※ネタバレ注意
カカオ
どうもお疲れ様、あやせ推しのカカオ(@kudoshin06s)です。
今回は…
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない15 黒猫if上』を読了したので感想をば。
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない15 黒猫if上』感想
あらすじ
時間軸的には桐乃が留学している間、黒猫が京介と同じ高校に入学。
黒猫がゲーム研究会で赤城瀬菜とゲームを作って酷評された後……って感じです。
「今度はゲーム研究会の皆でゲームを作ろう!」
って話になり、そのためのロケハンで部長の祖母が住む島で合宿をすることに。
そこで京介と黒猫は槇島悠(まきしまはるか)という少女と出会う。
こんな感じ。
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了直後の僕のツイートです。
いやぁ驚きましたね。
ネタバレになるのでここでは詳しく書けませんが、これは思い切ったことやったなーと思いました。
でもifの世界なんだし割と何でもありでいいのかもしれません。
黒猫のキャラは相変わらずでした。
とはいえゲーム研究会に既に馴染んでいる状態なので、初期の頃にあった常に中二全開な感じではありませんでしたけど。
個人的には合宿中で部員のみんなで遊んでる様子が印象に残ってます。
童心に帰ったようなはしゃぎっぷりを、上手く文章で描いていました。
あと上巻単体でも完結できるレベルでまとまってたところもグッド!
ちなみにあとがきによると、今作は書き下ろしとのこと。PSPのゲームで描かれた黒猫ルートではありません。
既にゲームをプレイした方にとっても未開のストーリーですよっ!
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
黒猫ifの良かったところ
読み終えて「良いな」と思ったのは以下の5つです。
- 合宿
- 少年時代に回帰したかのような演出
- BTTF的な展開
- 京介と黒猫の未来を示して終わった
1つずつ見ていきましょう。
合宿
単純に合宿展開が新鮮でした。
俺妹ってコミケ行ったりはしてましたけど、みんなで旅行するような話がなかったからです。
たしか黒猫を探しに急遽温泉に行ったなんてのはありましたけど、あれはワイワイするノリではなかったですしw
少年時代に回帰したかのような演出
京介たちが都会から離れた島で、楽しそうに遊んでいる様子が良かったですねぇ。
駄菓子屋でベーゴマや水鉄砲に興じる辺り。
そしてそんな自分たちの姿に、少年時代を思い出す雰囲気がなんとも切なかった。味のある文章でグッド。
カカオ
駄菓子屋で古いゲーム筐体見つけて盛り上がるとこはさすがゲーム研究会って感じだったけどw
BTTF的な展開
- 自分の子供が未来からやってきて
- そのせいで歴史の流れが歪み
- 父と母がくっ付かない可能性が出てきて
- 子供の姿が半透明に…
ってどこの世界のBTTFですかw
個人的にBTTF大好きなので、今回の展開は胸熱でしたねぇ。
とはいえ視点はあくまでも父親となる京介なので、BTTFとはまた違った具合になってました。
黒猫ifのほうが静かで切なげな感じに描かれていたのも印象的。
槇島悠に関する記憶が無くなるっていうのもグッときましたなぁ。
カカオ
少年時代的な演出もそうですけど、今回の話は雰囲気作りがマジで上手い!
京介と黒猫の未来を示して終わった
「上巻」なので続く感じで終わるとばかり思ってました。
ところが最後に京介と黒猫の未来が描かれ、未来に帰った後の悠もしっかり描写され…!
しかもキレイにまとまってるんですよねぇ。
そんなワケなんで黒猫ifは上巻だけ読んでも完結したかのような満足感ありました。
あやせifでも2人の未来は書かれてましたけど、下巻のラストだったんですよね。
今回は上巻で来たので、いったい下巻のラストはどうなるんだろうかと今からワクワクが止まりませんっ!
微妙だったところ
俺妹って超常現象とは無縁の世界観でした。
それが今回は未来から来た自分の娘の登場です。
果たして今回のタイムトラベル展開が受け入れられるかどうか、っていうところは気になりますね。
僕個人としてはめっちゃ良かったんですけど。
BTTFとか分からなくても普通に楽しめる内容ではありましたし。
笑った小ネタ
読んでて思わず吹いたポイントをまとめときますw
- 過去に真壁くんが作ったゲーム
- 合宿についてくる赤城(兄)
- 真壁くんに絡む赤城(兄)
- 槇島悠の占いで示唆された京介の別ルート色々
こんな感じですかね。
真壁くんと赤城(兄)が笑いを取ってきた感じw
槇島悠の占いによる京介が辿るかもしれない別ルートは、笑いと同時にまたあやせifを読みたくなりましたなぁ。
考察
無事に付き合うことになった黒猫と京介。
未来まで描かれてるので、もちろん本筋の俺妹と違って別れるようなことはないでしょう。
でも黒猫の中では本筋と同じように「1度京介と別れる」というシナリオはあるのでしょうか。
もしあった場合は、桐乃との京介取り合い合戦を勝ち抜き(あるいは妥協点を見つけ)、その結果今回のハッピーエンドに繋がることになります。
あとがきによると下巻では桐乃が登場します。
そして上巻の巻末では、黒猫はいつぞやの白猫になったイラストになって盛大にドヤってますw
これはつまり…?
カカオ
京介の取り合いになるかどうかはさておき、桐乃がキレないワケがないw
黒猫if上の感想|まとめ
この記事では『俺の妹がこんなに可愛いわけがない15 黒猫if上』の感想を書いてきました。
本筋では京介に振られていた黒猫のハッピーエンドが読めて大満足です。
しかもまだ下巻があるというんだから最高過ぎる。
さらには加奈子ifまで控えています。心躍りますな!