『弱キャラ友崎くん Lv.3(3巻)』感想。友崎くん最大の試練でした。

3 min

※ネタバレ注意

どうもお疲れ様、みみみ推しのカカオ(@kudoshin06s)です。

『弱キャラ友崎くん Lv.3(3巻)』を読了したので感想をば。

あらすじ

3巻は友崎のリア充度がアップするというか、課題のレベルがアップしてるというか…。

水沢やみみみ達とご飯を食べに行くなんてのはもはや当たり前で、デートの練習やデートの本番、さらには中村たちリア充グループとバーベキューに行ったり。

もはやラストダンジョンなのではってレベルw

友崎以外のキャラも大きく動き出したり、友崎が日南の考え方について疑問を抱き彼女と衝突する場面もあったりと、3巻はかなり大波があった感じ。

以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!

僕が面白いと思ったところや気に入ったところを、エピソードごとにピックアップしていきます。


「いじる」「いじられる」

今回は水沢をいじったり中村をいじったりと、「いじる」が大きな課題でありポイントでしたね。

いじられてばかりだとリア充ではなく彼らに隷属するキョロ充になってしまうというのは、文章で説明されると

僕「な、なるほど、キョロ充…」

と納得させられました。
というか「キョロ充」なんて言葉初めて知りましたわw

リア充の中でキョロキョロと周囲の反応を見て合わせているだけの人を指してるらしいっすよ。誰だこんな言葉考えたのはw

いじられるだけではなく「いじる」ことによって、相手に舐められないようにするという。

「いじる」というのが相手の意見を面白く否定していることを表していて興味深かったなぁ。

水沢、日南に告白…!!

水沢が日南に告白したのは大きな出来事でしたなぁ。

何でもそつなくこなす水沢にとって、日南も自分と同じ側にいて、だからこそ惹かれた、って感じみたい。

ただそれは少し誤解で、日南は並々ならぬ努力の末に現在のスタイルを確立させている。仮面を被っているという点では水沢と似てますけどね。

結局水沢はサクッと振られてしまったけど、まだ諦める気はない模様。今後も色々絡んできそうですな。

この告白の現場に友崎がいたっていうのも大きい。

これがキッカケで友崎は日南に教わった考え方について疑問を抱くワケで、もはや水沢と日南だけの話に留まってないところが上手いっす。

友崎くん最大の試練。

水沢が自分の気持ちをさらして告白してきても全く仮面を取らなかった日南。

そんな彼女のやり方に疑問を抱いて悩んだ友崎がよかったです。

せっかく菊池さんとデートにこぎつけたのに、告白するという課題を無視してしまい、日南と衝突するところなんかは特に。

友崎が日南から距離を置くことで、今まで見えなかったモノも見えた感ある。

「プレイヤー」と「キャラクター」

「プレイヤー」と「キャラクター」の話は結構難しかったですねぇ。

ゲームのように人生の攻略法を見つけ、実行し成功することで達成感を得るのがプレイヤー。人生を外側から俯瞰してる感じ。

そのゲーム内(人生)で起こるイベントそのものに一喜一憂しているのがキャラクター。

僕はそんなふうに受け止めました。

日南の場合、キャラクター部分はほとんど見てすらいなくて、プレイヤー視点で常に考え動いて喜びを味わっている感じ。

一方の友崎はどちらのスタイルでも喜びを見出している。

その違いに悩み、どうしたら日南に自分のスタンスを分かってもらえるのか。友崎が日南に語るときに得意のゲーム「アタファミ」を出してきたのは説得力ありましたねぇ。

何事も負け無しだと思われてる日南も、アタファミでは友崎に一度も勝ててないですからね。

ここでゲーマーでもある日南が少し折れて仲直りしたのが最高でした。

このための「アタファミ日本一設定」なのかと思ったまである。

まとめ

アニメ化はよ。

アニメ化しました!

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