※ネタバレ注意
カカオ
どうもお疲れ様、リゼロ大好きカカオです。
今回は…
『Re:ゼロから始める異世界生活 短編集9』を読了したので感想をば。
同時発売したリゼロ35巻の感想はこちら↓
『Re:ゼロから始める異世界生活 短編集9』感想
あらすじ
短編集9巻は全4話構成。
アナスタシアとユークリウス兄弟が絵画の贋作を巡る事件を追うが、事態は思わぬ方向へ…。
聖域を出て間もない頃のガーフィールとフレデリカ姉弟が、デートをして姉弟仲を良くしようとするが…。
ナツキ・シュバルツはギヌンハイブを出るために、まだ仲間にしていない最後の人物と交渉する…。
プレアデス戦団結成の裏話。気まぐれなセシルスがスバルに課した課題とは…
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了直後の僕のツイートです。
リゼロ短編集9巻を読了。短編集は割と緩めのエピソードが多くて、今回も笑わせてもらえました。でも結構本編の内容を補完したり、今後の展開にも関わってきそうな展開もありましたなぁ。
— カカオ (@kudoshin06s) September 27, 2023
個人的にはギヌンハイブとその後の出来事を扱った話が特に面白かった。https://t.co/Wtja2uYGu9
第1話(アナスタシアの話)と第2話(ガーフィールとフレデリカの話)は、アニメ1期と2期を見ていればついていける内容でした。
どちらも割と緩めの話で、特にアナスタシアの話はちょっとしたミステリーのような雰囲気で面白かったです。
第3話と4話は帝国編でのスバルが描かれているため、原作を全て追っている人向け。
個人的にはこの3話と4話がかなり良かったですね。
本編だけでも十分に感動したんですけど、その間で起こった出来事を詳しく描いてくれて、自分の中でしっかり消化できた感あります。
全体的には肩の力を少し抜いた雰囲気でしたが、今後の本編に登場できそうな要素もちらほらありました。
過去には短編に登場したキャラが本編に出てきたこともありますし、リゼロファンの人は読んでおくことをオススメ!
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
『リゼロ短編集9巻』の各エピソードの感想(ネタバレ有り)
今回は全4話ですので、各話それぞれの感想を書いていきます。
『Lugunican Hustle』
絵画の贋作を告発する手紙を送った者は誰なのか。
そして贋作を描いたのは誰なのか。
あるいはそれは同一犯によるものなのか。
これら事件の可能性を読みながら想像するのが面白い話だったんですが、最後に巡り巡って序盤に登場したオールセンに戻ってくるとは思いませんでした。
何もかもがオールセンの掌の上…とはならないところが、さすがアナスタシアって感じだったのも良き。
でもこの話の肝はユリウスの弟ヨシュアにあると思うんですよね。
ヨシュアの絵画に対する熱量と「才能」に対する考え方や思いが、事件解決を通してとてもよく分かる内容でした。
『Golden Siblings』
時間軸的には聖域から出てさほど経ってない頃の話で、ガーフィールとフレデリカの姉弟はまだ再会してから心の距離があった。
そんな状態をフレデリカは良しとせず、デートをしてガーフィールとの姉弟仲を深めようというお話。
まぁ予想通りデートどころではなくなりましたが…w
フレデリカに流れる『稀血』を狙うヘイデン・ガロとの戦いがこの話のメインでしたが、ヘイデンが亜人戦争の件に固執しているところも気になります。
亜人戦争は何かと話題にのぼっているんですよね。本編のスピンクスといい、1度描かれている範囲で調べ直したいですな。
そのヘイデンなんですが、逃亡したこともあって今後も登場しそう。本編になるのか短編集になるのかは分かりませんが。
ただ、過去には短編集に登場したリリアナが本編に再登場してきたこともあります。
カカオ
なのでヘイデンが本編で再びフレデリカに猛威を振るう可能性もあり得えるね。
『Brotherhood of Pleiades(前編)』
グスタフを仲間にするにあたってスバルがどう行動したかが描かれています。本編では描かれなかった部分。
アベルがグスタフにした命令をどう解釈するのかがポイントでした。
ちなみに命令とは「有事の時のためにギヌンハイブの剣奴たちを鍛えて備えろ」って感じなんですが…
- 有事って具体的に何?
- 有事が来たらどうすればいいの?
- 剣奴たちをどの程度鍛えればいいの?
なんて具合に疑問は尽きません。グスタフ自身も実は悩んでいたようです。
そんな彼に答を見つけてもらい仲間になってもらうのがこの話の着地点。このゴール設定めっちゃ良いっすねぇ。
また、このエピソードでグスタフの過去が語られ、彼の人物像に深みが増した気がしました。
『Brotherhood of Pleiades(後編)』
33巻でスバル率いるプレアデス戦団が怒涛の強さを見せましたが、その強さがどのような経緯で発揮できるのようになったのかが分かるエピソード。
帝国のとある砦をセシルスが陥落させたのに、その後に今度は自分抜きで陥落させてみろとスバルに迫ったのには笑いましたねぇ。セシルスらしいw
でもセシルス抜きでどう戦うか。この課題は面白かった!
そしてこのセシルスの気まぐれが無ければ、コル・レオニスを利用した集団強化は実現できなかったのも重要です。
カカオ
個人的には短編集9巻で1番面白い話だったなー。
微妙だったところ
微妙なところは特にはないですね。
まぁアナスタシアの話にちょっと物足りなさを感じる人はいるかも(事件解決までの流れなど)
でもガチなミステリーじゃないし、短編の緩い空気感ならあれぐらいでいいかなと僕は思います。
『リゼロ短編集9巻』の感想|まとめ
この記事では『Re:ゼロから始める異世界生活 短編集9』の感想を書いてきました。
本編に関わりそうな内容もあって読み応えがあったのが印象的。
特に3話と4話のギヌンハイブでのスバルの活躍の、本編では語られていなかった部分はかなり面白かった!
リゼロ本編を読んでまだ短編集には手を出していないなら、ぜひ読んでみてください。
めっちゃ楽しめると思いますよ!