※ネタバレ注意
カカオ
どうもお疲れ様、カカオ(@kudoshin06s)です。
『幼なじみが絶対に負けないラブコメ7』を読了したので感想をば。
『幼なじみが絶対に負けないラブコメ7』感想
あらすじ
朱音が同じ学校の不良から告白を断ったことで、ネット上で朱音へのバッシングが勃発。
末晴たち群青同盟は、朱音を守るべく行動に出る。
一方、先日の真理愛との一件によって末晴は真理愛も意識し始めていた。
それとは別に黒羽と白草にも相変わらずドキドキしている自分がいる。
そんな彼に対し蒼依が放った一言が、末晴に大きな影響を与える…
ってな感じです。
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了直後の僕のツイートです。
今回の内容をザックリとまとめちゃうと
- 朱音へのバッシング問題の解決
- 3人を意識してしまい苦悩する末晴
この2点に集約されると思います。
まず朱音の件が個人的には意外な内容でしたね。
エンタメを通してどうにかするのがこれまでの群青同盟だったんですけど、今回は問題解決の仕方が直球です。
ここは評価別れそうな気がしました。
苦悩する末晴の件は「いつものことじゃねーか」と思われそうですけど、いやいやそうでもないんですよ。
真理愛を本格的に意識し始めたで、3人も意識してしまって自己嫌悪に陥ってる感じなんですよね。
そんな彼が最後に下した決断は、なかなか見物でした。
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
おさまけ7巻の良かったところ
7巻で特に良いなと思ったのは以下の3つです。
- 志田姉妹たちがガッツリ登場
- 漁夫の利を狙う蒼依
- 末晴が出した「3人と距離を取る」という決断
1つずつ見ていきましょう!
志田姉妹たちがガッツリ登場
表紙が朱音と蒼依なんで当たり前かもですが、志田姉妹たちが活躍してくれたのが新鮮で良かったです。
これまでも見せ場はありましたけど、話の中心になったのは7巻が初。
朱音は天才レベルで頭がいいけど天然なところもあって、末晴が吹き出すシーンがあって多々笑えた。
告白の件で朱莉は渦中の人物になるワケなんですけど、朱音がまるで動じていないから危機感が薄めだったのもキャラが出ていてグッド!
詳しくは後述しますけど、影で蒼依が悩んでいる様子も良い感じ。
碧は双子ほどの登場は無かったですが、彼女もまた末晴を想っている様子が伝わってくる描写が…。
個人的には碧が自分のことを話しているときにしんみりしてる様子にギャップがあってええなとw
カカオ
個人的には碧が自分のことを話しているときにしんみりしてる様子にギャップがあってええなとw
漁夫の利を狙う蒼依
蒼依って
黒羽と末晴にくっ付いて欲しいと思いながらも、自分も末晴を好きでいることを負い目を感じている
というスタイルでありながら、漁夫の利を狙うことも視野に入れているところがスゲェなと。
策士の黒羽の妹ってだけあります。
でも確かに3人に言い寄られて疲れた末晴に「相談役」として接近しかっさらうスタイルは戦略として面白い。
7巻の終わり方も漁夫の利を狙うしかないような展開なので、どうなるのか楽しみです。
カカオ
ただ蒼依のキャラからして実行に移すとは思えないんだよなぁ。逆に朱音はサクッとやりそうな気がするw
末晴が出した「3人と距離を取る」という決断
終盤で黒羽たち3人に対し「距離を取ろう」と宣言した末晴、この展開はヒロイン戦線に激震が走りましたなぁ。
言われた3人とも絶叫ですからねw
7巻は例によって黒羽、白草、真理愛に言い寄られたり、ゼロ距離近く詰められたりする末晴なんですけど、たびたび蒼依に言われたことが浮かんでは耐えていたのがポイント。
蒼依の言葉を思い出すたびに末晴は自己嫌悪気味でした。
