※ネタバレ注意
カカオ
どうもお疲れ様、エルフ推しのカカオ(@kudoshin06s)です。
『エロマンガ先生12』を読了したので感想をば。
『エロマンガ先生12巻』感想
あらすじ
恋人同士となったマサムネと紗霧の元へ、山田エルフが勝利のために秘策を引っ提げて参上!
彼女が提案する秘策は
- 紗霧の女子力を上げて魅力的にする
- 同人誌を作って冬コミに参加する
など。
意味が分からないながらもマイナスにはなりそうにないので承諾するマサムネと紗霧。
疑いながらも新たな魅力を発現させる紗霧。
それを見て超絶歓喜するマサムネ。
エルフはそんな彼らにさらに秘策を炸裂させ……
ってな感じです。
感想(ネタバレ極薄め)
まず、エルフの狙いが分かりにくいのが良かったと思いました。
カカオ
紗霧の女子力アップに貢献したところでマサムネが喜ぶだけだよなぁ。
これってつまりエルフはもう二人の幸せを願って自己犠牲の気持ちでやってる?
なんて思ったりもしました。
でも山田エルフのキャラクターを考えると、彼女と自己犠牲ほど噛み合わないキャラはないと思い直しましたねw
じゃあエルフは何のためにこんなことするの?
っていう辺りを考えさせられたのがグッド。
そしてその狙いが、実にエルフらしくてベリーグッド!
終盤では、エルフ自身の事情も深く描かれていて、色々と謎も解けたような気分でした。
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
『エロマンガ先生12巻』の良かったところ
- エルフの真の狙いの分かりにくさ
- 紗霧とエルフの衣装チェンジ
- マサムネの蕁麻疹の件
- 冬コミ参加
- 紗霧が外へ…!
- グレンジャー家の事情が明らかになった
- 山田エルフが目指す我が儘エンディングが最高
1つずつ見ていきましょう。
エルフの真の狙いの分かりにくさ
前述の通りなのでサクッといきます。
エルフにとって紗霧とマサムネが幸せになることが良いっていうのは納得できます。
が!
カカオ
エルフ自身はどうなの?
君って自分が幸せにならないと我慢ならないタイプじゃね?
っていう疑問が読んでて生まれ、12巻の良いスパイスになりましたね。
これは山田エルフというキャラがしっかりと仕上がっているからこそできる芸当。あっぱれ!
紗霧とエルフの衣装チェンジ
マサムネじゃないけど、ギャップであり新鮮でした!
ちなみに以下はこの章を読んだときの僕のツイートです。
一章読んだ。山田エルフが怒涛の攻めを見せているwそれはそうと、色んな服装が出るシーンはやはり映像で見たいよなぁと思った。2期はよ。
— カカオ (@kudoshin06s) November 9, 2019
表紙になっていて可愛かったけど、動いてるエルフと紗霧で衣装チェンジした姿も見たいっすねぇ。
マサムネの蕁麻疹の件
いきなりマサムネの体調不良がブッ込まれて何事かと思ったら、アニメ化がストレスとなって体に異常が……って感じでした。
かなり具体的に描かれていたんで、これは作者自身の体験、あるいは別の作家さんであったことなのかもしれません。
ラノベがアニメ化っていうと作家さんは「ヒャッホー!」って手放しで喜んでいそうだけど、そうでもないんですなぁ。
カカオ
『妹さえいればいい』でもアニメ化したのに出来映えが全然ダメだった作家キャラがいたよね…
冬コミ参加
エルフ発案の冬コミ参加自体というより、それによって発生した共同作業が面白かったですなぁ。
エルフは紗霧と、
マサムネはアルミと組んで小説を書いて1冊の同人誌を作る。
お題はセカイ系。共通するお題で描くから比べられること請け合いで、共同作業ながら勝負っぽくもなっていて良かった。
マサムネがアルミと組むことで、イラストレーターによってタイプが違うことを発見しているところも面白かったですね。
紗霧とアルミの違いを比べてみると、良い悪いの話ではなくて作家との相性だなと感じましたなぁ。うん。
紗霧が外へ…!
エロマンガ先生12でこれは外せません。
エルフの秘策に紗霧を外へ出られるようにすることも盛り込まれていたのがまず驚きました。
紗霧の引きこもりっぷりは割と前進してたんで、このネタはもうやらないと勝手に思いこんでました僕(苦笑
エルフは身内ではないからこそ、思い切った提案ができるって流れで紗霧をエルフの家へ移動させた展開、最高でした。
エルフのオカン登場からの急展開
カカオ
グレンジャーって誰や?
って思った方もいるかもですけど、山田エルフの本名が「エミリー・グレンジャー」とのことです。
エルフに何かが起こることはアルミとマサムネのやり取りから察することはできました。
けどオカン登場は予想できませんでした。
(エルフの作品に何かトラブルでも起きるのかなーと思ってましたw)
オカン登場でエルフが進行させていた秘策が急展開し、一気にクライマックスに入った感じがよかったです。
オカンがエルフに「マサムネとの恋に勝ち目はない」ことを言葉にされた後からの秘策の目的を明らかにするスタイル、
カッコ良かったです。
山田エルフが目指す我が儘エンディングが最高
以下は読了した後の僕のツイートです。
要するに、マサムネは「紗霧との幸せ」という僕を含めた読者も想定してるエンディングを目指しているのに対し、
エルフは「マサムネと紗霧を自分のものにして一緒に幸せになる」というエンディングを目指すことにしたようです。
経済力を前面に押し出してアピールする様は父親譲り。
まるで譲る気配のない自己中心的な感じは母親譲り。
かなりアレなキャラを発揮しながら「両親譲り」であることを示すことで(しかもオカンも一緒にいる)、まるで嫌みなキャラに見えなかったのが凄い。
逆にみんな一緒にハッピーになろうぜ!って感じのエルフが僕はめっちゃ好きになりましたね。
カカオ
元々めっちゃ好きなキャラだけどw
『エロマンガ先生12巻』の微妙だったところ
エルフが紗霧もマサムネも自分のものにしたとして、それは具体的にどういうふうな関係になるのかなぁという疑問は残りました。
マサムネは紗霧との結婚のことまで考えちゃってるワケです。
そこにエルフが割って入るとなるとどうなるのか。
- マサムネと紗霧は結婚してそこへエルフも転がりこむ
- マサムネとエルフが結婚してそこへ紗霧が加わる
- マサムネは誰とも結婚せず3人で暮らす
このどれかでは。
ただエルフはマサムネと紗霧の幸せを考えているため、消去法で1しか残らないような気がします…。
また、マサムネの気持ちは紗霧とエルフの両方へ向くことになって、果たしてそれは紗霧にとって幸せなのかという疑問も残ります。
エルフは経済力でゴリ押ししようとしてますがw
3人で幸せになろうぜ!っていうスタイルは最高だったんですけど、ちょっとフワッとしてたかなぁとも思いました。
『エロマンガ先生12巻』の感想|まとめ
この記事では『エロマンガ先生12』の感想を書いてきました。
エルフに始まりエルフで終わった、まさに山田エルフ回でしたw
僕はエロマンガ先生だとエルフが1番好きなキャラなので、めっちゃ嬉しかったです。
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