※ネタバレ注意
カカオ
どうもお疲れ様、レム推しのカカオ(@kudoshin06s)です。
今回は…
『Re:ゼロから始める異世界生活23』を読了したので感想をば。
最初にザックリと感想を言っちゃうと
- これまでとは違う雰囲気の鬱展開だった
- とにかく謎だらけ
- 辛い話が多かったけど24巻からは上向きになりそうな気が…
こんな感じ。
『Re:ゼロから始める異世界生活 23』感想
あらすじ
ってな感じです。
感想(ネタバレ極薄)
以下は読了直後の僕のツイートです。
いつぞやレムが言った「ゼロから!」ってシーンがありましたけど、あの時以上にゼロからでしたね。
スバルの記憶が失われ、これまで培った経験や信頼がゼロになったワケですから。
もちろんエミリアやベア子からの信頼はそのままでした。
厄介なのはスバルから見ると初対面な顔ばかりで信頼に足らないという点。
平時ならともかく今は塔を攻略中という異常な状態だから尚更です。
プレイしてるゲームで好きなキャラが弱体化アプデされた時のような気分を味わいましたねw
ストーリー的には
- とにかく謎が多かった
- ミステリーっぽい雰囲気も感じられた
こんな感じですね。
感覚的にはロズワール邸で色々あった頃みたいな気分です。
あの時もスバルがどうして死んでしまったのか謎でしたよなぁ。
カカオ
以下はネタバレ盛りだくさんな読んだ人向きの内容なので、まだ読んでない人は撤退しよう!
僕が面白いと思ったところや気に入ったところをピックアップしていきます。
リゼロ23巻の面白かったところ
23巻を読了して個人的に面白いと思ったところを4つピックアップします。
- スバルが記憶を無くしたらどうなるかが読めた
- スバルにとって最も未知の存在は『ナツキ・スバル』
- 死者の書の使い方
- エミリアたん、スバルのこと好きやんw
1つずつ見ていきましょう。
スバルが記憶を無くしたらどうなるかが読めた
これまでのリゼロだと
- スバル以外のキャラが特定の記憶を失う
- クルシュが記憶を失う
これらはあったんですけど、まさかスバルが記憶を無くす展開が読めるとは思わなかったんで正直ワクワクしました。
実際読んでみるとコレが凄く面白い。
序盤は割とコメディな部分もあったけど、全体的にはスバルは混乱し周囲は戸惑ってる感じ。
特に死に戻ったときの最初の反応が「予知夢」でしたからね。なるほどそう来たか。
スバルにとって最も未知の存在は『ナツキ・スバル』
これは2つの意味で面白かったです。
1つ目は、記憶を失ったスバルにとって最も謎だったのが記憶を失う以前の『ナツキ・スバル』だったというのが意外だったこと。
コンビニ帰りのスバルといえば、学校に行かず引き籠っていた頃です。
なのでどうして自分がエミリアやベア子にあそこまで信頼されているのか理解できないんですよね。
「ナツキスバルに限ってそんなことあるワケない」、みたいな。
2つ目は読者視点からも現在の『ナツキ・スバル』が謎になったこと。
詳しくは後述しますけど、スバルの知らない間にメイリィを手にかけたりと謎の行動が多い。
その「知らない間」に動いているのはおそらくスバルではない何かだとは思うんですけどね…。
カカオ
それが何なのかがサッパリでござる
死者の書の使い方
死者の書で面白かったのは以下の2つ。
- 一緒にいるはずのメイリィの名前がタイトルになった本が出現
- 記憶を見たいキャラに手をかける
メイリィの名前が出る直前に彼女が息絶えた姿を読んでいるんで驚きは半減しました。
でも「なるほどこういう使い方があったか!」と感心しましたね。
いっそ死に描写をやる前にキャラの名前をタイトルにした本を発見させたほうが面白かったのでは、と思うまであります。
2つ目は死者の書そのものの使い方ですね。
記憶が無くてしかも誰かに殺されたらしいスバルにしてみれば、誰もかれも疑わしく思えます。
そうなると死者の書の「死んだ者の記憶を追体験できる」という性質はめっちゃ使えますよね。
誰が何を考えているのかも分かりますからね。
死に戻りと組み合わせれば最強じゃないですか。
カカオ
ただ結局、スバル自身の性格もあって実現はしなかった。よかったw
エミリアたん、スバルのこと好きやんw
ここ1番大事w
魔獣はわんさか出るしエキドナやベア子はやられ、控え目に言っても絶望しかない。
ワケの分からない闇は迫ってきてあわや!
