※ネタバレ注意
カカオ
どうもお疲れ様、カカオ(@kudoshin06s)です。
今回は…
『戦闘員、派遣します!6』を読了したので感想をば。
他の巻が気になる方は全巻を解説したまとめ記事をどうぞっ!
『戦闘員、派遣します6巻』感想
あらすじ
5巻で魔王軍との戦いに終止符を打った六号達。
アジトを始め周囲の街作りも活発化してきていた。
さらに周辺調査を行うため、アリスとバイパー、六号は森の探索をすると湖を見つけた。
その湖底には…。
一方、グレイス王国の街では不審者が現れるようになったという。
真っ先に疑われた六号を始めとした戦闘員達だったが、不審者の特徴が…。
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了直後の僕のツイートです。
5巻のラストでいつになくヤバい緊急事態が起きたっぽかったんですけど、6巻の雰囲気も内容もいつもの具合でした(褒めてます)。
ストーリー的には新章とのこと。
新キャラはもちろん新勢力も登場し、これまで謎だったアーティファクトについてもちょっと踏み込んだ感あります。
ただこのシリーズの面白さは六号たちのギャグ描写と、最後はヒャッハー!ってノリで戦うところかなと。うん。
6巻もそんな感じで最高に笑わせてくれました!
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
『戦闘員、派遣します6巻』の良かったところ
6巻の良かったところは以下の5つです。
- バイパーちゃん大活躍
- (自称)正義の味方アデリー
- ティリスが魔王認定される
- 新勢力は別に攻めてきたワケじゃなかった件
- ラストでトラ男さんが盛大にやらかす
1つずつ見ていきましょう。
バイパーちゃん大活躍
表紙になるだけあって全体的にバイパーちゃんの活躍が多く、その一つ一つが面白かったです。
キサラギの幹部になったことで「悪」について考えるようなり、でも結局は悪になりきれてないところがグッド。
まぁ六号も悪かって言うと微妙なんですけどねw
バイパーちゃんの戦闘力が高かったのはさすがは元魔王って感じでした。
今回から登場した組織ヒイラギは、文明レベルでは六号たちと同等かそれより上。
だと言うのに戦闘用車両などを相手にビシビシ戦えるバイパーちゃんがカッコ良かった。
カカオ
そりゃあ被弾しまくったバイパーちゃんを思って皆が奮起しますわ
(自称)正義の味方アデリー
新キャラのアデリーを見て
カカオ
ようやくこういうタイプが来たか!
と思いました。
というのも、これまでは「キサラギVS魔王軍」でしたよね。
どっちも悪(どっちも悪っぽくない感じしますがw)
でもここに来て正義を自称するキャラの登場で「悪の組織VS正義の味方」の対戦カードが成り立ったワケです。
しかもアデリーは自身の主張をゴリ押ししてくるタイプで、最近だと「正義マン」って感じ。
面白おかしく書いてあるのでウザさも笑えますけどね。
アデリー、実にポンコツですw
六号に捕まったときに喜んでいた風にも…ちょっとダクネス感あるかも。
そんな正義マンタイプのアデリーをとっちめる様は最高にスカッとしましたなー。
ティリスが魔王認定される
常々「腹黒」と言われていたティリスなんですけど、その人の邪悪さが分かる水晶玉によって邪悪だと判明。
アデリーが勝手にティリスを魔王認定し、賞金首に仕立て上げたのには笑いました。
邪悪さの度合いが分かる水晶玉が良いですよね。
悪の度合いが高いほど黒くなるっていうのが分かりやすい。
ちなみにティリスは魔王の元幹部たちより真っ黒に輝いたというw
でも今回のティリスは本当に笑わせてくれましたねぇ。
例の酷い合言葉はもちろん、賞金首になったことを逆に利用して無防備になり自分をわざと狙わせ、そこを十号に取り押さえさせるなど。
カカオ
やはり黒いw
新勢力は別に攻めてきたワケじゃなかった件
謎の巨大ネコや戦闘用車両による攻撃、
アデリーを工作員に使ってグレイスを引っ掻き回すなどなど。
ヒイラギ側の動きは敵対行為極まりない感じだったんですけど、実は今のところは敵対していなかったという。
笑いましたねぇ。
- アデリーは工作員じゃなくて勝手に動き回っただけ
- 巨大ネコはアデリーのペット
- 戦闘用車両は巨大ネコを捕獲するために出張ってきた
- 射撃したのは完全にキサラギ側が臨戦態勢を取ったため
とのことだった。
他にも敵対行為っぽいのがあったけどそれは六号が密かにやらかしてただけというw
こういう拍子抜けなオチを書かせると、暁なつめ先生は最強だと思いますw
ラストでトラ男さんが盛大にやらかす
カカオ
アデリーに一泡吹かせてスッキリしたぜ!
とか思ったんですけど、ラストでトラ男さんがどっかの国の大切な魔導石を強奪しちゃったとのこと。
その国は魔導石がないと非常に困るらしいです。
たぶんエネルギーなどをその魔導石から賄っていると思われ。
小学生に戻りたい一心で、トラ男さんがやらかしてしまったw
ここで6巻が終わったんですよねぇ。
カカオ
7巻はこの魔導石が奪われた国が攻めてくるのかしらん。トラ男ぉ…
微妙だったところ
5巻で「トリス消滅」ってありましたけど、6巻読んだ今となっては
カカオ
それは盛り過ぎでは…
と思いました。
消滅って言ったらやっぱり何もかも消し飛んでクレーターになってた、みたいなイメージなんですよね。
「地図上から消滅した」って意味なのかも……
と考えましたけど、そこまで深読みはしないかなぁ。
笑った小ネタ
6巻で笑った小ネタを挙げていきまっす。
- 精霊に殺虫スプレーをかけるアリス
- 兵士をリストラで脅して奮起させるスノウ
- ティリスの部屋の壁になっていた十号
- もげ郎さん自爆
- もげ郎さん自爆直前に火事場泥棒をかますスノウ
パッと思いついたのはこんな感じ。
思い出したら追加していきます。
個人的には十号ですかねぇ。
ここぞという時にティリスの部屋の壁から登場するとは。しかも5巻に続いてまた挿絵になってますしw
考察
本編中に六号とアリスがサクッと話してましたけど、謎のアーティファクトなどは元々はヒイラギたちがあの惑星で使っていたものだと思われ。
けれど何かやらかしてコロニーか何かにずっと避難していた、みたいな。
まぁ現在のヒイラギの祖先達の話かもしれませんが。
もうアリスが語った話まんま過ぎるw
気になるのは、勇者の伝承もヒイラギが流したのが発端みたいなんですけど、それをどうやったのか。
あとアデリーの強さの謎。制限解除した六号でやっと…って感じでしたからね。
『戦闘員、派遣します6巻』の感想|まとめ
この記事では『戦闘員、派遣します!6』の感想を書いてきました。
アデリーは今後も出てきそうですねぇ。
以前のハイネのポジションがアデリーに置き換わった気もします。
そして7巻ではついにトラ男さんが小学生に戻れる……ワケないですよねw