で、スバルが息絶えそうになったとき奇跡的に治癒魔法を発動させるレムは最高でしたねぇ。
まだスバルに心を完全に許したワケではないにしろ、ようやく歩み寄れた感じ。
ただどうして治癒魔法を発動させることが可能だったのかは気になるところです。
ルイがレムの肩に手を置いたら…っていうのが何ともなぁ。
微妙だったところ
レムの目覚めと同時に「スバルくん!」って感じで感動の再会を果たせなかったのは、やはり気になりました。
何せレムが眠ったのは白鯨討伐のちょい後ぐらいですからね。
そこから「聖域編」→「プリステラ編」→「プレアデス監視塔編」と長い旅路を経たワケです。
スバルじゃないけど、ここまで頑張ったんだしレムの笑顔が見たかったというのが僕の本音。
じゃあ26巻がつまらないかというと、それは違います。
記憶を失ったとはいえ、レムがスバルと2人でこれだけガッツリと絡むのは久しぶりです。
デレた後のレムには無かったツンツン具合も新鮮で、それはそれで面白かったかと。
まぁ完全に寝てるより5000兆倍はいいよw
考察
僕が好き勝手に考察していくコーナーです。今回考えたいのは「7章後の展開」について。
ちょっと先走っちゃう感じですが。
結論から言うと、
この章が終わった暁には、スバルはルグニカ王国にとって大きな存在となっている
と僕は予想してます。
理由は以下の3つ。
- ルグニカとヴォラキアの仲は良くない
- 26巻終了時点のアベルにスバルは必要な仲間(手段)
- 玉座を奪還できればアベルにとってスバルは功労者になる
26巻から舞台がヴォラキア帝国になり、アベルの正体はどうやら政変で追いやられた皇帝か何かっぽい。
そして物語は完全に王選から離れ、スバルはアベルの玉座奪還を手伝うことになると思われ。
紆余曲折はあるでしょうけど、最終的にはアベルが玉座を奪還する流れになるのでは。
そうなったとき、アベルはスバルに恩義を感じ、ルグニカとの関係を考え直すと思うんですよね。
きっとルグニカとヴォラキアの関係は改善するはず。それはスバルがいたからこそできた……
そんな流れになるのではと予想してます。
ルグニカにとってもヴォラキアとの関係改善は悪い話ではないはず。けれどこれまで誰も成し得てこなかった(たぶん)
そんな難易度高いことをスバルがやってのけたとしたら、ルグニカの英雄とまではいかなくても「外交で使える男」ぐらいの注目度アップだと思われ。
26巻で感じた疑問
これから重要になってきそうだなと思った疑問点を挙げていきます。
- スバルとレムとルイをヴォラキア飛ばした者は何なのか
- ルグニカ王城に保管されている龍の血はどの龍の血なのか
- 今のルイは何なのか。悪なのか善なのか
- アベルの政変後からスバルに出会うまでの足取り
こんな感じですね。
龍の血の件は凍結されたエミリアの故郷を元に戻す上で必要とのことなので無視できません。ホント、どの龍の血なんだろ…。
個人的にはルイが1番謎ですなぁ。
終盤でレムが治癒魔法を使えたのは、おそらくルイのおかげ。
でもそこだけ切り取ってルイを味方と言うには、彼女のやらかしてきたことが酷すぎるので厳しいかなと。
過去には魔獣をけしかけてきたメイリィが仲間になっているし、ルイがスバル陣営に加わる可能性もゼロではないと思いますが、今のところは謎です。
リゼロ26巻の感想|まとめ
この記事では『Re:ゼロから始める異世界生活26』の感想を書いてきました。
舞台が変わりスバルの周囲にいる仲間も様変わり、ルイに至っては仲間かどうかも分からないという謎だらけの発進となって胸熱です。
レムの記憶が戻ったとき、どういう反応を示すか今から楽しみw
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