※ネタバレ注意
どうも、カカオ(@kudoshin06s)です。
『ストライク・ザ・ブラッド18』を読了したので感想をば。
あらすじ
王女ラ・フォリアからアルディギア王国に招待された古城は、叶瀬夏音が同行すると聞かされて、渋々と招待に応じることを決める。アルディギアでは戦王領域との平和条約締結記念式典が予定されており、そんな中、アルディギアの王宮が謎の怪物に襲撃され、戦王領域を巻きこんだ大規模テロ計画が動き出す。そして古城たちは、否応なくその渦中に巻きこまれていくのだった。
補足すると、夏音が実の父親に会うというコトで古城が同行を承諾したって感じですな。
ラ・フォリアのオカンや婆ちゃんが登場するんですけど、血筋だねぇとしか言いようがない感じでおもしろかったです。
でもオカンたち以上にラ・フォリアの父親がまた…w
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
ラ・フォリアも普通に恋愛したい。
アルディギアの街でラ・フォリアがどさくさに紛れて古城と2人きりでデートを楽しむよう動いたのがほんわかしてよかった。
どうにも腹黒すぎて得体の知れないラ・フォリアが、ごく普通の女子のように恋愛がしたいと打ち明けるのがたまらんですはい。
もっとも、デートの最中にラ・フォリアの親父さんが登場し異様なまでの戦闘力でもって古城に襲いかかっちゃいましたけど。
娘の男を決して認めない親父さんが22巻で最もおもしろいキャラだったかもw
古城が敵に回る展開ってコレが初です?
トリーネに操られて古城が敵に回ったのが面白かったですねぇ。
古城って味方にいるときは
僕「おいおい破壊しすぎるじゃないぞ…」
と、周囲への被害を気にしなきゃいけないんだけど、敵に回ると
僕「うわマジかよ!あんな大量破壊しちゃうのが敵に回るとか厄介極まりないぜっ!」
と味方側に直接くるであろう恐るべき攻撃にビビる羽目に。つまり
古城は味方であろうと敵であろうと厄介。。。
それにしても操られていたとはいえ古城が敵に回る展開はよかったなぁ。ありそうでなかった展開……って、22巻が初です?今までにありましたっけ?
18巻も出てると記憶が(苦笑)
第四真祖としての力とは別に、操られた古城が中二みたいな言葉使いになって、その様をピンチなのに笑う浅葱と矢瀬がツボでしたわw
必要にされたから戦っているトリーネ
興味深かったのがトリーネが北海帝国のテロに加担する理由でした。
自分の能力を認めて必要としてくれたのが、北海帝国だけだった。
……と。
誰にも認めてもらえない者につけ込んだ勧誘だとバッサリ切り捨てるコトもできますけど、実際誰からも必要とされなかったところに手を差し伸べられたら……と考えると、この手口は強力ですね。
実際のテロリストももしかしたら、トリーネのような動機で動いているのかもしれませんな…。
素敵な花火でした。
観衆に墜落しなかったとはいえ、どう考えても事故かテロかでヤバい状況下にあったビフレスト。
どういう状況なんだと誰もが見守る中での夏音の台詞はめっちゃ感動しました。
もしアナタが22巻を読まずにこの記事を読んでいるなら、是非とも読んで欲しいシーンですなぁ。
ぶっちゃけ22巻ってストブラの中じゃ1番よかったかも…。
ストブラ18巻の感想|まとめ
この記事では『ストライク・ザ・ブラッド18』の感想を書いてきました。
終章で続刊に続くような具合になっていたとはいえ、事件それ自体はしっかりと単巻で収まっているところがイイっすな。
ストブラは基本このスタイルなので好き。
ラノベにありがちなえらい中途半端なところで終わられるのは勘弁ですねぇ。もやもやするし、何より状況を覚えていられるか不安なんですよ…。
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