※ネタバレ注意
カカオ
どうもお疲れ様、カカオ(@kudoshin06s)です。
今回は…
『幼なじみが絶対に負けないラブコメ6』を読了したので感想をば。
『幼なじみが絶対に負けないラブコメ6』感想
あらすじ
大学の演劇サークルから末晴とモモに出演依頼が舞い込んで、それを受けることにした群青同盟。
演目は人魚姫。末晴は王子、モモは人魚姫役となる。
その情報を聞きつけたハーディ・瞬は、現役最強のアイドルこと雛菊を送り込んできた。
雛菊も劇に出演することになり、さらには演技力で勝負をすることになった末晴とモモ。
その裏でモモは、絶縁した両親と遭遇していて…
ってな感じです。
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了直後の僕のツイートです。
表紙にもなっているように、今回はとにかくモモ!
黒羽と白草はかなり大人しくしてます(色々考えあってのことですが)
モモには以下の3つの壁があったと思いました。
- 役者として壁にぶつかるモモ
- 両親のトラウマに苦しむモモ
- 末晴との関係で他より後追いなモモ
これまでは妹キャラとしてキャッキャしてましたけど、一転して試練に苦しめられてたのが新鮮でした。
特に金遣いが荒く暴力的な両親の登場で、モモがこれまで見たこともない疲弊っぷりを見せて、読んでいて苦しかったですね…。
アイドルの雛菊を投入してきたハーディ・瞬の狙いもイマイチ分からない不穏な状態が続いたのも印象的。
1巻から5巻のおさまけとは、ひと味違うと思いました!面白かったですっ!
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
おさまけ6巻の良かったところ
個人的に良いなと思ったのは以下の3つです。
- 今まで表に出なかったモモの内面が読めた
- 黒羽が今回大人しくしていた理由
- ハーディ・瞬のラスボス感
1つずつ解説していきまっす!
今まで表に出なかったモモの内面が読めた
モモっていうと
- 妹ポジで
- 可愛い子ぶっていて
- 計算高く末晴へ接近
っていうイメージがあったんですけど、6巻ではこれらが雛菊によって無効化されたり弱点になったりしてた気がします。
- 雛菊(中3)の登場で妹ではなく先輩ポジに
- アイドル雛菊の可愛さによって持ち前の可愛い子ぶりの強みが出せず
- 計算とは無縁の雛菊による末晴への距離の詰め方
まぁ雛菊は6巻の時点では末晴に恋愛感情は無いようなので、距離の詰め方は気にしなくてもいいかも。
で、
キャラ設定が活かせずにいる中で、両親と再開して資金援助をせざるをえない状態がモモにトドメを刺しましたね…。
でもこれがあったからこそモモが今まで見せたことのない弱さと、それを活かし人魚の名演技に繋がったと思います。
カカオ
めっちゃ良かった!
黒羽が今回大人しくしていた理由
モモにスポットが当たってましたけど、短い出番の中で黒羽が爪痕残したと思います。
なぜ今回、腹黒と評されている黒羽が表でも裏でも大人しくしていたのか。
両親の危機に晒されたモモを助けないような末晴なら、自分は好きになっていない
みたいな感じとのこと。
細かく見てみると以下の二つが言えるかと。
- 末晴を試しつつ
- この場面で恋愛レースやったら好感度が落ちる
好感度が落ちる云々については、終盤の哲彦と阿部の会話から。
カカオ
黒羽らしい判断だなー…
ハーディ・瞬のラスボス感
今回の勝負、勝とうが負けようがハーディ・瞬的にはメリットしか無かった感がゾッとしましたねぇ。
負けた場合でもモモと末晴が成長するし雛菊に新しいハードルを用意できる。
勝てば末晴は事務所入り。
凄いのは、モモと末晴の成長すらも喜んでいるところ。いずれは自分の事務所に入れることを確信してますねこの男…。
以前に登場したときはどこか安っぽいチンピラな感じだったんですが、とんだ化け物ですw
今回は全てがハーディ・瞬の手のひらの上だったようにも僕には読めました。圧倒的な力の差というか。
カカオ
まさかラブコメでラスボス感を味わえるとはw
微妙だったところ
特に思い浮かばないんですよねぇ、微妙なところ。
コメディと緊迫感がバランス良くて凄く良かったですし。
まぁ無理やり挙げるなら、「黒羽推し」とか「白草推し」みたいに特定のキャラ目当てな方には、彼女たちの出番の少なさに不満かもしれません。
例えば3巻は白草にスポットが当てられてましたけど、黒羽やモモも割と出てました。
それが6巻の場合だと出番は本当に少ないんですよね。
黒羽は見せ場を作ってますが。
カカオ
あ、ちなみに僕は黒羽推しでござるw
考察
僕が好き勝手に考察していくコーナーですw
今回は以下の2つが気になりましたんで考えたり先を予想してみます。
- ヤバさが際立った哲彦
- モモのこれからについて
1つずつ見ていきましょう。
ヤバさが際立った哲彦
末晴たちが勝負に負けそうだった場合に、哲彦が取ろうとしていた手段が常軌を逸してましたね。
カカオ
普通に犯罪やんけ…。
いつぞや玲奈が哲彦のヤバさについて末晴に話してましたけど(たしか5巻?)、今回それが具体的に示された感あります。
あとハーディ・瞬が登場すると確実にキレ気味になりますね(苦笑)
前述の通り、ハーディ・瞬は勝っても負けても美味しい展開に。あくまでも彼の目的は「世界を取れるスターの輩出」にあるのもポイント。
それと比べると哲彦はハーディ・瞬への恨みが滲み出ていて目標が見えてこないんです。
しかも今回のハーディ・瞬の狙いも哲彦は最後まで分かっていなかった感じ。
今のところ父親に分がありますねぇ。
やはり父親との確執の原因が気になるところ。今後も要チェックですね。
カカオ
哲彦だけラブコメやってない感あるよねw
モモのこれからについて
今回の件で末晴は、モモとの相性が1番いいかも、と言っていました。
末晴的にモモを黒羽や白草と同列に扱い始めたということかと。
そういう意味では大きな前進を遂げたモモなんですけど、個人的には「モモは6巻がピーク説」あると思うんですよね。
何せトラウマを乗り越えたんで、もはや末晴に突撃あるのみ!っていう風に感じずにはいられません。
ただ雛菊が再登場した場合は、モモに再びスポットが当たるかも。
やはり芸能関連の内容は、黒羽や白草よりモモのほうが膨らむんで。
カカオ
でも今回のトラウマ乗り越えた級の見所は果たして…。
おさまけ6巻の感想|まとめ
この記事では『幼なじみが絶対に負けないラブコメ6』の感想を書いてきました。
6巻のメインはモモなんですけど、個人的には一歩引いた黒羽の判断が絶妙でしたねぇ。状況をよく見てますよ…。
カカオ
白草は見せ場少ないくせにポンコツだったw
『おさまけ』は朗読で聴くこともできます
おさまけは興味あるけど時間ないしなぁ…
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そう、読まずに聴くことができる!
カカオ
混みあった電車やバスの中で手がふさがってても、耳から物語が流れて快適なんだよなー。
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