※ネタバレ注意

カカオ
どうもお疲れ様です。 リズベット推しのカカオ(@kudoshin06s)です。
今回は…

『ソードアート・オンライン プログレッシブ7』の感想をば。
『ソードアート・オンライン プログレッシブ7巻』感想
あらすじ
第七層に到達したキリトとアスナは、カジノのある街へと向かった。
ちなみにキリトはベータ時代、カジノにあるモンスター闘技場で全財産を失っている。
情報収集のためアルゴと合流したキリトたちは、アルゴが受けたカジノの不正を暴くクエストを手伝うことに。
それとは別に、エルフ戦争クエストも進めるため、ダークエルフの拠点へ移動する。おそらくキズメルもそこにいるはず。
だが拠点へ到着してみると、キリトとアスナを待っていたのは冷遇だった……
ってな感じです。
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了直後の僕のツイートです。
メインはモンスター闘技場でしたけど、いかにもカジノらしい風景描写が読んでいて心躍りました!
ド〇クエでカジノを楽しんだことのある人ならロマンを感じると思いますw
カジノの不正のトリックは「なるほど!」と唸らせてくれました。モンスター闘技場だからこそのネタでしたねぇ。
しかもまだ何かありそうな気配(ちなみに今作は上巻とのこと)
個人的にはカジノの不正の件が、エルフ戦争クエストやPK集団とクロスしてきそうな気がしてますが果たして。

カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう! 僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
SAOプログレッシブ7巻の良かったところ
個人的に7巻で特に良かったなーと思ったのは以下の3つです。
- 7層全体の風景描写がいきいきしてた
- モンスター闘技場の不正の種明かし
- ハリン樹宮からの脱獄
1つずつ解説していきます!
7層全体の風景描写がいきいきしてた
ストーリーとは直接の関係はないんですけど、カジノのあるウォルプータの街、揺れ岩の森の風景描写がいきいきしてましたねぇ。
ウォルプータはカジノが存在してるだけあって賑わってる様子と豪華さが伝わってくる感じでした。海があるのもグッド。
揺れ岩の森は、オクリビタケが一斉に緑色に光って幻想的に見せている様が伝わってきましたなぁ。
あと風景ではないんですけど、メシ描写も力入ってましたね。パンをくり抜いたシチューとか読んでて腹が減るレベルで美味そうに思えましたよw

カカオ
全体的に見て、描写力がアップしてる感あったなー
モンスター闘技場の不正の種明かし
本来戦わせるモンスターの上位種を、毛を染めてあたかも等級が相手と同じように見せかけるとは…。
僕これ結構驚いたんですけど皆さんはどうです?
「等級が同じモンスター同士を戦わせなければいけない」というルールを逆手に取った感じで良かったと思いました。
いやまぁ、不正であることに変わりはないんですけどw
ハリン樹宮からの脱獄
カジノもRPGのロマンではあるんですけど、脱獄も鉄板のイベントながら熱かったですね。
今回は松明などの明かり付けてしまうとオクリビタケが消える設定を活かして、オクリビタケが消えていくギリギリを狙っていくところが素晴らしかった。
奪われた装備を取りに行くところもしっかり描かれていて、さすが分かってるなーと思いましたねw
微妙だったところ
はい、刊行ペースが遅いです(直球)
まさか6巻の感想記事を書いたのが2年半以上前だったとは…。
作中でPK集団の件やそれに関わったプレイヤーの名前が出てきましたけど、冗談抜きで僕の記憶になかったですね…。黒ポンチョはさすがに分かりますけど。
エルフ戦争キャンペーンの件についても記憶がかなり怪しかったですなぁ。
4つの鍵を奪われたこととか、完全に忘れてましたよ(苦笑)
ちなみにプログレ8巻は夏には発売されるとのこと。今作が上巻なので続けての刊行になるそうです。よかった…。

カカオ
川原先生、抱えてる作品多いし映像化の件とかもあって超多忙なんだろうなぁ…
考察
今回は以下の2つについて考察していきたいと思います。
- AIによるクエストの自動生成の域に来てる感
- NPCと仲良くなっていくアスナについて
1つずつ見ていきましょう。
AIによるクエストの自動生成の域に来てる感
カジノ不正のクエストにエルフ戦争キャンペーンのキズメルが参加したことで、ニルニールとキズメルとの間に会話が生まれ、さらにはキズメルも一緒になって不正について考えている様子は考えさせられましたね。
キズメルの登場によって新たな展開が自動生成されたと言っても過言ではないかと。
何巻か忘れましたけど、以前あとがきで川原先生もAIがクエストを自動生成することに触れられていたような…。
例えばアルゴが1人でクエストを進行させていたら、ニルニールは全く違う反応を示したはずです。
そもそもキズメル達がキリトやアスナの言葉を聞いて自然に反応を返しています。そこから人と人とが関わって展開していく物語がごく自然に発生しているんですよね。
「クエストの自動生成」なんて言っちゃいましたが、要するにリアルワールドの如く様々な出来事が生まれていく様子なのではないかと。

