※ネタバレ注意
どうもお疲れ様、リゼロ大好きカカオです。
今回は…

『Re:ゼロから始める異世界生活42』を読了したので感想をば。
『Re:ゼロから始める異世界生活42巻の感想
あらすじ
アルデバラン達の目的地と権能の謎を明かし、囚われたスバル救出と計画阻止のため、エミリアとフェルト陣営が手を組み総力戦へ。
切り札で分断されても願いを貫く敵に対し、エミリア達『アルデバスターズ』は決戦を挑む。
そして、アルデバランを支える『紅桜』と、復活した『英雄の介添え人』の激突が幕を開けるのだった。
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了した後の僕のポストです。
リゼロ42巻を読了。
— カカオ (@kudoshin06s) September 25, 2025
たまに表紙の内容を終盤でちょろっとしか再現しない時があるんですけど、今回はそんなこともなくて安心したw
あとこれまで謎だったことが明らかになったり、解明とはいかずとも触れてくれたりもあって、ワクワクが止まらん1冊でしたねぇ。https://t.co/cY5ncnCqEm#ad
たしかマデリンが表紙だった巻が、終盤にちょろっとしか出さなかった気がします。
まぁ今回はそんなこともなく、表紙の通り…いやそれ以上の活躍を見せてくれましたなぁ。
全体的にガッツリとバトル描写なんですけど、今回は複数キャラによる連携が目立って増えてました。
その連携を可能にしてるキャラがいるんですけど、初登場時はモブ一歩手前みたいな感じだったので「随分と出世したなー」と感慨深いw
あとシリーズを通してずっと気になっていた謎についても踏み込んでいたりもして、ここから怒涛の伏線回収ターンに入るのではと期待大です。
この42巻の時点で明らかになった謎もあるので、バトル以外の部分でも読み応え大!
41巻まで読んでるなら、迷わずポチッて損はないかと!

カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
『リゼロ42巻』で良かったところ
『リゼロ42巻』で特に良かったと思ったのは以下の5つです。
- スバルが磨いたモーニングスター振るうレム
- スバルの権能に気付いたレム
- ラム、ペトラの養女となる(暴食対策)
- 『憂鬱の魔女』ペトラ・レイテ爆誕
- ロズワールが良い意味で「らしくなかった」
1つずつ解説していきます!
スバルが磨いたモーニングスターを振るうレム
41巻でレムは復活したんですが、正直言うと僕は
「まだ何かあるんじゃね…?」
と、完全復活したかどうかを疑っていました。何せ目覚めたと思ったら記憶失くしてましたからね…。
しかし42巻のレムの活躍を読む限りでは、僕の杞憂だったと思われ。
アルとヤエに向かって元気良くモーニングスターをブン回してましたよ。俺達のレムが帰ってきたぜ!
殊更「スバルが磨いたモーニングスター」を強調して、さらに「愛情鉄球」とか書かれていたのもポイント高いw
バトル描写以外でも、スバルに一途過ぎるがあまり天然を発揮して笑いを誘うシーンもあったりと、読んでて幸せでしたわ。
スバルの権能に気付いたレム
アルの権能が時間遡行であることに気付いたエミリア陣営なんですけど、レムはそれをヒントに、スバルもまた同じような権能持ちだと気付いたのには驚きました。
ペトラに続いて二人目ですな。
ただレムの場合は「死に戻り」の全容を知ったわけではなさそう。どうやって時間を戻ってるかはたぶん分かってない。
加えて、時間遡行を自分のためでなく仲間たちのために使うスバルに惚れ直してるレムが良きw
ラム、ペトラの養女となる(暴食対策)
暴食の大罪司教ロイの権能に対して、エミリア陣営が取った対策が面白かった!
暴食って相手の名前を知っていなければ発動できないんですよね。それどころか吐き気に襲われて戦闘中に隙ができてしまう。
その弱点を突いて、ラムは養子縁組によりペトラ・レイテの養女「ラム・レイテ」となった。ラムじゃないんですw
他のキャラも同様らしく、あみだくじで決めたらしいw
これにより、ロイの暴食は封じられたワケです。そういやレムが喰われた時は、最初に名乗ってたよなぁ。
ロイは名前を変えたことには気付いたんですけどねぇ。さすがにペトラの養女とは思うまい。
個人的には、ラム以外のキャラがどんな名前になったのか気になりますねw
『憂鬱の魔女』ペトラ・レイテ爆誕
今回のMVPはペトラですねぇ。クリンドの権能『圧縮』の魔女因子をペトラに持たせて、ペトラも『圧縮』を使うスタイル。
これにより、様々な時間を圧縮させることが可能になったのはデカい。
今回の戦いなら、敵の場所まで移動する時間を圧縮して、あたかもテレポートさせるかのように任意のキャラを出現させたり、逆に引っ込めることが可能となったワケです。
「クリンドがやればええやん」
と、思われるかもしれません。
が!