これで蒼依が末晴を慰めでもしたらいよいよ漁夫の利を得るんでしょうけど、そこまでの腹黒さはまだ無い模様w
ただ今回の末晴の決断は3人を意識してのこと。決して嫌いになったり面倒になったりというワケじゃありません。
クールダウンしてじっくり考えたい、みたいな感じだと思われ。
微妙だったところ
ツイートにも書きましたけど、7巻の群青同盟の行動にエンタメ要素がゼロだったのが個人的には微妙だったかなと。
末晴が週刊誌だかで勝手に扱われたときも、6巻の真理愛の件もエンタメ的な手段を介して解決してました。
ところが今回の朱音の騒動は
- 問題発生
- 解決策を練る
- 実行する
この3つのどこにもエンタメ要素はありません。
これまで培った知名度や人気を駆使してはいますが、群青同盟らしさは無かったかなと。
本当に事件解決に的を絞ったという感じ。
そもそも群青同盟はエンタメ集団だと僕は思っていたので、事件解決のためだけに動くというのが意外でした。
ただシンプルに「仲間の妹が大変だから助ける」って考えてもいいとは思ってはいますが。
カカオ
仲間と言うにはいささかギスギスしてるけどw
考察
やはり気になるのは
- 3人と距離を空ける宣言をした末晴
- それに対し3人同時に末晴を振ろうと提案した黒羽
この2点です。
どっちも密接に関係してますけど、それぞれ考えていきます。
3人と距離を空ける宣言をした末晴
「距離空けて頭冷やして、3人のうち誰を選ぶか考えよう」
っていうスタイルなのは伝わってきます。
ただ末晴に待っているのは
- 今回黒羽に認められ参戦することが決まった蒼依の接近
- 朱音のド直球で天然な詰め
- 豪快な性格ながら恋愛は奥手な碧が来る?
この3方向からの攻撃な気が…。
3人と距離を空けても別の3人がいるワケですw
ただ次の巻は末晴たちの学校でやるクリスマスパーティーっぽいので、志田姉妹たちの登場があるかは微妙なところでもあります。
カカオ
個人的には蒼依にグイグイ来てもらいたいw
3人同時に末晴を振ろうと提案した黒羽
白草と真理愛に、3人同時に末晴を振ろうと提案した黒羽の狙いは気になりますよねぇ。
振ると言えば、1巻の終盤で黒羽は末晴を振ってます(あの時普通にオーケーしてればこんな状況になっていなかったものをw)
でもあの時は末晴に対して復讐心があったからでした。
でも今回はおそらく違います。
だとしたらなぜ3人同時に振る必要があるのか。
- 白草と真理愛が振った後で自分は末晴と付き合う
- 振ってもなお末晴が3人のうちの誰かに告白するか試す
この2つのうちどれかしか僕には予想できませんでした。
そして1は有り得ないと思うんですよね。黒羽は腹黒だけど卑怯ではないんで。
そう考えると、2の末晴の意志力を試すスタイルが有力かなと。
振られてもなお付き合いたいと思う相手こそが本物!みたいな。黒羽ならやりそうな気がするんですけどねぇ。
まぁこの案に白草と真理愛が乗っかるのかまだ分かりませんが。
カカオ
蒼依にとってはチャンス。漁夫の利を取りに行くんだw
おさまけ7巻の感想|まとめ
この記事では『幼なじみが絶対に負けないラブコメ7』の感想を書いてきました。
8巻は生徒会主催のクリスマスパーティーに群青同盟が関わっていくっぽいですね。
蒼依がどこまで食い込んでくるのか気になります。
『おさまけ』は朗読で聴くこともできます
おさまけは興味あるけど時間ないしなぁ…
そんな忙しい人に朗報。『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』はAmazonの朗読サービスAudibleで配信されています。
そう、読まずに聴くことができる!
カカオ
混みあった電車やバスの中で手がふさがってても、耳から物語が流れて快適なんだよなー。
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