※ネタバレ注意
カカオ
どうもお疲れ様、カカオ(@kudoshin06s)です。
今回は…
『Re:ゼロから始める異世界生活27』を読了したので感想をば。
『Re:ゼロから始める異世界生活27』感想
あらすじ
ヴォラキア帝国の内乱に巻き込まれてしまったスバルとレム。
玉座から下ろされたヴィンセント・アベルクス(アベル)は、スバルに戦いに参加するよう促す。
しかしスバルはレムと共に最寄りの城郭都市グァラルへと向かった。
そこでスバルは死を認識する間もなく死に戻りを余儀なくされる。
かつてない早業によるやられ方に、スバルは動揺を隠せなかった。
だが敵はそんなスバルに構うことなく、ことごとくスバルの打つ手を潰していく…
こんな感じ。
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了した直後の僕の感想です。
死に戻りの連続はリゼロではもうお馴染みなんですけど今回は異質。
短い尺の中で何度もやられていきましたねスバル。退路が無くなっていく絶望感が読んでて急速に襲ってきましたよ…。
でも八方塞がりからの大逆転がリゼロの面白いところ。
スバルらしい逆転の奇策が爽快だったのに加え、27巻は笑える展開も多く含まれていました。
シリアスとコメディの匙加減が凄く巧みでしたねぇ。面白かった!
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
リゼロ27巻の良かったところ
僕は27巻で以下の4つが特に良いと思いました。
- グァラル到着から逃亡まで
- 「レムの英雄スバル」として動くスバル
- ビアンカとフローラ作戦
- アラキラ乱入からのプリシラ乱入
1つずつ見ていきましょう!
グァラル到着から逃亡まで
グァラルからグルニカまでのレムとの旅が始まる、なんてことはありませんでしたw
アベルに全て見透かされて送り出された感ですよ…。
それはともかく、グァラルで繰り広げられたトッドからの襲撃→グァラル脱出が凄く面白かったです。
死に戻りが始まったんで
カカオ
ここから長丁場になりそうやな…
などと思っていたら逃亡が始まってきっちり脱出してみせました。
- 謎の死に戻り開始
- トッドによる犯行だと判明
- 脱出を決意
ここまでの流れがコンパクトにまとまって、それでいて物足りなさも感じませんでした。
26巻もそうでしたけど、1冊の間で割と話がキリ良く終わる感じなんですよね。
まぁ今回は終盤に紅いあの人が唐突に現れて終わりましたが、読後感はスッキリでした。
「レムの英雄スバル」として動くスバル
さすがに「ゼロから!」とはいきませんでしたがw
とはいえ、記憶を無くして以降常に塩対応だったレムが、スバルを頼るような物言いをしたのはめっちゃ前進した気がします。
スバルの心情的にもそうだったのか、レムの英雄としての自覚を思い出して奇策を練りました。
カカオ
ペテルギウスに絶望してたスバルが奮起したあの頃を思い出したなぁ…
ビアンカとフローラ作戦
もちろん作戦名は「ビアンカとフローラ作戦」じゃないですがw
通算2度目のレムの英雄として覚醒したスバルが出した作戦が「女装して好色な帝国二将ズィクルに接近・狙う」だったのは意外でしたね。
笑いましたが。
アベルをビアンカ、フロップをフローラですもんww
でもストーリーはよく練られてると思うんですよね。
- 「ズィクルは好色」という設定を予め26巻で織り交ぜ
- 26巻での敗北などで兵達の不満が溜まっている状態を作り
- ナツミ・シュバルツを再臨させた
26巻の時点で事前の準備をしてたのにはアッパレ。さりげなさ過ぎて僕は覚えてませんでした(苦笑)
また、決して強くはないスバルの手札の中で「ナツミ・シュバルツ」を使った奇策っぷり、そしてそれを成功させるアベルが痛快!
アラキラ乱入からのプリシラ乱入
アラキラが何物なのかは、察するにアベルが何もかも知ってそうなんで28巻で明かされると思われ。
尋常じゃない強さに加えてレムに対するリアクションがめっちゃ気になりますが…。
強さが不思議な感じなんですよね。何でも有りみたいな空気というか。
そんなアラキラに今にもやられて死に戻りそうなスバルでしたが、すごーく態度のデカい女の乱入で助かりましたね。
我らがプリシラ様が降臨!!
しかもアラキラの攻撃を紅い剣で斬っちゃいましたよプリシラw
個人的にはプリシラってリゼロのキャラの中じゃ最強だと思うんですよね。やられる場面が想像つきません。
なんだったらラインハルトよりも頼もしい感あります。
余談ですが「アベルの不遜な態度がプリシラっぽいよなー」と思いながら読んでたんで、まさかのプリシラ登場に驚いてます。
カカオ
どっちも譲りそうにないキャラなんですけど、どーなっちゃうんだろw
微妙だったところ
微妙な点は全くありませんでした。
ただ、話が膨らみ過ぎて終わりが見えなくなるかも?