まずアル陣営を3つに分断し、その内のボルカニカをロズワールと一緒に倒さなくてはいけなかったので、彼はキャラの出し入れをしてる場合じゃなかったんですw
ちなみに『圧縮』は憂鬱の魔女の権能らしく、ペトラは自ら『憂鬱の魔女』を名乗ってました。
なんか、可愛い挿絵と共に描かれていて笑ったw
ロズワールが良い意味で「らしくなかった」
個人的に42巻はレムの活躍が1番良かったんですけど、2番目はロズワールの戦いぶりですね。
実にロズワールらしくなかったんですよ。それが逆に良かった。
さすがのロズワールもボルタニカ相手には己の最大火力をぶつけても敵わずボロボロになる始末(これはこれでレアな状態なので面白かったw)
そこから彼は、「ボルタニカ勝利」の条件を引き下げることを検討したのです。ここで死んでは意味がないという判断ですね。
おそらく何らかの方法で戦略的撤退を検討していたと思われ。
そんな姑息な立ち回りが脳裏をよぎったというに、ロズワールは立ち上がり、まだ戦おうとする。
そんな自分に驚くっていう、今までのロズワールからは考えられないムーブでしたね。
たぶん、これまでのスバル達との関わりを経て、ようやくロズッちも変わってくれたんじゃねーかなと。うん。
この後の大バトルは、ぜひ42巻を読んで味わってください。
もっとロズワールらしくなくなりますぜ。
微妙だったところ
ない。
まぁ主人公不在の状況がちょっと長いかなーとは思いますけど、その穴埋めは十分されているかと。
あとペトラによる「イマジナリースバル」の存在が、主人公不在だと思わせない要因になってますなw
42巻で気になったポイント
ここでは42巻を読んだ僕が、気になったポイントを3つ挙げていきます。
- アル的には「レムが生きてること自体が違う」件
- 「今の代のパトラッシュ」とは?
- ロズワール「先生を知る君に私をそう評される」
1つずつ見ていきましょう。
アル的には「レムが生きてること自体が違う」件
ついにこの謎に触れてくれましたね…!
事の発端はスバルが白鯨やペテルギウスと戦っていた時まで遡ります。
まだ何もかも上手くいかない段階で、スバルがプリシラに助けを求めて盛大に拒否られたことあったじゃないですか。
あの時にアルはラムとレムを間違えて、物凄く驚いてたんですよね。
しかしレムはアルと面識はないとのこと。
この描写を僕はずーっと気にしていて、アルが登場するたびに感想記事で書いていたような気がしますw
それがついに42巻で…。
まだ謎の答は示されていませんが、少なくともアルとしては「レムが生きていること自体が話が違う」とのこと。おいおいおい、きな臭くなってきたじゃねえか。
「今の代のパトラッシュ」とは?
これはアルのさり気ないセリフなんですけど、「今の代のパトラッシュ」って彼は言ってたんですよね。
今の代とな?
じゃあ先代のパトラッシュがいるの?
地竜の忠誠心ってスゲェよなー、みたいな会話中のセリフで、すぐに別の話題に移るから重要そうな事柄とは思えない(あるいは思わせない意図があるかも)
アルの権能を考えると、数多の世界線の中のパトラッシュという意味とも取れなくはなさそう。
ただそれだと、全てのキャラに対して「先代の~」と付けられちゃうんですよね。
そもそもアルの描写を読んでいると、400年前から存在している感じがしてなりません。
そこら辺も含め、ちょっと覚えておきたい謎でした。重要じゃなかったらゴメン。
アルとエキドナの関係
もう42巻以前の描写でアルとエキドナが師弟関係のような感じであることは分かっていましたが、今回は挿絵もしっかり描かれていたこともあり、いよいよ謎がしっかりと形になった気がします。
アルとエキドナって何で知り合えたの?
エキドナはどうしてアルに『オル・シャマク』なんて禁術を教えたの?
できればエキドナ本人に登場して会見でも開いて頂きたいw
『リゼロ42巻』の感想|まとめ
この記事では『Re:ゼロから始める異世界生活42』の感想を書いてきました。
帝国編のバトルも凄かったんですけど、今回のバトルはさらに規模が凄いことになってましたねぇ。
加えてこれまで謎だったことも明らかになったり、なりつつあったりで読み応えは十分!
でも何よりも、レムが完全復活を遂げてくれたのが嬉しいですね。うん。
▼他の巻の感想
▼合わせて読みたい記事