※ネタバレ注意
カカオ
どうもお疲れ様、カカオ(@kudoshin06s)です。
今回は…
「幼なじみが絶対に負けないラブコメ2」を読了したので感想をば。
ネタバレ無しで結論を言っちゃうと
- 1巻より面白かった
- 黒羽が策士過ぎてヤバい
- 哲彦が抱える裏事情が気になった
こんな感じ。
3巻→4巻と続けるための布石かなと思える要素が結構ありましたね。
『幼なじみが絶対に負けないラブコメ2巻』感想
あらすじ
1巻の終盤で黒羽に告白して振られた末春。トラウマになってまともに黒羽と話せないレベルにまで…。
同時に白草についても悩む。好きだったと過去形にした挙句に振っているのが効いていた。
そんな人間関係が崩壊気味なところへ、子役時代の後輩だった桃坂真理愛がなぜか自宅で末春の帰りを待っていたのだった…。
ってな感じです。
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了直後の僕のツイートです。
登場人物が一気に増えて把握するのがちょっと大変なシーンもありました。
ただ全ての人物が2巻のメインストーリーにガッツリと関係するワケじゃないので気にはならなかったです。
終盤で一気に解決するかのようなスタイルは1巻同様でしたけど、1巻以上に面白いまとまり具合でした。
キャラ名は伏せますけど、とにかく勝利条件の設定が絶妙でしたね。軽くゾッとするほどw
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
おさまけ2巻の面白かったところ
最近この作品が「おさまけ」と略されて呼ばれていることを知りました。黒羽が負ける感あるけど大丈夫かしらんw
というワケで僕も「おさまけ」と呼ばせて頂きます。
おさまけ2巻で特に面白いと感じたのは以下の5つです。
- 基本この作品の女子は黒いw
- シロのポンコツぶりが露呈
- タイトルを回収した
- CM対決で再生数を競った
- ハルの真っ直ぐなキャラが際立った
1つずつサクッと触れていきます。
基本この作品の女子は黒いw
2巻から本格的に参戦した真理愛が黒羽の妹たちとの会話で見せた本音の括弧書きには笑いましたねぇ。
しまいには本音が漏れてましたしw
でも真理愛に限った話ではなく、黒羽や白草も胸の内では策略を練っている感じ。
要するにライバルを蹴落とすための策を考えたり、彼女らの悪口を吐いているワケです。泥棒猫とかw
表向きの可愛さとは裏腹に、女子同士での衝突で黒さが窺えるところが隙だらけなんですけどそこも可愛いし面白いと思いました。
シロのポンコツぶりが露呈
シロが以下の条件下になるとポンコツになるのが面白かったです。
- 末春にかまってもらったとき
- 1人で末春のことを考えているとき
- 哲彦相手に怒るとき
正直言うと最初は微妙に思ったんです。
カカオ
クールビューティーはどこへ行ったんや…
と。
末春の前でだけデレデレするなら普通にツンデレで済むんですけど、白草の場合は哲彦を怒る際もポンコツになるからちょっと特殊です。
ただこれは「クールビューティーの化けの皮が剥がれていく過程が見られる」と思うと途端に面白く感じることに気付きました。
カカオ
キャラの変化を楽しむのもラノベの醍醐味だね!
タイトルを回収した
とにかく哲彦が黒羽を絶賛しているのが興味深かったです。しまいには「最強」とまで評価しちゃいましたよ。
でもこれって、この小説のタイトル「幼馴染が絶対に負けないラブコメ」を回収してますよね。
2巻の結果を見ても、黒羽が設定した勝利条件「末春を芸能界に行かせない」はクリアしてますし。確かに負けてない。
めっちゃ戦略的なキャラですよねぇ黒羽。
最終的な勝利条件はもちろん「末春と付き合う」なのに、焦らず着実に接近するように段階を踏んでいるところが策士です。
カカオ
哲彦が黒羽を一目置くのも分かるぜ…。ちょっと怖いけどw
CM対決で再生数を競った
CM対決の内容っていうより、CM対決そのものが僕は面白いと思いました。
このラノベって芸能界の関わりも描かれているんで、CMの再生数を競うのは分かりやすい勝負だし読んでて楽しかったです。
末春の真っ直ぐなキャラが際立った
女子3人、さらには哲彦も色々と思惑や事情を抱えてしかも隠していることが2巻ではっきりしました。
そんな中で末春だけは良い意味で隠し要素が感じられません。
真っ直ぐな性格してるんですよねぇ。
群青同盟の活動も「楽しむために全力で」みたいなスタンスで本気出して頑張るところなんかは最高に好感持てました。
カカオ
たぶん、黒羽や白草、真理愛の3人も末春の真っ直ぐなところに惚れてるんじゃないかなー
微妙だったところ
黒羽が記憶喪失をでっち上げて文化祭の告白で空いた末春との距離を埋めたところが力業過ぎるかなと…。
末春がタコさんウインナーで嘘か否かを確認してたところも個人的には微妙でした。
記憶喪失が嘘なら、なぜ黒羽はトラウマのタコさんウインナーが食べられたのか。
そこんところの説明が欲しいです(続刊であるのかもしれませんが)
カカオ
その記憶喪失(嘘)を信じてしまった末春はやっぱり真っ直ぐなんだなと思いましたけどねw
考察
好き勝手に考察していきます。今回は以下の2点について。
- なぜ四姉妹にしたのか
- 哲彦の抱える事情と狙い
1つずつ見ていきます。
なぜ四姉妹にしたのか
黒羽が四姉妹の長女っていうのに驚きましたねぇ。1巻じゃ妹たちは全く出なかったんで。
ただどうして四姉妹にしたのかは気になります。
意味もなく四姉妹なんて設定にはしないと思うんですよね。双子までいるし。
双子ってミステリーではトリックの種に使われることがあるんですけど、この作品ではどう展開されていくのか気になるところ。
カカオ
今後の展開を考えたときに彼女たちの活躍が必要になるのかも?
哲彦の抱える事情と狙い
何かと暗躍してる哲彦は要チェックですねぇ。
事務所の社長は父親だし、ただの後輩女子かと思ったら腹違いの妹とか、設定が濃過ぎてヤバいですw
哲彦の狙い、最終目標が何なのかも気になります。
白草の父親が哲彦のことを認めている感じでしたので、黒い狙いではなさそうですけど。
僕なりに考えた結果、以下の2つが思い浮かびました。
- 事務所社長の父親を見返す
- 実は黒羽のことが好きでどうにかしたい
1はありそうですけど無難で、正直面白みはあまり無いですね(苦笑)
2は逆に大穴過ぎて無さそうではあります。
ただ白草の父親は振られる可能性がある自分の娘の青春を、苦い思いも含めて楽しんで欲しいみたいな考えを持っているっぽい。
そう考えると、哲彦が黒羽のことを好きでどうにかしたいと思うことは、娘の青春の盛り上げに繋がるから有り。
少なくとも白草父が哲彦を拒絶する理由にはならないと思います。
カカオ
……なーんて考えたけど、2巻まで読む限りでは哲彦が黒羽を好き説は凄く薄いよねw
おさまけ2巻の感想|まとめ
おさまけ2巻の内容をサクッとまとめます。
振り返ってみると、キャラが増えたので色々あった感が…。
カカオ
でも最後に勝つのは黒羽なので今のところタイトル通りだね!
『おさまけ』は朗読で聴くこともできます
おさまけは興味あるけど時間ないしなぁ…
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そう、読まずに聴くことができる!
カカオ
混みあった電車やバスの中で手がふさがってても、耳から物語が流れて快適なんだよなー。
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