という不安は感じましたが…。
何せエミリア達の元に帰るどころかヴォラキア帝国の内乱に巻き込まれちゃってますからね。
この内乱を解決に導かない限り、次の展開はなさそう。
しかも今回登場したアラキアは「帝国最強の九神将の一人」とされてました。
九てw
新キャラ(というか敵?)はまだまだ出てくる気配ですね。
ただここで事態を丸く収めれば、今後のスバルにとってプラスになることは間違い無し。
何せ皇帝との人脈ですからね。今回のプリシラのように、困ったときに助けてくれるかもしれません。
カカオ
まぁプリシラは気まぐれ過ぎて、スバルが信頼されてるのか未だ謎だけどw
気になったネタまとめ
ここでは27巻で気になったネタや伏線を挙げていきます。
- 謎の狩人の存在
- チシャがアラキアに入れ知恵
- アラキアがレムを仲間扱い
- ロウアン
1つずつ見ていきまっす!
謎の狩人の存在
26巻で、森でスバル達を襲ったかと思えば守ったりした謎の狩人。
今回はスバルが軽く触れた程度だったんですが、覚えておいたほうがよさそうな気がします。
凄腕の弓使いだからシュドラクの誰か……という説は安直ですかね?
チシャがアラキアに入れ知恵
まず「チシャ・ゴールド」というキャラは重要になってきそうですね。
チシャはアベルとよく似た偽物、いわゆる影武者的な存在っぽいです。
ヴォラキアで起きてるアベル失脚を起こした張本人であることが窺えます。
それを裏付けるシーンがアラキアとアベルが退治していた時の会話。
アベルが言うには、アラキアの言はチシャの入れ知恵とのこと。
アラキアがレムを仲間扱い
個人的に1番気になったのは
- アラキアがレムを鬼だと見抜いて
- しかもレムを仲間扱いした
これですねぇ。
まず今のレムは記憶を失ってて角を出せないんですよ。なのにアラキアには鬼だと分かったんですよね。
同族だから?気配で??
仲間扱いしてたんで、アラキアも鬼族という可能性は十分にありそう。
ただ、そうなるとアラキアは角を出さずにあの強さなんですよね。控え目にいってもヤバい…。
プリシラに攻撃をブッた斬られたとはいえ、その場にいたシュドラクの民全員に圧勝、レムの攻撃も意味なし。
鬼族にとって角が重要なのは、角なしで苦労してるラムを見てるんで分かります。
なので考えられるのは
- アラキアは角を出すともっと強くなる
- そもそも鬼族じゃない(けれど鬼族に近しい何かのためレムを仲間扱い)
この2つのいずれかでは。
あとグァラルに到着した際にスバルが冗談で「巨人」について訊いてたシーンも気になります。
巨人族と鬼族は滅亡寸前とのこと(ちなみに巨人族で僕らが知ってるのはロム爺)
アラキアは、こういった滅亡しそうな種族なのかもしれません。
カカオ
アラキアは挿絵になってたけど、服装や見た目はシュドラクに近かったなぁ。
ロウアン
刀を装備した異世界には珍しいタイプで、酒呑みながらも只者ではなさそう!
と思ったらアッサリとやられてしまったロウアンw
キャラ紹介のイラストにも載ってたし、もっと活躍するかと思ったんですが…。
まさかスバルが死ぬ世界線限りの登場で27巻を終えるとは。
カカオ
あまりにも呆気ない登場の仕方だったんで、今後出てきても忘れないように書いておきたかっただけw
笑った小ネタまとめ
ここでは僕が27巻で思わず笑った小ネタを挙げていく、ただそれだけのコーナーです。
27巻を読んだ方は、僕と一緒にもう1度笑いましょうw
- 俺が長男だったら弱音吐いてた
- エミリアーゼとベアトロミン不足
- あんちゃんは実は姉ちゃんだった
- 鯖折りみたいになるクーナ
こんな感じ。どれも笑った。
新キャラのフロップとミディアムの兄妹が良いキャラしてるんですよね。ミディアムはどこまでいってもコメディ要員ですがw
シュドラクの面々も笑えるキャラが多い。
個人的にはイケメン好きのミゼルダと、そんな姉にガッカリする妹のタリッタが好きです。
カカオ
ビアンカとフローラもちょっとしたネタかと思ったら、まさかそのままで作戦決行するとは思わなかったwww
リゼロ27巻の感想|まとめ
この記事では『Re:ゼロから始める異世界生活27』の感想を書いてきました。
補足しておくと、プリシラはいつも通りのデカい態度でしたw
めっちゃ頼もしくて勝ち確定としか思えませんww
ただプリシラは気まぐれですからねぇ…。フイッといなくなったりしても不思議じゃありあません…。
予告によると、次に発売するのは28巻ではなくEX5巻とのこと。
帝国関連の話を掘り下げるらしいです。プリシラの登場の件も触れるかも?
カカオ
とりあえずEX5巻は普通に続刊として買ったほうが良さそうかな。