※ネタバレ注意
どうもお疲れ様、リゼロ大好きカカオです。
今回は…

『Re:ゼロから始める異世界生活40』を読了したので感想をば。
『Re:ゼロから始める異世界生活40』感想
あらすじ
アル――アルデバランは、ナツキ・スバルたちを裏切り、世界を敵に回す選択をした。
彼が対峙するのは最強の『剣聖』ラインハルト。
無数の“機会”と“作戦”を駆使して挑む戦いは、四百年前の伝説のように進み、やがて他の伝説までも巻き込んでいく。
一方、ラインハルトはアルデバランの野望を阻止すべく立ちはだかるが…。
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了直後の僕のポストです。
リゼロ40巻を読了。リゼロ史上ついに…って展開が来たかもしれない。それぐらい衝撃的で、意外性に富んだ1冊でした。
— カカオ (@kudoshin06s) March 27, 2025
初登場時はモブ程度に思ってた彼女、よもやここまでの超重要ポジションに据えるとは…。
あと表紙のシノビメイドちゃん、めっちゃ好みですw
リゼロには何度も驚かされましたけど、今回の展開はリゼロ全体で考えても驚愕展開に数えてもいいと思います。
ネタバレになるので詳しくは以下のネタバレ有り感想で書いていきますけど、誰が読んでも意外だと思うこと請け合い。
アルについては、戦う相手のスケールが大き過ぎるため、案の定な展開だったのは想像通りでした。
ただ、対戦相手はラインハルトはともかく、他の面々は意外で面白かったですねぇ。
各キャラクターがしっかりと矜持を持っていて、読んでいてとても熱くなれましたな。
とはいえ未だ謎が多いのは変わりません。
アルは以前から謎多きキャラで、様々な憶測が流れています(アルとスバルは同一キャラ説とか)
僕もアルが登場するたびに思考を巡らせますが、気になる描写が散らばってて、まずそれらを一度まとめないとダメな気がしています。
まぁそんなことせずとも、巻数が進めば明らかになるとは思いますが。

カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
『リゼロ40巻』で良かったところ
『リゼロ40巻』で特に良かったと思ったのは以下の3つです。
- 『アルデバラン』VS ラインハルト
- アルの権能の正体を突き止めたロム爺
- 『菜月・昴』の死者の書を読んだペトラ
1つずつ解説していきます!
『アルデバラン』VS ラインハルト
ボルカニカにアルの人格をインストールし『アルデバラン』となったボルカニカ(ややこしいぞw)。
そんな化け物と戦うのはもちろん、俺達のラインハルト!
その戦いぶりは、他のキャラクターとは規模が違いますねぇ。もはやドラゴ〇ボールですw
アニメ3期でラインハルトとレグルスの戦いを見た人なら分かると思いますが、スピード感が凄いんですよね彼。
しかし今回は純粋に火力を相手に立ちまわるラインハルトが見られました。アルはアルで、とんでもねぇ対策してきてましたねぇ。
そんな対策をその場で加護をもらってやり過ごすラインハルト…チート感が凄い。
そんな彼をどうにかするには、メンタルを攻めるしかなかったみたいですね…。
アルの権能の正体を突き止めたロム爺
40巻はとにかく意外な展開が多かったんですけど、ロム爺の活躍が大きかったのもその内の1つでした。
なんならラインハルトよりもロム爺のほうが、アルに対して善戦したと思えるほど(まぁ『アルデバラン』がいなかったからなんですけどね)
とにかく策士なんですよロム爺。
リゼロ序盤でエルザ相手に棍棒振り回してやられる印象が強いキャラなんですけど、ところがどっこい、作戦指揮を任せてみると隠された手腕を発揮。
亜人戦争の頃はかなり活躍したみたいです(外伝か短編で読んだような…覚えてないな…)
ロム爺の策を攻略していくアルに対し、ロム爺は可能性を潰していくため様々な手を使っていきます。
そしてついに、アルがやり直していることに気付いた(死ぬのが条件かは分かっていないと思われ)
ここまで辿り着くとは思いませんでしたねぇ。
ちなみにこの戦いはラインハルト戦とは規模が小さくはなりますが、トンチンカンが矜持を見せてくれる熱いシーンがあって良かった。
『菜月・昴』の死者の書を読んだペトラ
アルがスバルの鞄に仕込んでおいた『菜月・昴』の死者の書を、まさかペトラが読んでしまうとは…。
わざわざこのアイテムを用意するからには、誰かが読むだろうとは思ってましたが、そうかペトラでしたか…意外。
ペトラって、僕は正直言って初登場時はモブに毛が生えた程度の認識だったんですよ。
でも物語が進むにつれて重要度が増し、ついにはスバルの秘密を共有するにまで至ってしまいましたわ(しみじみ)
