※ネタバレ注意
どうもお疲れ様、カカオ(@kudoshin06s)です。
『クズが聖剣拾った結果4』を読了したので感想をば。
これにて完結!面白い物語をありがとうございました!
4巻にて完結した『クズが聖剣拾った結果』。最後まで軽快な台詞回し、文章で、とても笑わせてくれました。
ラストとなった4巻はファンタジー色はかなり控えめで、来栖と和佐、苅羽の三角関係に焦点を絞っていたのが印象的でした。
舞台は修学旅行先の京都、大阪で、苅羽を巡って来栖と和佐が衝突する場面も。
異世界側のお伽噺と苅羽たちの関係を絡めて物語を上手くまとめていたと思いました。
来栖が異世界に行ってしまったところで4巻を終わらせて5巻に続くのかと思っていただけに、ちょっと残念で寂しい気もします。
とはいえ、変に長く続けるよりはここで終わったほうが区切りがいいような気もします。
4巻に限ったことではなく、このシリーズ全てに言えることですけど、安定した面白さが全編を通して描かれていて「きっと面白くなる」と安心して読めるんですよねぇ。
くさかべかさく先生のほかの作品もぜひ読みたいです。
新作、待ってますっ!
よく考えてみれば4巻構成って長いですよ
本編を読み終わってあとがきを読んでみたら「終わりです」とあった。
それを目にしたとき僕は「ラノベにしては短かったなぁ」と思ったんですけど、普通に考えたら文庫にして4冊の物語って長いなとw
一般文芸で考えてみたら、上下巻とあるだけで「うお、結構なボリュームだぜ…」と、時間の無さを理由に読み始めるのに躊躇するところなのに、いつ終わるのか見当もつかないラノベを手にして読み始めるのはこれいかに…。
まあ、慣れちゃってるんですよ。10巻以上続くラノベにね。
どんなに面白い物語も、完結しない作品は論外だと僕は思っています。
そこいくと、『クズが聖剣拾った結果』はしっかりと完結していたのでよかったのではないかと。
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本レビュー くさかべかさく『クズが聖剣拾った結果』 ネタバレ注意