※ネタバレ注意
どうもお疲れ様、リズ推しのカカオ(@kudoshin06s)です。
『ソードアート・オンライン19 ムーン・クレイドル』を読了したので感想をば。
『ソードアート・オンライン19 ムーン・クレイドル』感想
あらすじ
キリトがガブリエルを倒した後、アンダーワールドで何が起きていたのか。
ロニエは整合騎士見習いへと昇格。
キリトは人界の最高意志決定者《代表剣士》となって、平和ながらも課題の多いアンダーワールドをアスナ達とまとめていた。
ってな感じです。
大戦後のアンダーワールドが描かれているのがポイント。
「あのキャラとあのキャラが!?」みたいな展開ありまっせ!
感想
読了。ハーレムで主役を張れない女子の悲哀が切ないなと。
ソードアート・オンライン19 ムーン・クレイドル (電撃文庫) を Amazon でチェック! https://t.co/mCQMni2FPf
— カカオ (@kudoshin06s) 2017年2月10日
キリトとアスナが加速されたアンダーワールドの世界で過ごした膨大な時間の一端に「こんなコトがあったんだよ」なんて具合のエピソードでした。
18巻でアリシゼーション編は完結したんですけどね。
ただSAOは過去にも1巻でアインクラッドを抜け出しておいて、2巻で時間軸を戻してリズベット達のエピソードを描いたりしているのであまり驚きませんでした。
19巻はロニエ側から描かれているのがおもしろかったです。
アスナの存在を気にしているのがなんとも切なかったですが…。
以下はネタバレ盛りだくさんな内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
大戦後のキリトとアスナの日常 in アンダーワールド
18巻で完結したときに「あんな膨大な時間をキリトとアスナはどう過ごしてたんだろ」という地味ながらも気になる疑問が少し晴れましたね。
アンダーワールドでのキリトとアスナの日常を、ロニエ視点からではありましたけど読めて新鮮でした。
キリトは機竜というリアルワールドで言うところの飛行機の開発に夢中で無茶な実験をしたり。
そんなキリトにアスナは呆れつつ微笑ましく見守ったり。
ロニエはというとおろおろしつつ概ねアスナと同じく…。
ほのぼのとした描写が結構あったのがよかったです。
18巻まではバトルに次ぐバトルでしたから癒されました。
ちなみに機竜は18巻の終盤でアリスたちがアンダーワールドに戻ったときに登場した戦闘機かな?宇宙で飛んでたアレ。
キリトがその原型を作っていたコトになりますな。
やるコトがいちいちデカいw
ロニエとティーゼの結婚問題
19巻で目立ったのが「結婚問題」です。
ロニエの親友ティーゼがレンリにプロポーズされたり、
ロニエもまた出世したせいで親戚中からお見合いの話を持ち寄られたりと大変そうでした。
- ティーゼは死んでしまったユージオを未だ忘れられなくて結婚するか否かで迷い
- ロニエはキリトへの想いがあるため結婚をするつもりはないと決めてはいるものの苦しんでいる
どっちも切ないですねぇ…。
まだいつでも会えるロニエのほうがマシでは…
と思わなくもないですけど、アスナがいるから叶わない想いを押し込めている姿は苦しそう。
しかもロニエは「両親のためには結婚したほうがいい」とも考えているワケだから、余計に思考がゴチャゴチャしている感じがもうね…。
SAO的起こるはずのない事件
今回のメインである人界で起こった殺人事件は、犯人と目されるゴブリンはどう見ても濡れ衣でしたな。
キリトの最初の対応でもうそれがなんとなく分かりました。
ゴブリンは暗黒界の「力の掟」で殺人はできない。
では犯人は人間なのかというと禁忌目録で殺人はできない。
もし万が一これら規則を破ったとしたら右目が破裂するが、犯人扱いされたゴブリンが両目とも健在。
うーん、謎。
でもこの謎解き、僕は好きですな。
前にアインクラッドであった「圏内事件」思い出しますね。
アスナのSAO時代の剣
そんな事件もあってキリトはダークテリトリーに行って色々調べるコトになり、その旅路にロニエがついていくことに。
その旅の前にロニエがアスナから新しい剣をもらうシーンがすんごいよかったですなぁ。
アスナがSAO時代の、一番最初に使っていた剣のエピソードを話していたのが最高。
プログレッシブで出た話ですよな。
イスカーンとシェータの赤ちゃん
イスカーンとシェータが結婚しているぐらいならさほど驚かないんですけど、赤ちゃんまで生まれていたコトに驚きを隠せませんw
ダークトテリトリーと人界の交流は、イスカーンとシェータの夫婦、
そしてその子供のリーゼッタにかかっているのかも。
そうそう、「リーゼッタ」の名前の一部をリーファから取ったってエピソードに不覚にも感動しましたなぁ。うん。
リーゼッタが連れ去られてしまう
そんなリーゼッタがまさか連れ去られるとは。
ドラクエ5めいた展開w
そして犯人がいた場所がキリトたちがいる同じ建物、オブシディア城五十階の玉座の間だったていうのがよかった。
この灯台もと暗し感はミステリー的でイイですな。うん。
川原先生はガチなミステリー書いてもきっとオモシロイ作品にしてくれそう。
ロニエの剣の名は「月影の剣」
玉座の間での交戦でのロニエの活躍が、19巻で最高の読み所だったと思うのですが皆さんはいかがです?
アインクラッド流剣技をロニエが新しい剣で炸裂させるところはお見事。
そして剣の名前は「月影の剣」となったコトに納得。
だから月の話題を出したのね。
こういう芸の細かさはホント凄いです。
ロニエの切ない心情にもマッチした素敵な名前かと。うん。
SAO19巻の感想|まとめ
19巻はアリシゼーション編のオマケ的なノリだと思ってたんで、まさか次の巻に続くとは思いませんでしたw
まぁ読み進めていくうちに「これ終わるの……?」という一抹の不安は感じていたのですが(苦笑)
▼他の巻の感想
▼合わせて読みたい記事