ってところでエミリアたん登場。
それでも絶望するスバルに、エミリアは告白する。
そこでスバルが記憶を失う前のナツキ・スバルとの違いをはっきりと見出したところが熱かったですなぁ。
まぁエミリアは「気が付くとスバルのこと目で追ってる」みたいなことを言っちゃったりしてたんで「うん、知ってた」って気もしますがw
カカオ
ただこの世界線は終わってしまったので今後どうなるかは不透明だね…
微妙だったところ
特になし。
ただ個人的なことなんですけど、23巻ともなると過去にあったストーリーを覚えてないとキツい部分も出てくるなぁとは思いました。
リゼロに限った話じゃないですけどね。
どうしても長期続くラノベって記憶が曖昧になる部分が増えます。。。
カカオ
そろそろ読み返すタイミングかもしれない
リゼロ23巻を好き勝手に考察していきます
考察というか気になった点を列挙して、好き勝手に考察していきます。
- バルコニーに逃げた際に聞こえた「スバルの聞いたことない声」とは
- 刻まれた『ナツキ・スバル参上』
- メイリィの母親の口調ってどこかで…
- たくさんの魔獣はメイリィの仕込み説
- 記憶を失う前のスバルは誰の記憶を読んだのだろう
多いんで1つずつサクッと触れていきます。
バルコニーに逃げた際に聞こえた「スバルの聞いたことない声」とは
記憶を失ったスバルにとって「気いたことない声」なので既出のキャラの可能性は十分にあります。
また、この時点でスバルは少なくとも同行者の顔は全員把握している。
加えてその何者かはスバルを「英雄」と呼んでいることから……誰だろう。
カカオ
そういえばレムが暴食の大罪司教と戦ったときに確かスバルのことを英雄とか言っていたような……記憶が曖昧でゴメン!
刻まれた『ナツキ・スバル参上』
「ナツキ・スバル参上」などと書くのはどう考えてもスバルです。記憶の有無は関係ないと思われ。
日本語で書かれてますしね。
ただ書き方が体に直接刻んだり、壁一面だったりと常軌を逸しているのが謎です。
カカオ
ただでさえ記憶喪失なのに、さらに記憶が途切れるとか大変すぎるw
メイリィの母親の口調ってどこかで…
メイリィの記憶を追体験してたときに、母親(本当の親じゃないと思うが)のセリフが書かれていましたねぇ。
かなり独特な口調で。
でも既視感あるんですよねぇあの喋り方。気のせいかもしれませんが。。。
カカオ
やはり読み返すしかないのかもしれない
たくさんの魔獣はメイリィの仕込み説
終盤のほうで魔獣が大量発生して大変なことになりましたけど、なぜ魔獣が塔の内部にあれほど登場したのかは謎のままです。
ただメイリィの記憶の中で、彼女は塔の周囲に魔獣を仕込んだと言っていました。
塔の内部に魔獣が現れたとき、メイリィは既にこの世にはいませんでした。
ということは、メイリィの制御を失った魔獣が暴走して現れた…?
カカオ
ただ結構タイムラグが結構ある気が…。
記憶を失う前のスバルは誰の記憶を読んだのだろう
スバルは記憶を失う前に何か閃いたのか、死者の書を読みに来ています。
現場にいたメイリィ視点から、どうもそこからスバルの様子がおかしい感じがしましたね。
喋り方からしてスバルっぽくありませんし。
いったい誰の記憶を追体験したのか。
死者の書の性質を考えると、既にこの世にはいないキャラってことになりますが果たして…。
リゼロ23巻の感想|まとめ
この記事では『Re:ゼロから始める異世界生活23』の感想を書いてきました。
ただでさえ謎が多いのにスバルが記憶を失ったせいで謎まみれになった感ありますね。
ここまで鬱展開になれば、24巻からはテンション上がってくる感じになる……と思いたいです。
カカオ
ラストのエミリアの告白からスバルの決意を読む限りでは、大逆転劇が始まると期待してる!