ただ、ペトラがいったいどこまでスバルにまつわる情報を共有したのかは、まだ定かではありません。
死者の書の特性を考えると、もう全部知ってるんじゃねーかと思わずにはいられませんが…。
でもペトラに読ませたことで、現時点で一時退場してしまっているスバルを、疑似的に復活させた感あるんですよね。
まぁペトラが死に戻りを会得してるとはさすがに思えませんが、この絶望的な状況下において僕の目には希望と映りました。
微妙だったところ
僕は何も思わなかったんですが、賛否が分かれそうだなーと思ったところが1つ。
短編からのキャラクター登場ですね。
ここ最近出たリゼロの短編や外伝、実は僕読んでないんですよ(この記事を書いてる時点では)
加えて昔読んだ短編や外伝は、記憶が薄れている始末。
そんなワケで今回フェルトが引き連れていたキャラ達は知らないんで、僕はサラッと読んでました。
それで十分に楽しめたし、話の重要なポイントが理解できないなんてことはなかったです。
でも中には微妙に思う人もいると思うんですよねぇ。まぁラノベではよくあることなんで、気になった人は短編も読んでおくと良きかなと。
考察
ここでは40巻を読んで気になったポイントを挙げて考察していきます。
正直気になるポイントだらけなんですけど、頑張って3つに絞りました。
- アルはモゴレード大噴口に何を捨てに行く?
- アルが暴食の大罪司教、ロイ・アルファルドを復活させた理由は?
- ペトラはスバルをインストールされたの?
1つずつ考えていきましょう!
アルはモゴレード大噴口に何を捨てに行く?
モゴレード大噴口はカララギにあって、「誰も手を出せないところに繋がる穴」とのこと。
アルの目的は、そこに何かを捨てに行くことらしいです。
何を?
そしてその穴はどこに繋がってる??
まず捨てる物なんですが、スバルとベア子なのかなと思うんですよね。
というのも、スバルに死に戻りがある以上、アルと戦ったところで延々と戦いが終わりません。
だったら
封印→投棄
の流れは自然です。
そして穴が繋がってる先、それは現代日本……であって欲しいですねぇ。
すいません、これは考察というより僕の願望でしかないっす。
聖域編でスバルの両親を見てるせいか、どうしてもスバルには日本に帰る手段があって欲しいと思っちゃうんですよね…。
アルが暴食の大罪司教、ロイ・アルファルドを復活させた理由は?
これはマジで謎。というか封印されてたのね暴食くん…。
単純に戦力として加えるには大きいですけど、従えるにはあまりにもリスキーです。
そうなると、復活させたというより、未だ記憶が戻ってないレムや、忘れられたままのユリウスを元に戻すための施策なのでは…?
ちなみにここで言う「施策」とはアルが考えたのではなく、作者目線でという意味です。
アルがどうしてロイを表に出しちまったのかは、サッパリ分かりませんし、何てことしちまったんだコノヤロウとしか思えませんw
ペトラはスバルをインストールされたの?
ボルカニカがアルの死者の書によって『アルデバラン』となったように、『菜月・昴』の死者の書を読んだペトラは『ナツキスバル』みたいになっちゃったのかどうか。
40巻を読み終えた人なら気になりますよね。
終盤で意識を取り戻したペトラの様子を見るに、『ナツキスバル』にはなってないと思われ。人格はペトラでしたし。
ただ明らかに目覚めた後のペトラは、自分がやるべきことが分かっている様子で迷い無く行動していた感じ。
そして挿絵に描かれたペトラのすぐ傍にいるスバル。
僕が思うに
- ペトラにスバルはインストールされなかった
- でもスバルの人生は追体験した
- 結果、ペトラはスバルの意思を受け継いだ
こんな感じかなと。
たしか死者の書の性質って『書かれている人物の人生の追体験』『願いや意思を受け継ぐ』だったような気がするんで(違ってたらゴメン)
何にせよ、スバルはベア子と一緒に封印されてるものの、ペトラがその意思を受け継いで動いてると思われ。これは希望!
ただここで1つ疑問。
アルはこの可能性に気付いていないんですかね…?
あの用意周到な男が?
うーん、まだ楽観はできないですね…。
『リゼロ40巻』の感想|まとめ
この記事では『Re:ゼロから始める異世界生活40』の感想を書いてきました。
個人的にはリゼロ屈指の超展開になったかなと。
何せスバルについて深く知っているのって、エキドナだけでしたからね。
しかしここに来てペトラとは…。まぁ死に戻りについてどこまで理解したかは分かりませんけど、あの描写の仕方だと、理解したのでは…。
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