カカオ
もしリアルでクエストの自動生成なんて登場したら、ゲーム攻略サイトが役に立たなくなるかもねw
NPCと仲良くなっていくアスナについて
以前の感想記事で触れたような気がしてならないのですが一応…。
キズメルと仲良くなり、他のNPCのことも大切にしてる感じのアスナですが、彼女は後々NPCを囮にした作戦を立ててキリトと衝突します。
でも今のアスナからは考えられないんですよねぇ。
何せ今回のアスナはキズメルのことが気になって深夜に起きてしまい数時間早くダークエルフの拠点に向けて出発するぐらいです。
それがNPCを囮に?
考えられない…。
とはいえ既にNPC囮作戦を立案したアスナは未来に存在しているので、どこかで整合性を取らなくてはいけません。
これから先、NPCに対して優しいアスナを壊す何かがあるんですな…。
個人的にはまだ登場してないヒースクリフがアスナに影響を与えるんじゃないかと予想してます。
血盟騎士団の創設はまだ片鱗も見せてはいないですが、ヒースクリフが出てくればそれも一気に進むのではないかと。
SAOプログレッシブ7巻の内容まとめ(という名の自分用メモ)
このブログでは恒例のコーナー。
次の巻を読む際に内容を思い出せるよう内容をまとめておく、僕による僕のための覚え書きですw
- 7層に到着したキリトとアスナ
- カジノのある街に行くことに乗り気じゃなかったアスナだったが、ビーチの存在とそこに行くにはカジノで300枚勝たないといけないことをチラつかせて了承を得た
- ALSとDKBが宴会をやっていた。この理由を知るためアルゴと落ち合う
- アルゴによると、ALSもDKBもカジノで勝ったとのこと。それ故の宴会
- アルゴからカジノのモンスター同士が戦うギャンブルの不正を暴くクエストを手伝ってくれるよう頼まれるキリトたち
- モンスター同士の戦いにパッと見では不正はなかったが、キリトは檻に付いていた血のようなものを見つけ拭き取った
- するとクエストが進行、不正を見つけたことになった
- カジノを仕切っているニルニールに会いに行く
- 武装メイドのキオによると、カジノはニルニールが当主のナクトーイ家と縁戚のコルロイ家が運営しているとのこと
- コルロイ家がモンスターバトルの不正を働いている
- 不正の方法はモンスターの毛を染めて本来は強いモンスターを等級の低いモンスターに見せかける。こうすることで同じ等級同士で戦わせているように見せることが可能
- ニルニールから脱色剤に必要な素材を集めて欲しいと頼まれ承諾。クエストとなった
- ALSとDKBがカジノで勝てたのは、とあるNPCから虎の巻を買ってその通りに賭けたら勝てたとのこと
- ニルニールのクエストとは別に、キリトとアスナは秘鍵クエストを進行させるべくダークエルフの拠点へと向かう
- ダークエルフの拠点に行くと、牢屋にぶち込まれた。キズメルも捕まっているとのこと
- 脱獄して牢屋に閉じ込められてたエルフのラーヴィクを仲間にし、彼に協力してもらってキズメルを奪還。拠点を脱出する
- ラーヴィクがニルニールの収集クエストに必要なアイテムに詳しくて収集するアイテムの一部をサクッと獲得
- ラーヴィクと別れ、キズメルと一緒に残りのアイテムを収集
- ニルニールにアイテムを渡すと、その場で脱色剤を作った
- コルロイ家のモンスターに脱色剤を使って不正を暴くクエストが発生
- 問題のリカオンが出てくるモンスターバトルまでは時間がある
- キリトは単独で別行動。アスナたちはスパに行った
- キリトはカジノ裏にあるモンスターの厩舎に行ってみることに(コルロイ家が毛染めのリカオン以外の隠し玉を用意している気がしてならないから)
- カジノ裏の厩舎を目指しつつ、キリトはこの一連のイカサマ騒動にもPK集団が絡んでいる可能性を考えていた
こんな感じ。
内容覚えてないところはモヤモヤしましたが、それでも7巻単体でかなり楽しめました。カジノの存在がデカいですね。
何よりキリトとアスナが2人でアインクラッドを満喫(デスゲームですがw)してる様子は読んでて幸せになれました!
▼Kindleがあると読書が捗るよ!